フランスワイン 10大産地まとめ

2024年1月12日金曜日

Wine雑学

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French Wine 概要

フランスは、生産量ではイタリアと第1位を競い合っているものの、質的水準の高さにおいては常にトップの座を譲らない。

産地は10の地域に分けられ、それぞれの地域が気候・歴史・風土の違いによって栽培する葡萄品種が違い、性格の異なるワインを生み出している。

歴史と伝統を重んじながらも最新の醸造技術を導入し、原産地呼称制度AOC)によって、品質の高さと個性を維持管理し、 指導的役割を果している。

1)ALsace (アルザス)
   フランスとドイツの文化が育んだ品のいい辛口白ワイン産地。
2)Champagne (シャンパーニュ)
     王侯貴族に愛された発泡酒の王様は、いつの世も変わらないシャンパン。
3)Loire (ロアール)
     古城が点在し「フランスの庭園」と愛称され、ひしめく葡萄畑が多彩なワインを生む 。
4)Bordeaux  (ボルドー)
     常にワインの世界に君臨する性格の異なる2つの銘醸地のひとつ
5)Bourgogne (ブルゴーニュ)
     常にワインの世界に君臨する性格の異なる2つの銘醸地のひとつ
6)Jura & Savois (ジュラ・サヴォワ)
     アルプス山麓の畑が育む異色のワイン産地。
7)Rhone (ローヌ)
     古代ローマ文化と葡萄栽培を伝えた交易路が造る多彩なワイン産地。
8)Provence (プロヴァンス)
     輝く太陽、紺碧の海、気取らない人生を楽しむ風土が造るワインの産地。
9)Languedoc & Loussillon (ラングドック・ルーション)
     量産地、カタロニア文化の匂い立つワイン産地でもある。
10)Southwest (南西地方)
     ボルドーよりも古い歴史を持ち、個性的なワインを造るワイン産地。

  • Bordeaux, Burgundy,  Champagne 、の本拠地である France は、間違いなく世界で最も重要なワイン生産国です。何世紀にもわたって、他のどの国よりも大量に、そして高品質のワインを生産してきました。
  • ワインは、社会のほぼすべてのレベルでフランス文化に根付いています。エリートと庶民の両方の飲み物であり、フランスの多数派の宗教であるローマカトリックの重要な象徴です。
  • France Wine の永続的な魅力は、必ずしも量や名声ではなさまざまなスタイルです。消費者の好みは何世紀にもわたって変化し、フランスのワイン醸造業者は利用できる地形やブドウ品種から新しいスタイルのワインの開発をして来ました。赤、白、ロゼ、甘い、辛口、スパークリング、贅沢、厳粛、ミネラルの香り、フルーティー等、様々なワインを生産しています。 
  • France Wine の多様性の一因は、国の幅広い気候によるものです。
  • 最北端地域の Champagne は、ワイン生産の世界で最も涼しい気候の1つです。
  • 東部の Rhone Valley は、暖かく 乾燥しています。
  • 南西部の Bordeauxは、西の大西洋とブドウ園の間を流れるさまざまな川の影響を強く受けた海洋性気候です。
  • 東部地域 の Burgundy や Alsace は、海洋の影響からはほど遠い大陸性気候で、夏は暖かく、乾燥し、冬は寒くなります。
  • フランスの深南部の Provence and Languedoc-Roussillon は、暑い夏と比較的穏やかな冬が特徴の地中海性気候を楽しめます。
  • 地質学と地形は、France Wine の多様性において等しく重要な役割を果たしています。国の多数の独立して認められたワインの地域とサブ地域は、その幅広い土壌タイプとそれらを生み出した風景を映し出すてます。
  • 各サブリージョンは、その特定の地理的特徴によって、生産されるワインに特定の特徴が生まれます。Beaujolais の花崗岩の丘から Chablis の白亜の斜面や Medoc の砂利まで、ブドウ園が開発された場所はテロワールの概念の中心にあります。
  • 地域のterroirは、その伝統的なワインを生産するために使用されるブドウの品種を決定します。ワイン醸造業者は、利用可能なブドウ品種を選択して、地元の土壌や気候に最も適したものを育てていました。このように、フランスのワイン産地とその主要な品種との関係は、Pinot Noir とBurgundy の密接な関係にあるように、何世紀にもわたって自然に進化してきました。
  • 品種が複数の地域で使用されている場合、それぞれで生産されるワインのスタイルも自然に進化しました。たとえば、Champagne (クリスプ、タルト、酸性、スパークリング)と Macon (丸み、熟した、濃厚、フルーティー)の Chardonnay の違いを比較してください。
  • France の appellation system(アペラシオンシステム)は20世紀初頭に作成され、それ以来、他の多くの国で模倣されてきました。この複雑な法体系は、最終的に各ワイン産地とその境界を定義し、ワイン造りの慣行に厳格な規則を課し、フランスワインの名前を保護し、製品自体の品質と出所を保証することがその主要な目的です。他のどの国もこのような appellation system を開発していません。 
  • 2012年の時点で、AOCタイトルの下で450以上の appellation があり、さらに150の Vin de Pays / IGPタイトルがあります。
  • 毎年、フランスは約775,000haのブドウ園から5000万hL以上のワインを生産しています。これは標準ボトルで65億本になります。


フランスワイン原産地呼称法


A.O.P.とは、EUのワイン法の格付けで、フランスワインの格付けに用いられている。
フランスには独自の法的規制のAOC(Appellation d'Origine Controlee /原産地呼称統制)
が 1935年に国で定められていた。
2009年の法改正で、AOP(Appellation D'origine Protégée /原産地名称保護)という格付け表記に変更となったが、A.O.C.の従来通りの表記も認められているので、A.O.P. とA.O.Cは一緒だと思っても良い。

AOP(Appellation D’origine Protégée)原産地呼称保護ワイン

これに分類されるワインは、ワイン法によってブドウの生産地や醸造所、生産法、使用品種などが決められている他、官能審査にクリアしているワインです。

IGP(indication géograghique protégée)地理的表示保護ワイン

生産地域や使用品種などが細かく定められていますが、畑まで細分化されている「AOP」よりも保護している区分けが広く規定も緩やかです。

Vin de France

新世界のワイン産地や新興のヨーロッパ産地との競争が激化し、品質レベルをVin de Tableレベル以上に引き上げる為、ヴィンテージと地域の記述ができる「Vin de France」のカテゴリーを作った。Vin de Tableのカテゴリーでは、EU内で栽培されたブドウであればワインを作ることができるが、原産地、ヴィンテージをラベル表示することができません。南フランス(ラングドック・ルシヨンなど)のカリニャンやメルローなどの高収量のブドウから生産されています。
 Vin de Franceに「ダウングレード」 された品質の高いワインの例
  • マルゴーのカベルネソーヴィニヨンとメルローと、ローヌ渓谷北部の豊かで柔らかなシラーを組み合わせた「Ch. Palmer」XIX’ヴィンテージ。
  • アルザスのAOP法ではシャルドネをスチルワインに使用することは許可されておらず、アルザスの著名な生産者 Zind-Humbrechtのシャルドネを使用したワインである「Zind」。
  • サンテミリオンの原産地法で禁止されているブドウの木をシートで覆ったため Vin de Tableに格下げされたBadonThunevinの禁断のワイン。(大雨の時期でした)

