この地域で最も人気のある Blanc de Blancs シャンパンです。
ボルドーではシャトー名、ブルゴーニュではクリマ(畑名)、
シャンパーニュではブランド名が重要。
Wine étiquette
この Champagne で 2001’12/18
エプバンタイユにて瑞々誕生日祝い
ポテト製パンケーキ、ロシア産キャビアのせ、タラ白子のムニエル、ラフランス添え、バルサミコソース、猪の煮込み、仔羊のロース香草焼き、ブルーチーズ、ミモレット(オランダ)、カマンベール(和歌山)A.R.Lenoble
Ch.Figeac
About the Product
- 【生産者】Champagne A.R.Lenoble
- 【Hierarchy/Region・Appellation】Côte des Blancs> Champagne> France
- 【ワインスタイル】Sparkling - Complex and Traditional / Brut
- 【Grape / Blend】Chardonnay
- 【平均価格】¥6000 / 750ml
- 【おすすめ料理】Shellfish, Crab, Lobster
生産者 A.R.Lenoble
- 普仏戦争中の1870年に Joseph Graser は故郷 Alsace を離れ妻の出身地 Champagne Epernay に移住します。
- Joseph Graser は44歳で急死し息子の Armand-Raphael が一家を支えるためワインブローカーとして事業を展開します。
- 1920年、Armand-Raphael は「Champagne Graser」の生産を始め、名前を「AR Lenoble」とします。
- その後、4世代を経て現在は Anne と Antoine Malassagne が Maison を管理しています。現在も家族経営を続けている数少ない小規模家族経営 Maisonです。
- 所有する18haの vineyard は、Champagne の最も美しい丘の中腹にあります。それらは、Côte des Blancs 地区の Grand Cru「Chouilly」、Montagne de Reims地区の Premier Cru 「Bisseuil」にあります。
- Epernay 地域のパートナーワイン生産者からの供給は「AR Lenoble champagnes」の構成に使用されます。
- 彼らは、Champagne の最北端にある湿気の多い寒い気候の中で、生物多様性と土壌生物を活用するビオロジックに移行し20年の歳月をかけブドウ畑の環境を理想的な状態に整えました。
- ブドウ樹は収穫量を減らすために草で覆われ、土壌はチョークの奥深くに根をはらす為に耕され、曝気(水に酸素を供給する)されます。
- Dosage の量を減らす事で、各キュヴェの個性を明確に表現し、毎年安定した味わいを生み出しています。
Côte des Blancs
- 白ワイン品種 Chardonnay 殻造られた物を Blanc de Blanc 、赤ワイン品種 Pinot Noir / Pinot Meunier で造られた物を Blanc de Noirs と呼ばれます。
- Chardonnay は、赤ワイン品種よりも柑橘系の味がする傾向があり crisper でドライな傾向があり、食前酒またはシーフードのパートナーとみなされる可能性が高い。
- Côte des Blancs は、Champagne 地方の Blanc de Blanc 生産の中心地です。
- Champagne 北部の Epernay 市から南へのびる「ホワイトの丘」丘陵の東及び南向きの斜面で Chardonnay の栽培(96%)がされています。白亜質の粘土ベースの土壌は他の場所よりも白ブドウ栽培の生産に適しています。
- Champagne の Premier Cru / Grand Cru のステータスは、個々の区画ではなく村に与えられます。
- Grand Cru の村は「Le Mesnil sur Oger」「Cramant」「Avize」「Oger」「Oiry」「Chouilly (Blancs)」の6村です。
- Premiers Crusの村は「Bergere-les-Vertus」「Chouilly (Noirs)」「Cuis」「Etrechy」「Grauves」「Vertus」「Villeneuve-Renneville-Chevigny」「Voipreux」です。
- ワインはフレッシュさを失わずゆっくりと熟成し、スケールが大きく、デリケートでエレガンスをそなえている。
- 成熟度は、Blanc de Blancs の味にも影響を及ぼします。Chardonnay ベースのワインは、若いときに柑橘類、青リンゴ、ミネラル感をより多く示します。しばしば、蜂蜜のバターを塗ったトーストの characters が有ります。
- 最高品質の Blanc de Blancs の vintage Champagnes は、あらゆるカテゴリーの sparkling wine の中で最も長持ちします。
