- 駅前の立ち食い蕎麦屋で天ぷら蕎麦を食って「オキアミの天ぷらか!」って、文句を言う人はいない😄😂😅。これと一緒で千円を切るワインを飲んで「ペラペラな味!」ってボヤク人はいない。
- このワインは、そんな千円以下ワインの中では、きちんと赤ワインらしい渋さと香りがあり、赤ワインを飲んでるって気にさせてくれるワインです。これって貴重ですよ、これだけで充分です😀😁。
Wine étiquette
Tasting
- ボリューム: 軽い□■□□□重い
- タンニン: 控えめ□■□□□強い
- 甘み: ドライ□□■□□甘い
- 酸味: まろやか□■□□□シャープ
- 果実味:スパイシー□□□■□フルーティー
- 色は紫がかったルビー。粘性は低め。 香りはダークチェリー、クランベリー、カシスのような感じ。チャーミングな渋みを伴う。全体的にフレッシュで軽やかな印象。
Profile
- 【Ownership】Groupe Castel
- 【Region or Appellation】Vin de France > Vin de Table > France
- 【Wine Style】Savory and Classic Red Wine
- 【Grape/Blend】Red Blend
- 【Food Pairing】Duck, Goose and Game Birds
- 【平均価格】¥1000/750ml
Groupe Castel について
- 1949年、カステルの9人兄弟姉妹によってボルドーに設立された世界中のエステートでワイン、ビール、ソフトドリンクを製造している多国籍飲料会社です。
- 本社はボルドーにあり、フランスにさまざまなワインエステートを所有しています。その中で最も有名なのは Suntory との共同所有 Ch.Beychevelle です。
- アフリカにも拡大し、モロッコ、チュニジア、エチオピアでワインを製造しているほか、大陸全体でビールやソフトドリンクを製造しています。
Castel のワイン部門
- 8つのワイン製造センター、14の瓶詰め工場、26の国際支店があります。
- フランスに21のシャトーを所有しており、そのうち17はボルドーにあります。「Ch.Beaumont」「 Ch.Magnol」「Ch.Mirefleurs」「Ch.Latour-Camblanes」「Ch:Tour Prignac」「Ch.Beychevelle」など。
- 合計で、フランスで1400ha(3460a)のブドウ園の土地を所有および管理し、アフリカで1600ha(3954a)のブドウ園を管理しています。
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Wine 雑学
- フランスには国で定められたワイン法があります。2008年までは「AOC法」、2009年からは「AOP法」で定められています。
AOC(AC)ワイン
- AOCとは Appellation d'Origine Controlee (原産地統制呼称制度) の略
- フランスの伝統的なワイン産地には、使っている葡萄品種や栽培方法、醸造方法などにそれぞれ固有のスタイルがあり、そのような産地の個性を守るための法的な規制です。
- 1935年にフランスで制定され、INAO(国立原産地名称研究所)が管理をしています。
- AOCが正確な表現で、「AC」は、「AOC」の表現が何度も続く場合に簡略化して言う場合。
- 原産地とあわせて言う場合には、「AC」を使う。例としてAC.Bourgogne との表示は Bourgogneが「O」に当たる原産地なのでACを使っています。
2009年から施行されている「AOP法」で定められている最下層の「Vin de Table」はAOPまたはIGPのアペラシオン法で規定されている基準を満たしていないワインのカテゴリーです。
- Appellation d'OrigineProtégée(AOP)またはIndicationGéographiqueProtégée(IGP)のアペラシオン法で規定されている基準を満たしていないワインです。例えば、ヴィンヤードが生産地域外にある、使用されているブドウの品種または醸造技術が地元のアペラシオンの規則に準拠していないなど。
- 南フランス(ラングドック・ルシヨンなど)のカリニャンやメルローなどの高収量のブドウの木から生産されます。
- Vin de Franceに「ダウングレード」された品質の高いワインの例
- マルゴーのカベルネソーヴィニヨンとメルローと、ローヌ渓谷北部の豊かで柔らかなシラーを組み合わせた「Ch. Palmer」XIX’ヴィンテージ。
- アルザスのAOP法ではシャルドネをスチルワインに使用することは許可されておらず、アルザスの著名な生産者 Zind-Humbrechtのシャルドネを使用したワインである「Zind」です。
- サンテミリオンの原産地法で禁止されているブドウの木をシートで覆ったため Vin de Tableに格下げされたBadonThunevinの禁断のワイン。(大雨の時期でした)
- 古いヴァン・ド・テーブルのカテゴリーでは、EU内で栽培されたブドウであればワインを作ることができますが、ラベルには原産地、ヴィンテージの日付を表示することができませんでした。
- フランスのワイン生産者は新世界のワイン産地や新興のヨーロッパ産地との競争が激化する中、品質レベルをVDT(テーブルワイン)レベル以上に引き上げることを余儀なくされました。
- 解決策に新しいVin de Franceのカテゴリーを作り、ワインはフランスのブドウのみから作る。ヴィンテージと地域の記述はオプションにしました。