AOC(Appellation d'Origine Controlee) /原産地呼称統制

AOCワイン
 地方、地区、村、畑、という順序で、その単位が狭められていき、区画が小さくなるにつれ規制内容は厳しくなり当然上質になる。
ブルゴーニュに於いては、畑に格付けがなされ、ボルドーに於いては、シャトー(生産者)に格付けがなされている。

Van de Pay
 いわゆる地酒。限定された産地の葡萄だけで造られれ、決められた品種を使用する。
ある程度産地の個性を出すことができる。
ラベルにはVan de Pay と表記されるその後に産地名が付記される。

Vin de Table
 テーブルワインと言われフランスで日常的に飲まれているワインで、その多くは地中海沿岸で大量生産されるワインをブレンドしたもの(ヴィンヤードが生産地域外にある、使用されているブドウの品種または醸造技術が地元のアペラシオンの規則に準拠していないなど)。
一般に、原産地、原産国の異なるワインをブレンドして造られるが、フランス産のみの時「Vin de table francais」と表示される。
企業が商標をつけ販売することが多い。


地域ごとの格付け                                 フランスワインを難しくしている原因のひとつに、国全体での格付けは3つですが地域ごとに細分化された格付けが有る事です。

Bordeaux 地域

 AOC(原産地統制名称)では、<地域><地区><村>と小さくなるにつれワインの質に対して厳しい規制が有り、<地区><村>の規定にあわないワインは<地域AOC>を名乗る。


Bordeaux の5地区
  1. Médoc
  2. Graves
  3. Entre-deux-Mers
  4. Libournais
  5. Blaye & Bourg
Bordeaux 地区の格付け
  • 銘醸地ボルドー地区の場合は、ワインを生産するシャトーごとに格付けが有ります。
  • フランスのAOC(原産地統制名称)ワインの約4分の1に当たる膨大な量のワインを産出する。 並酒から最高級ワインに至るまで幅広く生産する多彩な銘醸地域である。
  • 歴史的に英国領だった。
  • ワイン産業の一大拠点で、 12,500のワイン生産者、57の共同組合、400のネゴシアン、130の仲買人がいる。
  • 銘酒がシャトーワインである。
  • 7対3で赤が主体。

Medoc 地区の格付け

この等級はフランスのワイン法が制定された1935年から80年遡った1855年、パリ万国博覧会時にナポレオン3世の命令により、ボルドー市商工会議所が制定しました。
61のシャトーが1級から5級に分けられており、さらにその下にはクリュ・ブルジョワ級があります。例外的にグラーヴ地区の第一級シャトー「シャトー・オー・ブリオン」がはいっています。
第一級シャトー
「Ch.Latour」「Ch.Lafite Rothschild」「Ch.Mouton Rothschild」「Ch.Margaux」
「Ch.Haut Brion」
第二級シャトー
14シャトー 「Ch.Ducre Beaucaillou」他
第三級シャトー
14シャトー 「Ch.Calon Segur」他
第四級シャトー
10シャトー 「Ch.Lafon Rochet」他
第五級シャトー
18シャトー 「Ch.Lynch Bages」他
Cru Bourgeois級
「Ch.Gloria」他

 上記以外に生産者の努力により現在では実際の等級より1級に継ぐ存在としての評価を得ているシャトーを市場は「Super second」と呼んでいます。
2級シャトーの「Ch.Cos-d'Estournel」「Ch.Pichon Longueville Baron」「Ch.Montrose」「Ch.Pichon Longueville Comtesse de Lalande」「Ch.Ducre Beaucaillou」「Ch.Le'oville Las Cases」、3級シャトーの「Ch.Palmer」、5級シャトー「Ch.Lynch Bages」など。

Graves地区の格付け

 Graves地区は、ボルドー市の南、ガロンヌ河左岸に幅12km、全長約60kmの地帯に広がる。
ガロンヌ河はその源をスペイン国境のピレネー山脈に発している。
畑は、砂利を意味する「Graves」と言う地名の由縁であるガロンヌ河が運んだ砂利と玉石に覆われている。
ボルドーの港に近く、ワインの輸送手段としてのガロンヌ河があり、南に通ずる主要街道がクラーブ地区を通っていると言う恵まれた立地条件が、他の地区に先んじて、クラーブワインの流通に大きな役割を果たした。Medocが有名になる18世紀以前は、Gravesのワインが圧倒的にもてはやされ、英国に輸出されるClaretの一大産地だった。

Graves地区の5つのAOC
 AOC Graves
 並酒の白の産地だったが1970年代に入ってから赤が増え品質の向上がめざましい。
 白も軽い辛口のタイプが多くなった。
 AOC Pessac-Leognan
 ボルドーの町に近いこの北部のAOCは、良質の赤ワインと辛口白ワインを産する。
 ボルドーの街の南からペサックとレオニャンとその周辺の8つの村がこの村名AOC。
 グラーブの格付けシャトーが殆どこの地区に集中している。   
 AOC Sauternes / AOC Barsac / AOC  Cerons
 ガロンヌ河とその支流の合流する地形が朝霧を発生させ「貴腐葡萄」を育てるフランスを代表する甘口白ワインの産地。

Graves 地区の格付けは、等級を決めていないので、メドックの1級 Ch: Haut Brion から、メドックの5級程度か、それ以下に相当するものまで、その品質には大きなひらきがあり、価格の差も大きい。 
ラベル表示 : Grand Cru Classés / Cru Classés du Graves
  • Ch: Haut Brion(メドックの1級) 
  • Ch: Pape Clement
  • Ch: la Mission Haut Brion
  • Ch: La Tour Haut Brion
  • Ch: Haut-Bailly
  • Ch: Carbonnieux
  • Domaine de Chevalier
  • Ch: de Fieuzal
  • Ch: Latour Martillac
  • Ch: Malartic-Lagraviere
  • Ch: Olivier
  • Ch: Smith Haut Lafite
  • Ch: Bouscaut
  • Ch: Laville Haut-Brion
  • Ch: Couhins & Couhins-Lurton
AOC Sauternes / AOC Barsac / AOC  Cerons の格付け
ラベル表示 : Grand Cru Classés / Cru Classés du Graves
 Sauternes 地区は、甘口白ワインの名醸地。長期熟成型で、豪華・絢爛・深遠・デリシャスのヘビー級。発酵前の葡萄果汁の天然糖度が221g/1と定められている。
 Barsac 地区は、色も薄く、軽く、甘味も薄い、さっぱりしたライト級。発酵前の葡萄果汁の天然糖度が221g/1と定められている。
 Cerons 地区は、発酵前の葡萄果汁の天然糖度が212g/1以上と規定されている。Sauternes・Barsac 地区のものよりも甘さは控えめである。

 特別級 Premiers Crus Supérier
    ・Ch. d'Yquem
 第1級 Premiers Crus
    ・Ch.la Tour Blanche
    ・Ch.Lafaurie-Peyraguey
    ・Ch. Clos Haut-Peyraguey
    ・Ch. de Rayne Vigneau
    ・Ch. Suduiraut
    ・Ch. Coutet
    ・Ch. Climens
    ・Ch. Guiraud
    ・Ch. Rieussec
    ・Ch. Rabaud-Promis
    ・Ch. Sigalas Rabaud
  第2級 Deuxiemes Crus
    ・Ch.d'Arche(Sauternes) 他13シャトー