- 毛皮商として成功したウジェーヌ・エメ・サロンが1900年代初頭にル・メニル・シュル・オジェ村に設立。「ぶどうが最良の年にしか造らない」がモットーで、ぶどうが不作だった年には生産を見合わせ、ヴィンテージが手に入った年にのみ最上質のシャルドネの一番搾り果汁だけを使用して生産する。現在JALのファースクラスで提供されているシャンパンとしても有名。
- Salon の「Le Mesnil」「Krug's Clos de Mesnil」は、Le Mesnil sur Oger 村の Chardonnay から生産しています。
- 1760年創業。シャルドネの特性を引き出すことで評価が高いメゾン。Salonの姉妹メゾンという位置づけを担っており、サロンが造られない年のぶどうを使用して造られるのがこのDeramotteとなる。ラインナップは「Brut NV」「blanc de blancs NV」「blanc de blancs Millesime」「Rose」の4種。全てに共通するのはChardonnayのキャラクターからくるクリーンで上品な風味。
- スタンダードなキュヴェのBrutでさえ、50パーセントと高い比率でChardonnayを用いる。(唯一の例外はPinot NoirとChardonnayを8:2の割合でブレンドするRoseだけ)
- 他の多くのMaisonの場合、スタンダード・クラスに使用するChardonnay種の割合は30パーセント前後です。Le Mesnil sur Oger 村をはじめCotes des BlancsのGrands Crusで収穫されたChardonnayの、ピュアな風味がMaisonのアイデンティ。
- 瓶内熟成期間はBrut NVで30〜36ヶ月と長く、blanc de blanc NVでは4〜5年も澱と一緒に寝かせられる。
- 品種やクリュ、長期熟成など当然ながらSalonとの近似性が散見され、Mesnilメニル、Avizeアヴィーズ、Ogerオジェール、CramantクラマンのChardonnayがAssemblage(調合)されたblanc de blanc Millesimeに至っては、プチ・サロンと呼んでしまいたくなるほどの気品と複雑味が堪能できる。
- 1859年にシャンパーニュ商人であったルロワ家と、ぶどう栽培家のデュヴァル家が共同でヴェルデュ村に設立。ぶどう栽培から醸造まで一貫した哲学を持って取り組むメゾン。
- Montagne de ReimsとCotes des Blancsに200ヘクタールのPremiers CrusとGrands Crusを所有し、コート・デ・ブラン地区では最大級のPremiers Cru所有者のひとつとして知られる。
Champagne
- Champagne 地方は、パリの北東約150Kmに位置し、フランスのワイン産地としては、最も北にある(北緯50度)。
- 平均気温約10度Cで、葡萄栽培にとっては厳しい気象条件である。
- この地方には北側に背の高い森林があり、冬の冷たい北風と霜を防ぎ、 マルヌ川から立ち昇る水蒸気の湿度がその厳しさを緩和している。とは言え、冷害や日照不足による影響は大きく、不作の年のワイン生産は4分の1になってしまうこともある。
- 土壌は、シャブリと同質のキンメリジャンと呼ばれる石灰岩の混ざった泥土質で、 この水はけのいい白い土壌が、乏しい日光を反射、吸収し、葡萄の成育を促している。(シャンパーニュとは、白い土壌の平野を意味する)
- 「シャンパン」とは、このシャンパーニュ地方の限定された地区で栽培された葡萄を使い、葡萄の品種や製法などワイン法に規定された条件を満たした「発泡ワイン」のみを言い、この条件を満たしていないものは「シャンパン」を名乗ることは出来ない。
- この地方の中心地は、ランス市とエペルネ市。ランス市のノートルダム大聖堂はゴチック建築の傑作で世界遺産にも登録されている。現在は、発泡性ワインの産地だが、17世紀後半までは非発砲ワインのみの産地であった。
- シャンパーニュのカーヴは、ブドウ畑の下層にあり、その下層土壌は石灰岩で、ワインの熟成にはうってつけの条件を備えている。
- 深さ10~50mの石灰岩に掘られたカーヴの中は、光も音も届かず、8~12度の気温で湿度も一定である。
- ランスとエペルネイの地下のカーヴは、端から端までで、ともに300km以上もの長さがあり、膨大なワインが熟成の時を過ごしている。
- 大手メゾンの中には、数十キロに及ぶものもあって、カーヴの中を、電動車を使って移動している。
- ランスの地下には、古代ローマ時代に道路や町の建設のために使ったチョークの採石場の跡のカーブが残っていて、それをそのまま使っている。歴史的記念物にも指定されている。
- ワイン原料のブドウの収穫年のあるなし。
- 黒・白系の葡萄、異なる村、異なる年のものの混醸。
- 甘口から辛口まである。
- 年号表示無し。
フランスには国で定められたワイン法があり、2008年までは「AOC法」、2009年からは「AOP法」で定められています。
この記事は以下のような人におすすめです!
