Ch.Pontet Canet
あの第1級 Ch.Mouton Rothschild のすぐ向かいに有る素質満点のワイン
Wine étiquette
Tasting
- ボリューム 軽□□□□■□重
- タンニン 控□□□□■□渋
- 甘み 辛□■□□□□甘
- 酸味 弱□□□□■□強
- 格付け第5級のなかでも異彩を放つ存在で、5大シャトーに迫るハイパフォーマンスワインとしての地位を確立している
Profile
- 【Ownership】Alfred and Michel Tesseron
- 【Consultant Winemaker】Michel Rolland
- 【Region or Appellation】Pauillac > Medoc > Bordeaux > France
- 【Classification】5eme Grand Cru Classé
- 【Wine Style】Red-Savory and Classic
- 【Grape/Blend】Bordeaux Blend Red Wine
- 【Blend】Cabernet Sauvignon, Merlot, Cabernet Franc & Petit Verdot
- 【Food Pairing】Beef and Venison
- 【Sweetness】Dry
- 【Maturation】French Oaked
- 【Alcohol ABV】12.5%
- 【Avg. Price 】¥190,000/750ml
- 【Drinking Window】2000-2017
- 【Ageing】50% in new oak barrels, 35% in concrete amphoras, 15% in one wine oak barrels - 16 to 18 months.
Winery
- Château Pontet-Canet は、 Bordeaux 北部 Médoc region 地区 Pauillac appellation にある、高い評価を得ているドメーヌである。
- このドメーヌは、1855年のボルドー格付けで第5級にランクされているが、現在、もっと高いランクに値すると考えられている。
- このドメーヌの Grand vin は、偉大なフィネスを備えた古典的で骨格のある claret で、世界中で多くの需要がある。 ドメーヌのセカンドワインは Hauts de Pontet-Canet 。
- 1720年代にMédoc の王室総督 Jean-Francois de Pontet が Pauillac のいくつかの畑の区画を統合し設立した。彼の子孫は Canet の近隣の区画を追加した。
- このワインがシャトー瓶詰めされたのは1972年です。
- 1975年以来、コニャックで有名な Tesseron 家が所有しており、同家の管理下で品質は大きく向上し、オークションの価格と人気も上昇した。
- Pontet-Canet は Cabernet Sauvignon 主体の骨格がしっかりしたバランスの良いポイヤックらしい味わいが有り長期熟成の可能性を秘めたフルボディワインです。
- 81ヘクタールのブドウ畑は、 Pauillac 地区の中心に位置し、 châteaux Mouton Rothschild と d'Armailhac のすぐ南にある。
- 土壌は石灰岩の岩盤の上に Garonne 河の砂利が堆積したもので、温暖で水はけがよく、 Cabernet Sauvignon に最適な条件を備えている。
- 62%の Cabernet Sauvigno、32%の Merlot 、少量の Cabernet Franc と Petit Verdot が植えられている。
- ブドウ栽培は organic と biodynamic の認証を受け、2004年から biodynamic に取り組みメドック格付けのシャトーでは初めて全区画 biodynamic に移行し、目覚ましい変革を遂げています。近年は作業馬のチームも導入している。
- 果実へのダメージを最小限に抑え、ワインメーカーが区画と品種を分けて管理できるように、ブドウは小さな木枠に摘み取られ、選果台に直接移される。
- 2005年以来、果汁は温度管理された近代的なコンクリート・タンクで発酵される。 各区画のブドウは別々に醸造され、ヴィンテージに応じて16~20ヶ月間樽熟成される。
- 新樽比率は3分の2以下。
最終更新日:2023年3月10日
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Wine 雑学
AOC(AC)ワイン
- AOCとは Appellation d'Origine Controlee (原産地統制呼称制度) の略
- フランスの伝統的なワイン産地には、使っている葡萄品種や栽培方法、醸造方法などにそれぞれ固有のスタイルがあり、そのような産地の個性を守るための法的な規制です。
- 1935年にフランスで制定され、INAO(国立原産地名称研究所)が管理をしています。
- AOCが正確な表現で、「AC」は、「AOC」の表現が何度も続く場合に簡略化して言う場合。
- 原産地とあわせて言う場合には、「AC」を使う。例としてAC.Bourgogne との表示は Bourgogneが「O」に当たる原産地なのでACを使っています。
Chateau system
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
- Chateau system とは、ボルドーの特有の制度として「シャトー名をラベルに表示」したワインを市場に出すための条件を決めた制度です。
- ボルドーワインは「シャトー・ワイン」と「ゼネリック・ワイン」に分けられる。
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
- 自己の葡萄畑で栽培した葡萄のみを使用する
- 自分の醸造所でワインに仕込む
- 自分のところで樽貯蔵する
- 自分のところで瓶詰めを行う
- Chateau Wine の中でも常に高品質ワインを造っているシャトーには公的「格付け」がなされておりラベルには「Cru Classe」と表示し区別している。
「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
- ボルドーの大手酒商(メーカーやネゴシアン)が、その地区や村の葡萄や樽酒を買い集め、混醸したワインを言う。 当然ながら他の地区や他の村の葡萄や酒を混ぜることは出来ません。
- ワインはその地区や村の性格を反映し、AOCの規定に従った一定の水準以上のものでなければならない。
- ボルドー全域のもの「Bordeaux」
- 地区のもの「Medocや Graves・・・・」
- 村のもの「MargauxやSt-Emilionなど」。これはセミ・ゼネリックとワンランク上の呼び方をする。