フランスの全葡萄栽培面積の38%を占め、4億ケースに近い膨大なワインを産出する。フランスのヴァン・ド・ターブルとヴァン・ド・ペイの大半はこの地域からのもの。AOCワインの生産においても、ボルドー、ローヌに次ぎ、第3位。ワインの種類は多彩。
この地域の良いワインは原産地呼称より葡萄品種に重きをおいているものを探すべき
出典:フランスワイン事典
North Languedoc
Languedoc AOC
- 「ラングドック+区画名」アベラシオン
- 「ラングドック+地区名」アベラシオン
- 「Languedoc」アベラシオン
- 「Clairette du Languedoc」アベラシオン
Faugères AOC
St-Chinian AOC
- St-Chinian Berlou
- St-Chinian Roquebrun
- St-Chinian
Minervois AOC
- Minervois-La Liviniere
- Minervois
Cabardès AOC
葡萄品種
赤ワイン用
グルナシュ、ムールヴェルド、シラー、カリニャン、サンソー、マルベック、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロ、他
白ワイン用
グルナッシュ・ブラン、ブールブーラン、クレレット、マルサンヌ、ルーサンヌ、マカブー、ラン・ド・レル-、モーザック、ソーヴィニョン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル、他
South Languedoc
Corbiéres AOC
- Corbieres-Boutenac
- Corbiéres
Malepere AOC
Limoux AOC
- Blanquette Methode Ancestrale
- Blanquette de Limoux
- Crémant de Limoux
Fitou AOC
- Languedoc-Roussillon地域最高の赤ワイン生産地
葡萄品種
赤ワイン用
グルナッシュ、ムールヴェルド、シラー、カリニャン、サンソー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョン、メルロ、他
白ワイン用
グルナッシュ・ブラン、、ブールブーラン、マカブー、ピクプール、モーザック、シュナブラン、シャルドネ、他
Roussillon
フランス本土の最も南に位置し、スペインと国境を接するルーション地方の中心都市ペルピニヤンは、バルセロナに次ぐカタロニア第2の都市で、独自の文化を持つ。フレンチ・カタロニアのアイデンティティはこの地方の誇りで、赤と黄色のカタロニアの旗があちこちに掲げられ、村の広場では人々が厳かに民族舞踊サルターナを踊っておりフランスというよりスペインという印象が強い。
多くの人は今もカタロニア語を母国語として話している。この地を「北カタロニア地方」と呼び、独自の文化を守り続けている。夏のリゾート地としても人気が高い。
この地方は、地中海気候の影響を強く受けるピレネー山麓の葡萄栽培地であるが、Banyuls(バニュールス)に代表される、この地方ならではのワインがあって、歴史ある伝統と共にユニークである。