Libournais地区 AOC

 Libourne(リブルネ)の街は、ドルドーニュ川に面し、古くから、ボルドーを経由せず、直接ガロンヌ河を通って北方の国々と交易をしてきた。
ボルドーが英国との結びつきが強いのに比べ、この地域のワインは英国以外の北方諸国との結びつきが強く、 ワイン生産とその交易は、自立して発展してきた。
中世の巡礼路にあって、ボルドーとは異なる歴史的背景を持っているので、自然条件の違いと共に、ユニークな性格のワインを生んでいる。
粘土質を含んだ軟質砂岩の土壌とドルドーニュ川が造った変化に富んだ地形、それに、ガロンヌ河左岸に較べ、それ程強くない海洋性の気候とが相俟って、ボルドーワインの中でも得意な性格を形造くっている。メルロの柔らかさを特徴とするそのワインは、ボルドーの中でも最もアルコールがしっかりとしていて豊満である。長期熟成も可能だが、若い内からも楽しむことが出来る。


AOC  Côtes de Castillon
 砂利と泥土、北の高い方は石灰岩系の土壌。St-Émilionに似ているが、総体的に若飲みタイプの赤。
AOC  Bordeaux Côtes de France
 St-Émilionに似ているが、こちらの方が Côtes de Castillonより、しっかりしてる。プティ・シャトーの密集地(平均栽培面積6ha)で、注目される造手が輩出している。
AOC  St-Émilion
 中世の聖地・スペインのサンチャゴ・デ・コンポステラへの巡礼路の宿場町として栄えた町で欧州の古い中世の町が時間の流れを止めたようにたたずんでいる。 
古い家並みの狭い石畳の急坂を登ると丘の上に古い寺院があって、びっしりと建て込んだ赤瓦の屋根の先に壮麗なシャトーが広大な葡萄畑に散在している。ワイン産地として初めて1999年に世界遺産に登録された。
町は小さく愛らしいが、畑の小ささと 中小・零細シャトーシャトーの密集ぶりにある。
同一地域の中に、St-Émilion Grands Crusと言う別のACをも持っている。

AOC St-Émilion地区には、1955年以来10年毎に見直しされる公的格付けがある。

St-Émilion衛星AOC
 近年 AOC Saint-Emilionより優れたワインを出すドメーヌも少なくない。ぶどう畑は均質な粘土質の石灰岩の土壌で、穏やかなボルドー気候の下に広がっている。
ビロードのような滑らかでフルーティなワインは、凝縮された構造と微妙に締まったタンニンのおかげで、熟成されるほど旨くなる。
4つのサブACがある。
 ・Lussac Saint-Emilion
 ・Montagne Saint-Emilion
 ・Puisseguin Saint-Emilion 
 ・Saint-Georges Saint-Emilion

AOC Pomerol
 小さな村で歴史や文化の影を持つ建造物が見当たらない平凡な田舎風景が起伏の少ない台地に広がっている。葡萄畑の総面積は約800haと小さく、ほぼ平坦な土地にある。
ここのワインの評価が高まるのは新しく20世紀始めで、Jean-Pierre Moueix 社の功績が大きい。
 サン・テミリオンの隣にありながら、はっきり違うワインが生まれる理由は、太古の地層の侵食と中央山岳地帯からトルトニュー川が運んだ堆積土壌とで形成され、鉄分を多く含む肥沃な土壌にある。 
 栽培葡萄品種はメルロ種が主で、ほぼ80%を占める。残りも殆どがカルベネ・フラン種で、ソーヴィニヨン種は少ない。このため、出来るワインはメドックのものよりタンニンが少なく、一般的に香り豊かで、輝かしいルビー色。アルコール分が多く、芳醇なコクを持ちながら、柔らかな口当たりが特色。多くは、4~7年で飲み頃となる熟成の速いタイプ。
総体的にバランス良く、高水準。「シャトー・ペトリュス」や「シャトー・ル・パン」など揺ぎ無い名声を誇る銘柄があり、生産量が少ないのでワインは総体的に高価格。極上ものは長寿。
 ポムロールは、サン・テミリオンより平均的にシャトーワインの質が高いと言われていて、今やボルドーを代表する銘醸地の一つである。しかし、公的格付け(Crus Classés)はなされていない。
 The Best Chateaux of Pomerol
 ・Ch. Petrus(Jean-Pierre Moueix社)
 ・Ch. L'Eglise-Clinet
 ・Ch. Lafleur
 ・Clos L'Eglise
 ・h. La Conseillante
 ・Ch. Le Pin
 ・Ch. Trotanoy(Jean-Pierre MOUEIX社)
 ・Vieux Ch Certan
 ・Ch. L'Evangile
 ・Ch. La Fleur Petrus(Jean-Pierre MOUEIX社)
Jean-Pierre Moueix 社
 PetrusやTrotanoyと言ったPomerolを代表する有名シャトーのオーナーであるが、同時に、Pomerol、St-Émilion、Fronsacなど、ボルドー右岸のワイン専門のネゴシアンでもある。
現在の当主Christian Moueixの父親にあたるJean-PierreがLibourneで創業したのは1937年。
1952年、St-Emilionのシャトーの買収を皮切りにPomerolのCh. La Fleur Petrus、Ch. Trotanoyといった現在の有名シャトーを次々に買い取ると共に、買い取れなかったシャトーについては、そのワインの独占販売権を獲得して行った。
マダム・ルバが所有していたPetrusもMUEIX社が独占販売業者だったが、1964年、長年の夢であった、Petyusの株式の半数を取得。瞬く間にそのワインをボルドー最高のワインへと変貌させ、同時に自身のネゴシアンとしての地位を確立した。
ペトリュスとムエックス社が有名になったことは、ポムロールの他の生産者も次々に自身のワインの品質向上に努めるきっかけを作った。その結果、ポムロールという小さなアペラシオン自体が注目され、ボルドーの右岸のポムロールを左岸のメドックに優るとも劣らぬ銘醸地として認知されるようになって行った。Jean-Pierre Moueix 社の功績は誰もが認めるところである。

AOC Lalande de Pomerol
 土質が新しい堆積土壌の砂利と砂で構成されているため、ポムロールに似てはいるが、力強さの点で劣り、タンニンが少なめで、より早熟、むしろサン・テミリオンに近い。

AOC Fronsac
 18世紀初頭から19世紀にかけて、リブルネ・ワインの中では一番評判がよくサン・テミリオンより高値がついていたほどだったが、19世紀末のフィロキセラで畑は全滅。1970年代から復興が始まり、90年代ようやく蘇ってきた。
石灰質と軟質砂岩の土壌から生まれるメルロ約80%で作られる ワインは、近年、荒さは陰を潜めすっかり濃密で柔らかなものに姿を変えた。確かな生産者が少なくなくコスト・パフォーマンスが悪くないないから狙い目。

