ボルドーリブルネ地区の天才醸造家「Pierre Lurton」との再会を祝して。ボルドーワイン

2020年5月27日水曜日

Wine雑学 人気記事

t f B! P L
サン・テミリオンの格付けで頂点に立つプルミエ・グラン・クリュ・クラッセAの「シャト
ー・シュヴァル・ブラン」(Ch.Cheval Blanc)、ソーテルヌ唯一の格付け特別第1級「シャトー・ディケム」(Ch. d'Yquem)を束ねる巨匠Pierre Lurton(ピエール・リュルトン)氏との再会はまさに奇跡でしかない。

ボルドーの一流シャトー経営者は超多忙です。世界市場のトレンドを読み栽培と醸造の指揮をとり、価格に直結する春のプリムールのプレッシャーとの戦い、世界を飛び回りプロモーション活動もしなければなりません。それを1人でこなすピエール・リュルトンは天才醸造家にして鉄人だ。

2000’4/9 Pierre Lurtonとの大阪での再会を記念した写真です。お互いに若いです。

このあと近所の馴染みの店でカラスミを肴にシュヴァル・ブランを嗜みました。

Ch.Cheval Blancの一口解説

【大好き印】★★★★
【種類・格付け】AOCワイン / Chateau Wine / Premiers Grands Crus Classes  Classes-A
【地 域】Bordeaux 
【地 区】Libournais
【村 名】St.-Emilion 
【Cepages】45/CF  55/ME  CFの使用比率が非常に高い
【所有者】LVMH(ルイ・ヴィトン・モエ・エ・ヘネシー)
【支配人】Pierre Lurtonがシャトー経営を行っています。
     1991年からはd'Yquemの支配人も務めています。
【はたけ】ポムロールとの境界線付近の、Les Graves de Saint-Emilion(サンテミリオンの砂利)と呼ばれる地域にあります。この一帯は、サンテミリオン地区の中でも珍しく砂利が多く堆積している土壌です。


特徴

サンテミリオンのほとんどのシャトーがメルローを主体としたワインを作っているのに対して、シュヴァル・ブランを筆頭に、ポムロールとの境界線付近の、Les Graves de Saint-Emilion(サンテミリオンの砂利)地域のシャトーでは、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨンといった品種を多く植えています。

このリブルネ(Libournais)地区においてメルローよりもカベルネフランを多用する配合から生み出されるワインはボルドーいちの深遠なワインと言われています。

こぼれ話

シュヴァル・ブランは、長きに渡って同じ家族が所有し続けてきた、ボルドーでも数少ないシャトーの一つです。
もともとは「シャトー・フィジャック」の一部だったのを1832年にデュッカス家が16haの畑を購入し、デュッカス家が買い足していった地所が現在のシュヴァル・ブランの基礎となっています。

リュルトン(Lurton)家

ボルドー屈指の名家で、1897年、サン・テミリオンの南、約20kmのクレジヤックにてシャトー・ボネを構えたところからワインビジネスをスタートさせ、その後、同じクレジヤックにシャトー・マルジョスも購入します。今ではボルドーに多くのシャトーを所有する一族となっています。

ページビューの合計

Translate(翻譯)

台北の日貨専門店 瑞瑞

記事検索

国別ワイン記事検索

自己紹介

自分の写真
趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

QooQ