銘醸地ブルゴーニュー「Cote d'or Cote de Nuits/Vosne-Romanee 」を歩く。

2020年5月11日月曜日

Wine雑学

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村名ワインは生産者によりますが2008’で¥6,000~¥10,000です。
Vosne Romaneeは「ブルゴーニュの丘の中心に輝く宝石」「神に愛される村」と称されブルゴーニュの中で最上のアペラシオンと云われており、グラン・クリュから村名ワインまで凡庸なワインは一つとして有りません。どのヴィンテージも安定してるので安心して購入できます。

Vosne Romanee

土壌、日照条件、気温と全ての要素がブドウ栽培にとってこれ以上ないという恵まれた条件をこの地は備えており、その完璧なテロワールから「神に愛される村」と称されるなど、多くのワインラヴァーを虜にする魅惑のアペラシオンです。グラン・クリュから村名ワインまで一貫して風味豊かで上質なワインを生み出しています。

気候

夏は暑く、乾燥した秋と寒さの厳しい冬を持つ大陸性気候に属しており、寒暖の差が激しい特徴を持っています。

気温

全体を通じて寒暖差の偏りがなく、昼夜の寒暖差は大きいがピノ・ノワールの栽培に最適な気温、平均14~16℃を保つことができる。

日照条件

村全体が東南を向いた傾斜になっており、標高230~300mの斜面に広がる畑はどこに位置する畑でも万遍なく十分に日照量を確保することができる。

土壌

石灰岩の岩層の上にある、粘土が混じった石灰質土壌が基礎となっています。粘土質と石灰質の2つの異なる土壌から力強さとエレガンスを兼ね備えたワインが造られます。

ワインの特徴

このような好条件のもとに生み出されるワインは、赤系果実の上品なアロマにスミレの香りを纏った、豊満かつエレガンスを極めた味わいがあります。若いうちからバランスが良く、シルキーなタンニンがきめ細かく溶け込み、優雅さと気品に溢れています。

世界一の銘醸地といわれる所以
ブルゴーニュー・グランクリュの畑は合計550haあり、このうちの68haがヴォーヌ・ロマネに有ります。
特筆すべきはブルゴーニュラヴァー垂涎の絢爛豪華なグラン・クリュの数々です。「ロマネ・コンティ」を筆頭に「ロマネ ・サン・ヴィヴァン」「ラ・ロマネ」「リシュブール」「エシェゾー」「グラン・エシェゾー」「ラ・グランドリュ」「ラ・ターシュ」、合計8つのグラン・クリュがここに有ります。

ブルゴーニュでは遺産相続等により畑が分割され、1つの区画に対して複数の所有者が存在することが普通ですが、ヴォーヌ・ロマネのグラン・クリュには「ロマネ・コンティ」「ラ・ターシュ」「ラ・ロマネ」「ラ・グランド・リュ」と4つの単独所有畑(モノポールが存在しています。グラン・クリュのモノポールは、モレ・サン・ドニ村の「クロ・ド・タール」を除いて全てこのヴォーヌ・ロマネに集結しています。

更に、豪華絢爛たる8つのグラン・クリュの上方や村の南端には個性豊かな「レ・ルージュ」「レ・ボーモン」「オー・ブリュレ」「レ・スショ」「レ・ショーム」などのプルミエ・クリュ(一級畑)が広がっています。地層の隆起の少ないこのアペラシオンでは、僅かな表土の厚さや土壌の質の違いがそれぞれの畑に繊細な味わいの違いをもたらしています。

私のエチケットファイル

「Echezeaux」1996’ DRC Grands Crus(特級畑) 20001218 3-1

「Echezeaux」1996’ DRC Grands Crus(特級畑) 20081003 3-2

「Richebourg」1996’ Xavier Liger Belair Grands Crus(特級畑)  20060314

「Vosne Romanee」1989'  Domaine Jean Grivot  Communales (村名)19971008

Vosne Romanee1994'  Domaine Jean Grivot  Communales (村名) 19980103  3-3

「Vosne Romanee」1995'   Ropiteau Freres Communales (村名) 19970000

「Vosne Romanee」1990'  Domaine Jean Grivot  Premieres Crus(1級畑)   19971016  5-1

「Vosne Romanee」1990'  Domaine Jean Grivot  Premieres Crus(1級畑)   19970000  5-2

「Vosne Romanee(Les Chaumes)」1996'  Domaine Meo-Camuzet
Premieres Crus(1級畑)  20050105  

Bourgogneの産地と格付け

産地

「Chablis」辛口白ワインが代表
「Cote de Nuits 」赤ワインが代表
「Cote de Beaune」白ワインが代表
「Cote Chalonnaise」「Maconnais」早くから飲める赤白ロゼワインが代表
「Beaujolais」軽い赤ワインの産地

格付け

フランスのAOC制度の基盤はテロワールの概念がワインの個性を造ると考えられることで成立しています。
ブルゴーニュでは、畑の区画が細かく、明確になされていて、それぞれが個別のAOC名を名乗っている。大きくは下記のように4つのカテゴリーに分類されていて、一般的に、これを「格付け」とも言う。
畑名(Grands Crus)➡ 畑名+村名(1er Crus)➡ 村名 ➡ 地区名 ➡ 地域名
特級【AOC・Grands Crus 】全生産量の1%
非常に高名な畑で、多くは、修道院に帰属していた中世からの歴史的畑である。
ラベルには、Montrachet(モンラシェ)、Corton(コルトン)、Romanee-Conti(ロマネ・コンテ)等、大きく畑名が記され、Grandes Crusと付記されることもある。
1級【AOC・Premieres Crus】全生産量の11%
村の中で、地質・地形・位置の良さで1級に格付けされた畑で、ラベルには、
Vosne-Romanee(村名)+Les Buaux Monts(畑名)が記されPremieresCrusと付記されてる事も有る。
村名【AOC・Communales (村名)】全生産量の23%
上記2つが属さない、良質なワインを造る村(複数の村に跨る場合もある)の畑。
行政上の単独の村の場合と周辺の村を含む場合がある。
ラベルには、Vosne-RomaneやGeverey-Chambertin等のように、村名が表記される。
地区【AOC・Sous-Region】
 Beaujolais や Macon等
地域【AOC・Regionales (地域名)】
 ブルゴーニュ全域に渡るもの。ラベルには、Bourgogne Aligoteと記される。

葡萄品種

ボージョレー地区のガメ種以外は赤はピノ・ノワール、白はシャルドネ、の単一品種でワインが造られます。

産地地図

Cote d'Or / Cotes de Nuits地区』
『Cote d'Or / Cotes de Beaune地区
地図出典:フランスワイン事典

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自己紹介

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趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

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