Bordeaux 全域の地域AOC

 AOC(原産地統制名称)では、<地域><地区><村>と小さくなるにつれワインの質に対して厳しい規制が有り、<地区><村>の規定にあわないワインは<地域AOC>を名乗る。
この<地域AOC>はボルドーの販売される赤ワインの全生産量の4分の3を占める。
Bordeaux地域AOC(最大生産量は55hl/ha、最低アルコール度数は10度)
 (Bordeaux Sec / Bordeaux Clairet / Cremant de Bordeaux / Bordeaux Haut-Benauge)
Bordeaux Superieur(最大生産量は50hl/ha、最低アルコール度数は10.5度)
 熟成の可能性が有り若干上質

BordeauxのChateau System

 ボルドー特有の制度としてシャトー名をラベルに表示できる条件を定めた制度があり、条件をクリアーした「シャトー・ワイン」と以外の「ゼネリック・ワイン」に分けられる。
「Chateau Wine」
「Chateau Wine」の中でも常に高品質ワインを造っているシャトーには公的「格付け」がなされておりラベルには「Cru Classe」と表示し区別している。
 シャトー名をラベルに表示できる条件
  *自己の葡萄畑で栽培した葡萄のみを使用する
  *自分の醸造所でワインに仕込む
  *自分のところで樽貯蔵する
  *自分のところで瓶詰めを行う
  *畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
「Generic Wine」
 シャトー名を表示できないので一般的には、地域・地区・村のAOCの名前が大きくラベルに表示されている。
ボルドーの大手酒商(メーカーやネゴシアン)が、その地区や村の葡萄や樽酒を買い集め、混醸したワインを言う。 当然ながら他の地区や他の村の葡萄や酒を混ぜることは出来ません。
ワインはその地区や村の性格を反映し、AOCの規定に従った一定の水準以上のものでなければならない。
ラベル表示はAOCにのっとって3種類に分けられる
 1.ボルドー全域のもの「Bordeaux」
 2.地区のもの「Medoc や Graves・・・・」
 3.村のもの「MargauxやSt-Emilion・・・・」 
      これはセミ・ゼネリックとワンランク上の呼び方をする。



Bourgogne

Bourgogne の6地区
  1. Chablis
  2. Côte de Nuits (Côte d'Or)
  3. Cote de Beaune (Côte d'Or)
  4. Côte Chalonnaise
  5. Maconnais
  6. Beaujolais

Burgundy格付け

ボルドーと共に銘醸地とされるブルゴーニュでは、生産地名が狭い範囲であるほど上級となっています。

「特級畑」(Les Appellations Grans Crus)
 39の畑(コート・ドールが32、シャブリが7)が認定されています。
 ラベル表記例:Corton+Grand Cru (畑名+Grand Cru+Climatを明記できる場合があり)
 ※ブルゴーニュではクリマ(Climat)はブドウ畑の区画を表します。

「1級畑」(Les Appellations Premiers Crus)
 ラベル表記例:Beaune 1er Cru Les Marconnets(村名+Premier Cru(1er Cre)+畑名)

「村名」(Les Appellations Communales)
 44のワイン栽培村が格付けされています。
 ラベル表記例:Beaune(村名)(畑名が記載される場合もあります)

「地区地域名」(Les Appellations Régionales)
 ブルゴーニュ全域のブドウ畑が対象。
 ラベル表記例:Bourgogne / Bourgogne aligoté / Crémant de Bourgogne などの地方名や地区名が記載されます。

Bourgogne 著名 Domaine

 自ら葡萄畑を所有(畑の賃借も含む)し、栽培・醸造・瓶詰を一貫して行うワイン生産者を Domaine と言い、ボルドーにおける Chateau にほぼ相当する。ボルドーワインとブルゴーニュワインが性格を異にするように、ワインの生産と流通の形は、その歴史的背景の中で、異なる性格を作ったと言えます。

ブルゴーニュは Climat に始まり Climat に終わると言われているが、Climat 同様ドメーヌも重要である。高い格付けの  Climat であるほど多数の人に細分割所有されている。
ナポレオンが愛飲したことで知られる Chambertin を例にとれば、僅か13haのブドウ畑区画が主要な生産者だけでも約20人に及ぶほど細かく分割所有されている。

所有者が違えば,ワイン造りも違ってくるので、同じシャンベルタンやモンラッシュの特級クリマでも同じワインは生まれない。
ワインのボルドーにおいてシャトーが重要であるように、ブルゴーニュにおいては Climat と Domaine が重要。

最高のテロワールで極めて素晴らしい品質のワインを造っている Domaine 
 Clos de Tart (クロ・ド・タール)
 Domaine Bernard Dugat-py(ベルナール・デュガ・ピ)
 Domaine Bonneau du martray(ボノー・デュ・マルトレ)
 Domaine d'Auvenay(ドーヴネ)
 Domaine de la Romannee Conti(ド・ラ・ロマネ・コンテ)
 Domaine Denis mortet(ドニ・モルテ)
 Domaine des Comtes Lafont(デ・コント・ラフォン)
 Domaine Gaffens-Heynen(ギュファン・エナン)
 Domaine Laflaive(ルフレーブ)
 Domaine Leroy(ルロワ)
 Domaine Raveneau(ラヴノー)
 Domaine Williams Fevre(ウイリアム・フェーヴル)

フランスの良質なクリュで、見事なグラン・ヴァンを造っている Domaine 
 Bouchard Pere et Fils(ブシャール・ベール・エ・フィス) 
 Chateau de la Tour(ド・ラ・トゥール)
 Domaine Albert Grivault(アルベール・グリヴォー)
 Domaine Amiot-Servelle(アミオ・セルヴェル)
 Domaine Anne Gros(アンヌ・グロ)
 Domaine Antonin Guyon(アントナン・ギヨン)
 Domaine annand Rousseau(アルマン・ルソー)
 Domaine Bertagna(ベルターニャ)
 Domaine Billaud-Simon(ビヨー・シモン)
 Domaine Bruno Clair(ブリュノ・クレール)
 Domaine Chandon de Briailles(シャンドン・ド・ブリアーユ)
 Domaine Conte Georges de Vogue(コント・ジョルジュ・ド・ヴギュエ)
 Domaine de Courcel(クルセル)
 Domaine de Montille(モンティユ)
 Domaine des Lambrays(デ・ランブレ)
 Domaine Dominique laurent(ドミニック・ローラン)
 Domaine du Comte Arnand(デュ・コント・アルマン)
 Domaine Dujac(デュジャーク)
 Domaine Georges Roumier(ジョルジュ・ルーミエ)
 Domaine Henri Gouges(アンリ・グージュ)
 Domaine Henri Perrot-Minot(アンリ・ペロ・ミノ)
 Domaine Jack Confuron-Coteidot(ジャック・コンフュロン・コトティド)
 Domaine Jacques Prieur(ジャック・プリュール)
 Domaine jean Grivot(ジャン・グリヴォ)
 Domaine Jean Trapet Pere et Fils(ジャン・トラペ・ペール・エ・フィス)
 Domaine Jean Francois Coche-Duryr(ジャン・フランソワ・コシュ・デュリ)
 Domaine Mare Colin et Fils(マルク・コラン・エ・フイス)
 Domaine Marquis d'Angerville(マルキ・ダンジェルヴイル) 
 Domaine Meo-Camuset(メオ・カミュゼ)
 Domaine Michel Lafarge(ミシェル・ラフアルジェ)
 Domaine Michel Laroche(ミシェル・ラロッシュ)
 Domaine Philippe Charlopin-Parizot(フイリップ・シヤルロパン・パリゾ)
 Domaine Pierre Morey(ピエール・モレ)
 Domaine Rene et Vincent Dauvissat(ルネ・エ・ヴアンサン・ドーヴイサ)  
 Domaine Roulor(ルーロ)
 Domaine Slmon Bize et Fils(シモン・ビーズ・エ・フイス)
 Domaine Valette(ヴァレット)
 Domaine Vincent Dancer(ヴアンサン・ダンセ)
  Etienne Sauzet(エティエンヌ・ソゼ)
 Joseph Drouhin(ジョゼフ・ドルーアン)
 Louis Jadot(ルイ・シャド)
 Olivier Laflaive(オリヴィエ・ルフレール)
 Verget(ヴェルジェ)

