ブルゴーニュのAOCチーズ  Berthaut家のSoumaintrain

2020年5月30日土曜日

Bourgogne Wine雑学

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ワインと云えばチーズというぐらいの関係の深い両者、相性がいいんですね。
つまりは、ブルゴニューワインにはブルゴニューチーズと言う事ですね。
それではチーズの触り記事を書きます。

Soumaintrain(スーマントラン)

「スーマントラン」の故郷はブルゴーニュのアルマンスの谷です。
かつてはビート(テンサイ)の葉で包んで約2ヶ月ほど熟成させていました。
大きさはEpoisses(エポワス)より一回り大きく、350〜550g、直径10〜13cm、高さは4cmです。
表皮は洗ってゆっくりと熟成させますが、農家毎にレシピは違っているようです。

AOCを持つチーズやAOC申請中のチーズには仕様書があります。が、Soumaintrainは作り手によって見た目も味わいも異なります。

Epoisses(エポワス)

表皮をマール酒で2、3日おきに洗いますが、Soumaintrainの場合は塩水のみで洗って仕上げています。
3週間以上もブラシで磨くことにより、表皮は「赤の酵素」と呼ばれるブルヴィ・バクテリウム・リネンの生育によりオレンジ色に輝いてきます。また、中身は濃い黄色でねっとり感がでてきます。Munster(マンステール)よりも濃厚な風味が感じられ心地よい酸味があるのも特徴です。
合わせるパンは、バケットよりはヴィエノワーズ(ブリオッシュやクロワッサンなど)と一緒にいただくのが正統だそうです。ワインは上等なシャルドネ種(シャブリなど)と組み合わせていただければ至福な時を過ごすことができるでしょう。


Munster(マンステール)

フランス東部、ドイツとの国境のアルザス地方ヴォージュ山脈にあるマンステールの谷が原産のチーズです。
熟成した表皮はオレンジ色になり、中身はねっとりとクリーミーです。ウォッシュタイプのチーズらしい匂いが楽しめます。この個性的な強い匂いに対して、味はマイルドでなめらかです。

 ブルゴーニューワイン

Berthaut家

伝統あるEpoisses(エポワス)の再生に大いなる役割を果たしました。初代のロベール・ベルトー氏は、ほとんど消滅しかけたEpoisses(エポワス)を蘇らせようと、年老いた農婦から古い製法を学び仕事を完成させていきました。
Berthaut(ベルトー)社はヴォージュ地方のジェロメの古い技法と同様に凝固に8時間(エポワスの場合は20時間以上)もかけてSoumaintrainを作っています。
1988年息子のジャン氏が企業を受け継ぎ、以前にも増して衛生管理を徹底的に行い、安全でおいしい製品を私たちに送り続けて今日に至っています。

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趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

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