ブドウ品種とフランスの産地

2024年1月24日水曜日

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フランスで良質なワインを造る総てのブドウ品種の原種は、地中海地域原産の Vitis vinifera である。

ワインはブドウのみを原料とするお酒で、どの品種でワインを造るかによって香りや味わいが大きく異なります。
それぞれのブドウ品種は、「土壌」と「気候」、それを育てる「人」と深く関わっており、フランスの各産地は、その地域に最適な品種をその歴史に中で、選び育ててきている。又、同じ品種でも、地域が違えば味わいの違うワインが造られている。

Climat, Climate(クリマ)
 フランス語の元々の意味である気候、風土という意味でも使われるが、主には気候、風土によって細かく分けられたフランス、ブルゴーニュ地方の区画の事を指す。

Terroir(テロワール)
 風土、土地の個性の事すが、ワインに於いては「ブドウ樹をとりまく環境すべて」ということができるでしょう。
その中には気候タイプ(年間を通じて乾いているのか、雨が多いのか等)もあれば、土壌の個性(砂利質土壌もしくは肥沃な土壌なのか等)、地形の特徴(斜面なのか平地なのか等)ということがあげられます。
このテロワールは国といった大きなレベル、地方や地区という比較的小さめのレベル、極端に細かいレベルでは畑とらえる事もあります。


栽培する葡萄によるフランス・ワイン産地のグループ分け


食用のブドウとワイン用のブドウの違い。

食用のブドウは、ヴィティス・ラブルスカというアメリカ原産のブドウ品種で、生で食べて美味しいことが重要なため、皮が薄くてワイン用のブドウに比べて糖度が低く、水分を多く含んでいるのが特徴です。

ワイン用ブドウは「ヴィティス・ヴィニフェラ」と呼ばれるヨーロッパ原産のブドウ品種で、食用のブドウに比べて皮が厚く、糖度、酸味ともに高いのが特徴です。

産地と国際品種

Cabernet Sauvignon カベルネ・ソーヴィニヨン

ボルドーのメドックの主力品種。ボルドー北部のロワール川中流域

Merlot メルロ

ボルドーから地中海沿岸まで幅広く栽培されている。最高の生産地はボルドー右岸ポムロール。

Pinot Noir ピノ・ノワール

ブルゴーニュの歴史が育てた赤の最高品種。

Syrah シラー

ローヌ河流域からラングドックやプロヴァンスへと拡がっている。特に、ローヌのコート・ロティの急斜面の痩せて乾いた土壌でよく育っている。

Chardonnay シャルドネ

シャンパーニュ地方から、ロワール河流域、南のラングドック地方まで広範に渡り栽培されている。最高のシャルドネ種は、ブルゴーニュ地方、特に モンラッシュで生産されている

Riesling リースリング

ライン河沿いに育った高貴種。アルザス・ワインの代表格。

Sauvignon Blanc ソーヴィニョン・ブラン

ボルドーのグラーヴが有名。 ロワールのサンセールのような上質の石灰質土壌でよく育つ

Semillon セミヨン

ボルドーはソーテルヌの甘口ワイン主要品種




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趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

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