一流のアペラシオンで、高品質なワインを造っている Domaine 
Alain Hudelot-Noellat(アラン・ユドロ・ノエラ)
Ambrois Bertrand(アンブロワーズ・ベルトラン)
Antonin Rodet(アントナン・ロデ)
Camille Giroud(カミーユ・ジルー)
Champy(シヤンピ)
Chanson Pere et Fils(シャンソン・ベール・エ・フイス)
Chateau de la Maltroye(ド・ラ・マルトロワ)
Chateau des Jacques(デ・ジャック)
Chateau des Rontets(デ・ロンテ)
Chateau Fuisse(フュイッセ)
Chateau Genout-Boulanger(ジェノ・ブーランジェ)
Chateau Thivin(ティヴァン)
Domaine Alain Burguet(アラン・ビュルゲ)
Domaine Anita et Jean-Pierre Colinot(アニタ・エ・ジャン・ピエール・コリノ)
Domaine Aubert et Pamela de Viuaine(オベール・エ・パメラ・ド・ヴイレーヌ)
Domaine Bertrand Machrd de Gramont(ベルトラン・マシヤール・ド・グラモン)
Domaine Contat-Grange(コンタ・グランジェ)
Domaine Cordier Pere et Fils(コルデイエ・ベール・エ・フイス)
Domaine Corinne et Jem-Pierre Grossot(コリンヌ・エ・ジャン・ピエール・グロツソ)
Domaien Daniel Bouland(ダニュル・ブーラン)
Domaine Daniel et Martine Barraud(ダニュル・エ・マルティーヌ・バロー)
Domaine de Chassorney(ド・シヤソルネ)
Domaine de l'Arlot(ド・ラルロ)
Domaine de la Chanaise(ド・ラ・シヤネーズ)
Domaine de La Madone(ド・ラ・マドン)
Domaine de la Pousse d'Or(ド・ラ・プス・ドール)
Domaine de la Vougeraie(ド・ラ・ヴージュレ)
Domaine des Terres Dorees(デ・テール・ドレ)
Domaine Doudet(ドゥデ)
Domaine du Vissoux(デュ・ヴイスー)
Domaine Faiveley(フェヴレ)
Domaine Follin-Arbelet(フォラン・アルプレ)
Domaine Francois Iamarche(フランソワ・ラマルシュ)
Domaine Francois Lumpp(フランソワ・ランプ)
Domaine Francoise et Denis Clair(フランソワーズ・エ・ドニ・クレール)
Domaine Gemtet Pansiot(ジャンテ・パンシオ)
Domaine Georges Mugneret-Gibourg(ジョルジュ・ミュニュレ・ジプール)
Domaine Ghis1aine et Jean-Hugues Goisot(ギュスレーヌ・エ・ジャン・ユーグ・ゴワゾ)
Domaine Gros Frere et Soeur(グロ・フレール・エ・スール)
Domaine Henri et Paul Jacqueson(アンリ・エ・ポール・ジャクソン)
Domaine Henri Germain et Fils(アンリ・ジェルマン・エ・フイス)
Domaine Henri Rebourseau(アンリ・ルブルソー)
Domaine J-A. Ferret(J・A・フェレ)
Domaine J-P. et M. Guyon(J・P・エ・M・ギュイヨン)
Domaine Jayer-Gilles(ジャイエ・ジル)
Domaine Jean Pillot et Fils(ジャン・ビヨ・エ・フィス)
Domaine Jem Thevenet(ジャン・テヴネ)
Domaine Jem-Mare Boillor(ジャン・マルク・ボワイヨ)
Domaine Jean-Mare Brocard(ジャン・マルク・ブロカール)
Domaine Jean-Paul Droin(ジャン・ポール・ドロアン)
Domaine Joblot(ジョブロ)
Domaine latour-Giraud(ラトウール・ジロー)
Domaine long-Depaquit(ロン・ドパキ)
Domaine Lorenzon(ロランゾン)
Domaine loouis--Claude Desvignes(ルイ・クロード・デヴイーニュ)
Domaine Maurice Ecard et Fils(モーリス・エカール・エ・フイス)
Domaine Michel Bouzereau et Fils(ミシェル・ブズロー・エ・フイス)
Domaine Olivier Merlin(オリヴイエ・メルラン)
Domaine Pascal Bouley(パスカル・ブーレ)
Domaine Paul et Eric Janin(ポール・エ・ユリック・ジャナン)
Domaine Philippe et Vincent Lecheneaut(フィリップ・エ・ヴァンサン・レシュノー)
Domaine Philippe Naddef(フィリップ・ナデフ)
Domaine Pierre Damoy (ピエール・ダモワ)
Domaine Prieur Brunet (プリエール・ブリュネ)
Domaine Rene Bouvier (ルネ・プーヴィエ)
Domaine Rijckaert(リケール)
Domaine Saumaize-Michelin(ソメーズ・ミシュラン)
Domaine Sylvie-Esmonin(シルヴィー・エスモナン)
Domaine tollot-beaut et File(トロ・ボー・エ・フィス)
Domaine Vincent et Denis Berthaut(ヴァンサン・エ・ドニ・ベルトー)
Domaine Vincent Girardin(ヴァンサン・ジラルダン)
Georges Duboeuf(ジョルジュ・デュプッフ)
La Chablisiennne(ラ・シャブリジェンヌ)
Louis Latour(ルイ・ラトゥール)
Nicolas Potel(ニコラ・ポテル)



Champagne

 パリの北東約150Kmに位置し、フランスのワイン産地としては、最も北(北緯50度)にあり平均気温約10度Cで、葡萄栽培にとっては厳しい気象条件である。Champagne とは、白い土壌の平野を意味する。

土壌は、シャブリと同質のキンメリジャンと呼ばれる石灰岩の混ざった泥土質で、 この水はけのいい白い土壌が、乏しい日光を反射、吸収し、葡萄の成育を促している。

「シャンパン」とは、このシャンパーニュ地方の限定された地区で栽培された葡萄を使い、葡萄の品種や製法などワイン法に規定された条件を満たした「発泡ワイン」のみを言い、この条件を満たしていないものは「シャンパン」を名乗ることは出来ない。

