フランス最高級赤ワイン  (Château) La Mondotte 1999' 2008’正月

2024年12月30日月曜日

Bordeaux Libournais ワイン日記

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😁シャトーの情報を知り購入すれば飲む時の楽しみが増します😀


Stephan von Neipperg 伯爵の所有するワイナリー Ch.La Mondotte / Ch.Canon La Gaffeliere / Clos de L'Oratoire / Ch. d'Aiguilhe

フランス最高級赤ワイン La Mondotte 1999'


Wine étiquette

2008'01/02
Ch.Moulin Saint Georges ⇒ Ch.Latour ⇒ La Mondotte ⇒ Ch.Pichon Longueville Baron

 

Ch.Moulin Saint Georges

 Ch.Latour

Ch.Pichon Longueville Baron



Tasting

  • ボリューム    軽□□□□□■□重
  • タンニン     控□□□□□■□渋
  • 甘み       辛□■□□□□□甘
  • 酸味       弱□■□□□□□強
このワインを赤身の肉に合わす場合には厚めのステーキが良いです。添え物、おかず、ソースも考慮すること。


Profile

  • 【Ownership】Count Stefan von Neipperg
  • 【Region or Appellation】Saint-Emilion Grand Cru > Saint-Emilion  > Bordeaux > France
  • Classification】Saint-Emilion Premier Grand Cru Classé B
  • 【Wine Style】Red-Savory and Classic
  • 【Grape/Blend】Cabernet Franc - Merlot
  • 【Food Pairing】Beef and Venison
  • 【Sweetness】Dry
  • 【Maturation】Oaked
  • 【Alcohol ABV】14.5%
  • 【Avg. Price 】¥36,000/750ml


Winery 

  • La Mondotte は、有名な Saint-Émilion にある Bordeaux  の小さな生産者である。  Merlot と Cabernet Franc から赤ワインを造っている。 限られた生産量と高い評価により、この産地で最も人気があり、最も高価なワインのひとつとなっている。
  • La Mondotte の4.5ヘクタールの小さな畑には、およそ75%の Merlot 、25%の Cabernet Franc が植えられている。 ブドウの木の平均樹齢は50年以上で、最も古いものは1939年に植えられた。
  • 石灰岩台地の少し離れた東に位置するこの畑は、石灰岩と岩の多い下層土が堆積した粘土とシルトの上にある。 このため水はけがよく、根の深いブドウの木が育つ。 この地の深い石灰岩は、ワインのミネラル・スタイルに影響を与えていると言われている。 斜面に植えられているため、日当たりがよく、この地域の Merlot の基準からしても早熟である。
  • 収量はこの地域で最も低く、 winery では除梗の前後に果実を注意深く選別する。 全果実の発酵は、温度管理された French oak の開放式タンクで約29日間行われる。 抽出は葡萄の果皮をパンチングダウンで行う。
  • Malolactic 発酵と熟成は澱とともに100% French oak の新樽で行われる。 樽熟成は vintage によって18~24ヶ月。 清澄や濾過は行わない。
  • 最良の vintage では、このワインは10年から15年の熟成により品質が向上する可能性があり、最大40年まで優雅に熟成する可能性があります。
  • 年間生産量は1000ケース以下。
History of (Château) La Mondotte
  • その歴史は19世紀にまで遡り、1868年に Cocks と Féret が出版した Bordeaux 名鑑の第2版に、このワイナリーが記載されている。 しかし、その現代における名声は、自社ワイナリーの建設後、ブドウ畑に特別な力が注がれるようになった1996年のヴィンテージから始まったと言えるでしょう。
  • 何十年もの間、ワインは隣接する Château Canon La Gaffelière で造られていた。 この2つのドメーヌは、ボルドーの他のドメーヌとともに、1971年に現オーナーの Stephan von Neipperg の父 Joseph-Hubert von Neipperg によって購入された。
  • 当初は Canon La Gaffelière の畑の改良に重点を置いており、一時は Mondotte の畑も吸収される予定だった。 しかし、INAOによって、この計画は認められませんでした。広い方の区画は Grand Cru Classé の格付けを有していましたが、Mondotte はそうではなかったからです。これが、La Mondotte が台頭するきっかけとなりました。
  • 1996年、醸造責任者に Stéphane Derenoncourt を起用し、論理や規制から離れた全く新しい La Mondotte を造る。
  • 名称も変更され、"Château "の文字が省かれた。 変更を強調するため、新しいラベルとボトルが同時に導入されました。2012年の Saint-Émilion の格付け見直しにおいて、 Mondotte と Château Canon La Gaffelière の両方が Premier Grand Cru Classé に昇格しました。
以前のワインラベル

