最高の白ワインと言われるCh.Haut Brion Blanc
Wine étiquette
2000’11/13
色は麦藁色、気品のある香りを妻の手料理で楽しみました。
マグロ・イカ・ヒラメ・タイ・ハマチ・トリガイの造り。貝柱の造りとバター焼き。真鯛の塩焼き。ホッケの焼物。タラ白子のアルミホイル焼き。
Tasting
- ボリューム 軽□□□□■□□重
- 甘み 辛□□■□□□□甘
- 酸味 弱□□□■□□強
- グラスに注ぐと綺麗な黄金色が現れる。 最高の白ワインと言われるだけあり、口に含んだ瞬間から奥深く、セミヨンのまろやかさや熟したフルーティーな爽やかさを感じる。 酸味や渋味は一切なく、ただただ口の中に幸せを感じ、長い余韻に浸っていたいと思わせてくれる五大シャトーの一つが造る白でした。
Profile
- 【Ownership】Domaines Clarence Dillon
- 【Winemaker】Jean-Bernard Delmas
- 【Region or Appellation】 Pessac-Leognan > Bordeaux > France
- 【Classification】Cru Classé
- 【Wine Style】Buttery and Complex White Wine
- 【Grape/Blend】Sauvignon Blanc - Semillon
- 【Blend】69% Sauvignon Blanc, 31% Semillon
- 【Food Pairing】Manchego and Parmesan
- 【Sweetness】Dry
- 【Maturation】French Oaked
- 【Alcohol ABV】12.5%
- 【Avg. Price 】¥140,000/750ml
- 【Drinking Window】1998-2015
Winery
- Château Haut-Brion は、Bordeaux の5つの1級畑の中で最も古く、世界で最も有名なワインのひとつである。
- Bordeaux 市街の南、Pessac-Léognan にあるこのシャトーは、Médoc 地区にある他のシャトーとはかなり離れている。 Lafite Rothschild, Mouton Rothschild, Latour は、すべて Pauillac、Château Margaux は、Margaux にあります。
- この土地は Bordeaux 郊外の Graves 北部にあり、現在は建物や道路に囲まれている。 1980年代初頭に Haut-Brion のオーナーが購入した La Mission Haut-Brion に隣接している。
- 51ヘクタールの畑の大部分は赤ワイン用品種の Merlot, Cabernet Sauvignon, Cabernet Franc, Petit Verdot が48ヘクタールを占め、白ワイン用品種の Sauvignon Blanc, Sémillon は3ヘクタール植えられている。
- Haut-Brion のキュヴェは、Medoc のワインよりも Merlot 比率が高く、Cabernet Sauvignon は脇役的傾向がある。 そのため、他の左岸のワインよりも丸みがあり、柔らかい。 シャトーはこのワインを、empyreumatic(焦げた有機物)なブーケを持つと表現している。
- セカンドワインは、2007年から La Clarence de Haut-Brion として知られている。
- Haut-Brion の赤ワインは、Grand vin とも呼ばれ、シャトーの生産量の大半を占める重要なラインである。 しかし、Haut-Brion というシンプルな名前を共有する白ワインがあることは、格付けシャトーの中では珍しく英語圏の人々でさえ Haut-Brion blancと呼ぶことが多い。
- これは珍しいことではなく、Graves や Pessac-Léognan のシャトーでは、赤ワインと白ワインの両方を定期的に生産している。
- 1530年代に Pontac 家によって設立され、その後何度も所有者が変わっている。 歴史的に実証されている事では、 Haut-Brion は Charles 2世と Thomas Jefferson に愛飲され、有名なロンドンの日記作家 Samuel Pepys もこのワインのファンであった。
- このドメーヌは1935年にアメリカ人の Francophile Clarence Dillon によって買収され、以来一族によって管理されている。
- Dillon 家は、 La Mission Haut-Brion の他にも、Bordeaux のドメーヌをいくつか所有しており Saint-Emilion Grand Cru の Château Quintus(旧称 Château Tertre-Daugay )が最も有名です。
Last updated 14-Feb-2023
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Wine 雑学
AOC(AC)ワイン
AOC(AC)ワイン
- AOCとは Appellation d'Origine Controlee (原産地統制呼称制度) の略
- フランスの伝統的なワイン産地には、使っている葡萄品種や栽培方法、醸造方法などにそれぞれ固有のスタイルがあり、そのような産地の個性を守るための法的な規制です。
- 1935年にフランスで制定され、INAO(国立原産地名称研究所)が管理をしています。
- AOCが正確な表現で、「AC」は、「AOC」の表現が何度も続く場合に簡略化して言う場合。
- 原産地とあわせて言う場合には、「AC」を使う。例としてAC.Bourgogne との表示は Bourgogneが「O」に当たる原産地なのでACを使っています。
Chateau system
Chateau system
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
- Chateau system とは、ボルドーの特有の制度として「シャトー名をラベルに表示」したワインを市場に出すための条件を決めた制度です。
- ボルドーワインは「シャトー・ワイン」と「ゼネリック・ワイン」に分けられる。
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
- 自己の葡萄畑で栽培した葡萄のみを使用する
- 自分の醸造所でワインに仕込む
- 自分のところで樽貯蔵する
- 自分のところで瓶詰めを行う
- Chateau Wine の中でも常に高品質ワインを造っているシャトーには公的「格付け」がなされておりラベルには「Cru Classe」と表示し区別している。
「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
- ボルドーの大手酒商(メーカーやネゴシアン)が、その地区や村の葡萄や樽酒を買い集め、混醸したワインを言う。 当然ながら他の地区や他の村の葡萄や酒を混ぜることは出来ません。
- ワインはその地区や村の性格を反映し、AOCの規定に従った一定の水準以上のものでなければならない。
- ボルドー全域のもの「Bordeaux」
- 地区のもの「Medocや Graves・・・・」
- 村のもの「MargauxやSt-Emilionなど」。これはセミ・ゼネリックとワンランク上の呼び方をする。