- ワイン購入に失敗したくない人
- ワイナリーの物語を知って飲みたい人
- ワインの知識を深めたい人
※ Sparkling-Complex and Traditional
- バターから焼きりんごやトーストまで、このスタイルはヴィンテージのシャンパンやその他の世界中の熟成スパークリングワインに共通しています。
- Brioche
- Yeasty
- Hazelnut
- Fine bead
- Baked apple
- Butter
- Vanilla
※ Chardonnay
- Chardonnay は世界で最も広く栽培されている有名な白ワイン用ブドウ品種です。最も評価の高い地区は Burgundy と California ですが、 Italy, Australia, New Zealand, South America も高評価を得ています。
- 多くの Chardonnay wine は香りが複雑ですが、これは品種からではなくワイン製造技術(特にオークの使用)によるものです。「ワインメーカーのワイン」と言われる所以はです。
- Malolactic 発酵は独特のバターの香りをワインに与えます。オーク樽での発酵および熟成は、バニラ、スモーク、クローブやシナモンなどの甘いスパイスの note が有ります。バレル内での長時間の粕の接触は、ビスケット、生地の風味を与えます。
- Chardonnay ワインに見られるフルーティーな flavors は、トロピカル(バナナ、メロン、パイナップル、グアバ)からストーンフルーツ(ピーチ、ネクタリン、アプリコット)、柑橘類、リンゴにまで及びます。
- 気候がどのフルーツフレーバーを持つかを決定します。大まかに言えば、California, Chile, Australia のような暖かい地域はトロピカルフレーバーを、 Burgundy 南部や New Zealand 北部などの温帯地域ではストーンフルーツのフレーバーを、非常にクールな Chablis, Champagne, Germany などは、青リンゴのフレバーがあります。
- Chardonnay ワインのテイスティングノートにはよくチョーク、湿った石、砕いた貝殻などのミネラル記述が取り入れられていますが、これらはブドウ園の土壌に起因する場合があります。最も有名な minerally Chardonnay wines は、unoaked style の Chardonnay に焦点を当てた Chablis のワインです。
- Chardonnay はスパークリングワイン(Dry wines )で Pinot Noir とペアで使用されたり、カナダでは貴腐した甘い Chardonnay ice wines を生産しています。
- Chardonnay は、比較的高い収量を生み出し、幅広い気候で成長し、比較的簡単に許容できる品質のワインにすることができます。貧しいヴィンテージでは、不足分をオークのフレーバーで覆い、不作による経済的影響を減らすことができます。
- いくつかのブドウ栽培の課題は有りますが、古くからの技術でカバーしています。非常に温暖な気候では、自然の酸味を失う傾向があり、平らで誇張されたワインになります。これは、酸を加えるだけで部分的に修正するか、早めに収穫し、オークとマロラクティック発酵を使用して風味の欠如を補うことで修正できます。涼しい気候の葡萄園は、ブドウの木が季節の早い時期に芽を出し、開花し、春の霜の影響を受けやすくなるため、 Burgundy 特に Chablis の生産者は、伝統的にブドウの木の列の間にブレイザーを置いてこれを軽減してきました。これらは暖かさのためだけではなく、霜を防ぐ気流も作り出します。
- Butternut squash risotto (risotto alla zucca)
- Japanese-style pork belly
- Roast chicken with honey-sesame carrots
structure の意味合い
- 甘味、酸味、タンニン(渋み)、アルコールなどの要素で造られる、ワインの味わいの骨格の事。
- アルコールや酸味等がバランス良く、多く存在していると、骨格=ストラクチャーがしっかりしている、と表現される。
- 例えるならば、花に直接鼻をつけた時の香りではなく、お花畑で全体的に香る『花の香り』の様な柔らかい香りを表現する時に使われます。
- 白ワインでよく使われる表現です。