この地方の中心地は、ランス市とエペルネ市。ランス市のノートルダム大聖堂はゴチック建築の傑作で世界遺産にも登録されている。
ランスとエペルネの地下のカーヴは、それぞれ300km以上もの長さがあり、膨大なワインが熟成の時を過ごしている。ブドウ畑の下層にあるカーヴは、石灰岩を深さ10~50mに掘られ、光も音も届かず、8~12度の気温で湿度も一定、ワインの熟成にはうってつけの条件を備えている。

Champagne の5地区
  1. Montagne de Reims
  2. Valée de la Marn
  3. Côte des Blancs
  4. Côte de Sezanne
  5. Côte des Bar
Champagne の栽培地
 ブドウ栽培地は、特徴である白亜質土壌の濃淡はあるものの、ほぼ同じ地理的条件を備えている。
1.Montagne de Reims
 ランスとエペルネの間の丘陵地斜面で、主としてピノ・ノワール種の黒葡萄栽培地。 「アイ」は中世初期からの名醸地である。
2.Valée de la Marn
 エペルネの北側を東西に流れるマルヌ川に沿った渓谷のエルベネの下流域。ピノ・ムニエ種の栽培比率が高い。
3・Côte des Blancs
 エペルネ市から南へのびる丘陵の東及び南向きの斜面で、シャルドネ種の栽培が中心。この地のシャルドネだけで造られるのが、「Blanc de Blancs」である。
4.Côte de Sezanne
 地理的にはコート・デ・ブランの延長になる南の丘陵地帯。シャルドネ種が栽培の中心。
5.Côte des Bar
 シャンパーニュ地方の南の飛び地のような栽培地、トロワ市の南東に位置するセーヌ河の上流域にある。

Champagneの品種

赤(黒色系)の葡萄品種:Pinot Noi、Pinot Meunier
 赤の葡萄品種は、ボディーを整え、味に厚みと豊かさ、ふくよかさを与え、比率が高いとコクのあるしっかりしたものになる。(ムニエを使用するものは、量産タイプに多い)
黒葡萄だけを使うものをBlanc de Noir
白(白色系)の葡萄品種:Chardonnay
 白の葡萄品種は、爽やかな切れを与え、比率が高いと繊細でエレガントなものになる。
白葡萄だけを使うものをBlanc de Blancと言う。

AOCとワインの種類

「Champagne」と言う単一の呼称で年間2億本ものワインが生産されているが、同じシャンパンでも、ブドウの品種や栽培地によって様々な違いがある。
1.ブドウの収穫年表示の有無
 ノン・ヴィンテージ・シャンパン・(NV) 
  黒・白系の葡萄、異なる村、異なる年のものの混醸。
  甘口から辛口まである。
  年号表示無し。
 ヴィンテージ・シャンパン (Millésimé) 
  特定の豊作の年のものだけで造ったもの。各メーカーの特醸品。
  多くは辛口(Brut)。
  年号表示あり。
  全出荷量の10%程度。
 2.ブドウの品種の違い
 Blanc de Blancs (ブラン・ド・ブラン)
  白系(シャルドネ種)の葡萄だけで造ったもの。
  軽い細かな気泡が見られ、軽い酸味の生き生きした爽やかな風味がある。
 Blanc de Noirs (ブラン・ド・ノワール)
  黒系(ピノ・ノワール&ムニエの2種)の葡萄だけで造ったもの。
  コクがあり、アルコール分が強く、余韻が長く口に残る。
3.色と発泡性の違い
 Rosé (ロゼ )
  キュヴェを仕込む時に赤ワインを加えるもの。
  赤ワイン用のブドウでロゼに仕込むもの。
  コクがあって腰が強い。
 Cremant (クレマン)
  「弱発泡性」タイプのもの。
4.糖分含有量によるタイプ (1リットル当たり)
  Extra-Brut(極々辛口)
  ・・・6グラム以下
  Brut(極辛口)
  ・・・15グラム以下
  Extra-Dry(辛口)
  ・・・15~20グラムまで
 Sec(中甘口)
  ・・・17~35グラムまで
 Demi-Sec(中甘口)
  ・・・33~50グラムまで
  Doux(甘口)
  ・・・50グラム以上

Champagne格付け

シヤンバーニュ地方の全ブドウ栽培地は村単位で格付けされ分類されており、その格付けによってブドウの価格が決まる。

最上級の格付けは90~100%
「グラン・クリュ」100%の村
「ブルミエ・クリュ」90~99%の村
その品種の最高値の90~100%で販売できるという意味であるが、あまり厳密な分類ではなくあくまでも村全体の平均的格付けであって、特定の畑に対するものではない。

大手メゾンのシャンパンは、大部分が複数の村のブドウを混ぜて造られている。自社畑のブドウだけでその特徴を活かしたシャンパンを造り、出生の村名を冠して販売しているものは、レコルタン・マニピエランという。

ラベルの記載事項(AOCワイン)

  • 原産地統制呼称名:CHAMPAGNE
  • 銘柄、メーカー名:
  • 甘辛のタイプ表示:「Extra-Brut」「Brut」「Extra-Dry」「Sec」「Demi-Sec」「Doux」
  • 容量:
  • アルコール度:
  • ヴィンテージ:NV / Millésimé 
  • ブドウの品種:Blanc de Blancs / Blanc de Noirs 
  • 壜詰め元(生産者)住所:
  • メーカー(生産者)の業態:NM / RM / RC / CM / ND / MA
  • メーカー(生産者)の業態:NM、 RM、RC、CM、ND、MA
NM(Negociant-Manipulateur)ネゴシャン兼醸造業者
 「メゾン」と言われている大手メーカーで、比較的大きなブドウ畑を所有し、自ら栽培に携わるが、多くの栽培農家からブドウやベースワイン(原酒)を買い入れて、自社の持つノウハウで醸造・ブレンドしてシャンパンを造り、自社名を大きく名乗って販売する。
RM(Recoltant-Manipulant)ブドウ栽培業者兼醸造業者
 自らが醸造・瓶詰め・販売を行うブドウ栽培農家で、自社畑のブドウだけでシャンパンを造る。上質のものは、簡単には真似のできない固有の味わいがあり、個性的なものが少なくない。このワインを「ドメーヌ・シャンパン」と言う言い方もする。
RC(Recoltant-Cooperateurt) 
 栽培農家の属する協同組合で、醸造と壜詰めを行ってもらって、栽培農家自身が自分の名前で販売するものを言う。
CMCooperative du Manipulation)
 協同組合が、醸造・壜詰めに、販売も協同組合名で行うもの。
ND(Negociant Distributeur)
 ネゴシアン流通業者。壜詰めされた完成品を仕入れ、自社のラベルを貼り販売する。
MA(Marque-Auxiliaire)
 顧客の要請で、顧客の造るラベルを貼るブランド。レストランが自分のレストラン名のラベルで客に出すものや、顧客が自分独自の利用目的のために自分独自のラベルを貼り、販売や配布をする特定市場向けのもの。