Stephan von Neipperg 伯爵家の紋章
 錚々たる所有ワイナリー
Ch.La Mondotte / Ch.Canon La Gaffeliere / Clos de L'Oratoire / Ch. d'Aiguilhe

Last updated 19-Apr-2024


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この記事は以下のような人におすすめです!
  • ワイン購入に失敗したくない人
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  • ワインの知識を深めたい人


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Wine 雑学

AOC(AC)ワイン

AOC(AC)ワイン
  • AOCとは Appellation d'Origine Controlee (原産地統制呼称制度) の略
  • フランスの伝統的なワイン産地には、使っている葡萄品種や栽培方法、醸造方法などにそれぞれ固有のスタイルがあり、そのような産地の個性を守るための法的な規制です。
  • 1935年にフランスで制定され、INAO(国立原産地名称研究所)が管理をしています。
AOC と AC の使い分け
  • AOCが正確な表現で、「AC」は、「AOC」の表現が何度も続く場合に簡略化して言う場合。
  • 原産地とあわせて言う場合には、「AC」を使う。例としてAC.Bourgogne との表示は Bourgogneが「O」に当たる原産地なのでACを使っています。

Chateau system

Chateau system
  • Chateau system とは、ボルドーの特有の制度として「シャトー名をラベルに表示」したワインを市場に出すための条件を決めた制度です。
  • ボルドーワインは「シャトー・ワイン」と「ゼネリック・ワイン」に分けられる。
「Chateau Wine」
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
  • 自己の葡萄畑で栽培した葡萄のみを使用する
  • 自分の醸造所でワインに仕込む
  • 自分のところで樽貯蔵する
  • 自分のところで瓶詰めを行う
  • Chateau Wine の中でも常に高品質ワインを造っているシャトーには公的「格付け」がなされておりラベルには「Cru Classe」と表示し区別している。

「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
  • ボルドーの大手酒商(メーカーやネゴシアン)が、その地区や村の葡萄や樽酒を買い集め、混醸したワインを言う。 当然ながら他の地区や他の村の葡萄や酒を混ぜることは出来ません。
  • ワインはその地区や村の性格を反映し、AOCの規定に従った一定の水準以上のものでなければならない。
 ラベル表示はAOCにのっとって3種類に分けられる。
  1. ボルドー全域のもの「Bordeaux」
  2. 地区のもの「Medocや Graves・・・・」
  3. 村のもの「MargauxやSt-Emilionなど」。これはセミ・ゼネリックとワンランク上の呼び方をする。

Saint-Émillion の格付け(1955年制定)

  • Saint-Émillion は1955年以来、公的格付けがなされていて、10年毎に見直しを計る事になっています。
  • これまでに1969年、1986年、1996年、2006年、2012年、2022年の6回にわたって改訂された。
  • 格付けはそれぞれのシャトーのワインの価格や地価、ブランド性に大きく影響を及ぼします。そのため、2006年の見直しでは、降格した13のシャトーのうち八つのシャトーがその公平性を巡って不服を申し立て、訴訟となる。結果、2006年の格付けは取り消しとなり、1996年の格付けの効力を2011年まで延長するという暫定措置が取られた。
  • 2012年の格付けでは、Premier Grand Cru Classé  A に、新たに Château Pavie と Château Angélus が加わった。それまでは、Château Cheval Blanc と Château Ausone の2つのドメーヌだけだった。また、小さなガレージワイナリーから急成長しシンデレラワインという呼び名を持つCh. Valandraud や Ch. Canon La Gaffelière など四つのシャトーが Premier Grand Cru Classé B に昇格した。
  • 2022年の格付けでは、Ch. Figeac が Premier Grand Cru Classé A  に昇格した。
  • 1955年から頂点に立ち続けてきたPremier Grand Cru Classé  A の Ch. Ausone と Ch. Cheval Blanc の2シャトーが、審査基準を理由に格付けに参加しないことを表明。
  • Ch. Angelus は、共同経営者の有罪判決を受けて格付けから撤退。
  • Ch. Canon La Gaffelière(Premier Grand Cru Classé  B)も、格付けを辞退。

2022年のプルミエ・グラン・クリュ・クラッセに格付けされたシャトー
Premier Grand Cru Classé  A 
  1. Ch. Figeac
  2. Ch. Pavie
 Premier Grand Cru Classé  B 
  1. Ch. Beau-Sejour-Becot
  2. Ch.Beausejour Duffau Lagarrosse
  3. Ch. Belair-Monange
  4. Ch. Canon
  5. Ch. Canon La Gaffelière
  6. Ch. Larcis-Ducasse
  7. Ch. Pavie-Macquin
  8. Ch. Troplong-Mondot
  9. Ch. Valandraud
  10. Clos Fourtet
  11. La Mondotte
  12. Ch. Trottevieille


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趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

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