Champagne 製法

第一次醗酵
1.秋、収穫した葡萄を圧搾機に掛け果汁を搾る。
搾り取られた果汁を醗酵槽で醗酵させ、葉や果皮の細片等を含む滓を抜き取るDebourbage(デブルパージュー清澄)。 
2.この澄んだ醗酵果汁を別の清潔な大樽かタンクに移し、8~10週間掛けてゆっくり発酵を続け白ワインを造る。(収穫時期や畑によって個別に仕込まれるのが普通である)
3.春になると毎年、安定した品質のシャンパンを造るため秋に仕込んだ白ワインの原酒をブレンドする。これをAssemblage(アッサンブラージュ-調合)と言う。
 これがヴィンテージ(収穫年)が表示されないシャンパン。年号を表示するヴィンテージ・シャンパンは、より品質の良いシャンパンが出来ると判断したメーカーが、その年のワインのみをブレンドして仕込んだもの。各社の特級品はこのヴィンテージものです。

第二次醗酵
ブレンドしたワインに、少量の天然酵母と糖液 Liqueur de Tirageを加えて「壜詰」を行う。
涼しい一定温度の地下倉庫に寝かせ、壜内二次発酵がゆっくり行われる。
 密閉された壜内では、糖分は酵母の働きによりアルコールと炭酸ガスに変化する。発酵が低温でゆっくり行われるほど、ガスはワインに溶け込み、醗酵による独特の風味にまろやかさが加わり、きめの細かい泡を持つシャンパンとなっていく。
この貯蔵蔵がシャンパーニュには巨大な地下窟(カーヴ)としてあり、ポメリー社などは長さが120キロメートルにも及び、ヴーヴ・クリコ社になると、訪問客用にミニ列車まで走らせている。
 密封タンクで発酵させる<シャルマ方式>と言う発泡ワインの醸造方法もあるが、この方法で造られたワインはシャンパンと表示できない。

Remuage(動壜)
醗酵が終わり、水平に寝かされた壜の下側には澱(沈段物)が貯まる。
6週間から3ヵ月かけ、頭部をやや斜め下向きに並べた壜を、1本1本、毎日8分の1ずつ回転させ、角度も起していき、澱を壜の首のまわりに集めていく。
コンピューターを使って回転や角度を調整し、自動的に <動壜>処理をするGyropalette が開発されている。

Deogorgement(口抜き)
澱が集められた壜口を、約零下25度Cの塩化カルシュウムの水溶液につけ、瞬間的に壜口のみを凍らせる。栓を抜くと、澱の貯まったワインの上部の氷塊(澱の貯まった氷の栓)が内部の圧力で飛び出す。
この際に、飛び出し目減りした分を補う作秦を、Dosageと言い、古酒のワインに蔗糖とブランデーを加えたもので補う。これをLiqueur d' Expedition「門出のリキュール」と言っている。
このDosageと同時にコルク栓を打ち込み針金を掛け、一定期間寝かせた後に出荷するDosage後は、壜熟しないから、市販の壜を長期保存・貯蔵することはあまり意味が無い。

「門出のリキュール」で、加える甘味の割合によって、甘辛度の違うシャンパンのタイプ「Brut」「Extra」「dry」「Sec」「Demi-sec」「Doux」が生まれる。

メーカー

ボルドーではシャトー、ブルゴーニュではクリマ(畑名)、アルザスでは品種、シャンパーニュでは、ブランド(メーカー)が大事です。ハウスないしメゾンと言うが、生産規模と質の面で名門と目されるメーカーを指して「グランド・マルク」ないし「グランド・メゾン」と言う。

 Bollinger  ★★★
 Krug  ★★★
 Billecart-Salmon  ★★  
 de Sousa  ★★ 
 Deutz  ★★ 
 Egly Ouriet  ★★  
 Jacques Selosse  ★★ 
 Joseph Perrier  ★★
 Pol Roge   ★★
 Salon  ★★
 Veuve Cliquot Ponsard  ★★
 Alfred Gratien  ★
 Charles Heidsick ★
 Duval-Leroy ★
 Gatinois ★
 Henriot ★
 Laurent-Perrier ★
 Moet Chandon ★
 Ruinart ★
 Taittinger ★
 Paul Bara     ★
 Lamson 
 G.H.Mumm 
 Pommery 
 Perie Jouet  


 Loire

 ロワール河は、フランス中央山地に源を発し、パリの南西に100Km離れた Orléans の町で大きく西に向きを変え大西洋に注ぐ約1,000Kmのフランス最長の大河。
悠々と流れる河の流域に、優美きわまる古城が点在し、葡萄畑がひしめき、「フランスの庭園」と愛称されており、世界遺産として登録されている。
葡萄栽培は、特に中世、フランス宮廷がこの地に置かれフランス・ルネサンスと言われる時代、ワインの醸造と交易が盛んに行われた。ボルドーのメドック興隆の前から北方諸国の名声を博していた。
現在その歴史と伝統を基に、Loire 流域の畑は、テロワールの多様性や数多い様々な品種によって、フランスの中でも最も複雑で多様な様相を見せ、ワインの特徴を一口にまとめれば「多彩、良質、安価」ということになる。

Loire の4地区
 1.Nantes
  Muscadet
  Muscadet Sur Lie
 2.Anjou-Saumur
 3.Touraine
  Chinon
  Bourgueil
  Cheverny
  oteaux du Loir
  Vouvray
  Montlouis-sur-Loire
  Jasnieres
 4.Central France
  Sancerre
  Pouilly Fume

Rhone

 フランスを南北に流れるローヌ河流域の葡萄栽培は、ローマ文化と共に、地中海からこのローヌ河を遡り北に広がっていった歴史を持つ。
12世紀にはテンプル騎士団が多くの葡萄畑を開拓し、14世紀には、ローマ教皇達がローマからこの地に移り、ワイン生産を奨励した。
この地域のワイン生産地区は、険しい斜面、高原、平野と続き南北に広々と広がる、ボルドーに次いで広い産地です。ローヌ河沿いの道を Route Du Soleil(太陽の道)と呼ばれています。
北部は幅の狭い畑がローヌ河両岸にあるが、南部は東西70Kmに渡って畑が広がっている。

Rhone の3地区
 1.Northern Rhône のAOC
 ・Côtes-Rôtie
 ・Chateau-Grillet
 ・Condrieu
 ・St-Joseph
 ・Hermitage
 ・Crozes-Hermitage
 ・Cornas
 ・St-Péray
 ・Clairette de Die
 2.Southern Rhône の広域AOC
 ・Côtes de Rhône
 ・Côtes de Rhône Villages 
 ・Coteaux de Tricastin
 ・Cotes du Ventoux
 ・Cotes du Luberon
 ・Costieres de Nimes 
 3.Southern Rhône の小域AOC
 ・Châteaunuef-du-Pape
 ・Lirac
 ・Tavel
 ・Gigondas
 ・asteau
 ・Vacqueyras
 ・Muscat de Beaumes-de-Venise 


Jura & Savois


Jura 地方のAOC
 ブルゴーニュ地方の東、スイスと国境を接するレマン湖の西に位置する。この地は14~15世紀にかけてフランス王家を凌ぐほどの勢力でベルギーやオランダをも支配していたブルゴーニュ大公国の伯領として栄えた。葡萄畑は、高地の<西側の緑>の200~500mの日当りのいい丘陵にあって、アルボワがその中心地。
 ・Arbois
 ・Côtes du Jura
 ・Château-Châlon
 ・L'Étoile
JURA地方の特殊ワイン(AC呼称名ではない)
 ・Vin Jaunes
 ・Vin du Paille
 ・Macvin de Jura
Savois 地方のAOC
 古くはサルデニア王国の領土でフランスに1860年併合された歴史があり、イタリアとの歴史的関係が深い。サヴォアのワインをジュラのワインと共に「山のワイン」と言う通り、サヴォアは、アルプスの高峰を背後にひかえた山岳地帯。きれいな空気と雪、湖と川に満たされた国際的保養地である。
 ・Crépys
 ・Seyssel
 ・Vin de Savoie 


Alsace

 アルザスの葡萄畑は、ライン河を挟みドイツと国境を接する。ライン河とヴォージュ山脈との間にあり、南北約170Kmに渡る「ワイン街道」と呼ばれる葡萄畑が続く。
アルザスは中世初期から、ワイン造りも修道院によって早くから始められ、その生産と取引が活発に行われてきた歴史を持つ。何度も帰属をめぐってフランスとドイツを行き来したこの地方は、フランスとドイツ両方の文化が根付いている。
この風土と気候がドイツと同じブドウ品種を使ってはいるが、アルザス独特の辛口白ワインを生み出している。
この辛口白ワインは総生産量の95%をしめる。又、ワインの総生産の約4分の1が輸出されている。

ボルドーではシャトー、ブルゴーニュではクリマ(畑名)、シャンパーニュではブランドを抜きには語れないが、アルザスで重要なのは「葡萄品種」である。アルザス・ワインの特色は、フリュートと呼ばれる細身の緑色瓶と共に、ラベルに大きく「葡萄品種」を表示する点にある。
アルザスのAOCは、その歴史的事情により、ブルゴーニュなどのように畑、村、地区と言った区分に細分化されていない。

ブドウ品種
・Riesling
・Gewurztramine
・Sylvaner 
・Pinot Blanc
・Tokay Pinot Gris
・Muscat
・Pinot Noir
Alsace のAOC
・Alsace : 78%
・Alsace Grand Cru : 4%
・Cremant d'Alsace : 18%

Provence

 輝く太陽、紺碧の海、豊富な料理、気取らない人生を楽しむ風土、プロバンスは人を引きつける魅力には事欠かない。
日照りの強い地中海性気候の乾燥地帯。石灰質、砂岩、片岩土壌の畑は、平野、丘陵、渓谷、岩山、海岸と言った様々な地形と景観を有していて、栽培品種も多く、出来るワインも多彩。
プロバンスと言えば、全生産80%を占めるロゼが有名だ。
広域AOC
 1.Côtes de Provence
 2.Coteaux Varois
 3.Coteaux d'Aix-en-Provanse
 4.Les Baux-de-Provense
小域AOC
 1.Bandol 
 2.Bellet
 3.Cassis
 4.Palette
Corse 島のAOC
  1.Vin de Corse
 2.Patrimonio
 3.Ajaccio
 4.Muscat du Cap Corse

Languedoc Loussillon

 この地域は、ミディと言う愛称で呼ばれている。海岸線はコート・ダジュールと違って素朴で広い。人の住めそうも無い沼地もところどころにある。内陸部の高原地帯は、荒々しい山塊や乾燥したハゲ山に囲まれ、岩肌をむき出した荒涼とした風景が展開する。
この地方は、古代ローマ時代からのワイン生産地で、ナルボンヌはその交易の中心地でガリアの首都でもあった。
ワイン造りの条件という点では、気候・土壌に十分に恵まれているが、19世紀から20世紀の大半を通じて、ただ適度なアルコール飲料と言える安ワインの大量生産地だった。
現在は「安ワイン」生産地というイメージは払拭され、やる気も才能もある醸造家が出現し、新たな質のいいワインが目白押しという点で「フランスの新しいカリフォルニア」とさえ呼ばれている
フランスの全葡萄栽培面積の38%を占め、4億ケースに近い膨大なワインを産出する。フランスのヴァン・ド・ターブルとヴァン・ド・ペイの大半はこの地域からのもの。AOCワインの生産においてもボルドー、ローヌに次ぎ第3位。


北部Languedoc のAOC
 1.Clairette du LanguedocLanguedoc
 2.Faugères
 3.St-Chinian
 4.Minervois
 5.abardès
南部Languedoc のAOC
 1.Corbiéres
 2.Malepere
 3.Limoux
 4.Fitou
Loussillon のAOC
 1.ôtes du Roussillon
 2.Collioure 


Southwest

 歴史・文化的には「ガスコーニュ地方」と呼ぶのがふさわしく、この南西地方のワインは一様ではない。
このフランス南西部は、ボルドーの陰に隠れて軽視されがちだが、歴史も古く、個性的なワインが少なくなく、その起源は確かなものを持っている。多様で魅力的なこの地のワインの特徴は、美食と深く結び付いている点である。

この地方のワイン産地は、ガロンヌ河とトルトーニュ河の両岸、ガロンヌ支流のロット川とタルン川流域、バスク・ピレネー地方と広範囲に広がって点在し、ワインも多彩である。

Bergerac 地区のAOC


 ドルトニュー渓谷は、絵のように美しい村落や城郭が点在し、深い森に包まれた景色と跡、そして、トリュフと黒セップ茸、野禽類の宝庫である。
ボルドーに近い地続きの地区なのでボルドーの品種とワインスタイルの影響を強く受け、ワインの骨格はボルドーに似ている。ライト・ボディーからミディアム・ボディーになりがちだが、産地はそれなりの個性を主張している。
  • Bergerac
  • Montravel
  • aussignac
  • Monbazillac
  • Pntécharma
  • Côte du Duras
  • Buzet

Cahors・Gaillac 地区のAOC


 カオールもガイヤックも、その葡萄畑の歴史は古く、ガロ・ローマ時代である。
ボルドーが名を馳せるはるか以前から名声を博していた。 特にカオールは中世ローマ法王愛飲のワインであった。
中世の栄光の座にあったカオールのワインは、百年戦争後、ボルドー優遇政策のあおりを受け、ボルドーワインの補強用として長い間陰に隠れた存在であった。
古典品種のオーセロワ種の独自の個性的ワインの復活はフィロキセラ過以降である。
  • Cahors
  • Gaillac
  • Fronton 

Basque・Pyrénées 地区のAOC


 葡萄栽培の歴史は古く、ガロ・ローマ時代に遡り中世から盛んになった。
聖地・デ・コンポステラ(スペイン)への巡礼の道筋にあったし、ブルボン王朝初代王アンリ4世の生まれたナバール王国のお膝元でもあり、 良質のワインを生み出す社会・経済的背景は持っていた。
フィロキセラ禍で壊滅的打撃を受け、それを乗り越えたのは第二次大戦後である。野心的な生産者が輩出し、伝統品種に近代技術を加え見事に復興した。

大西洋側は、強烈な独自の文化を持つバスク地方、バイヨンヌはその首都。
海岸はコート・ダジュールトと並んでフランス屈指の海水浴場で、その中でもピアリッツには一流ホテルがあり、毎年何万人と言う避暑客が訪れる。小さな漁村であったビアリッツが脚光を浴びるようになったのは19世紀で、ヴィクトリア女王が訪れ、王族・貴族のビーチとして人気の場所になった。
  • Madiran
  • Jurançon
  • Béarn
  • Irouléguy
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  • ワイナリーの物語を知って飲みたい人
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自己紹介

自分の写真
趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

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