天国の門の鍵を持つ聖ペトロのラテン語名を冠した神の宿る葡萄酒ペトリュスはBordeaux 右岸 Pomerol の質素な小さな畑から生まれる。
1999’05/27 Peturus 1976’
未だ未だ飲み頃には早かった。
どっしりとした芳醇で濃厚で凝縮された最高位の瓶からはメルロの歌声が聞こえてきた。
[Petrus1976'] 購入日:1998’03/11 抜栓日:1999’05/27
[Petrus1979'] 購入日:2000’03/28 抜栓日:2000’03/28
[Petrus1984'] 購入日:1999’10/11
Jean Pierre Moueix 社
- あの Petrus や Trotanoy と言った Pomerol を代表する有名シャトーのオーナーであるが、同時に、Pomerol 、Saint-Émilion、Fronsac など Bordeaux 右岸のワイン専門のネゴシアンでもある。
- 同社の歴史は、今日の名声に比べると決して古いものではない。現在の当主 Christian Moueix の父親 Jean-Pierre が Libournais で創業したのは1937年です。
- 1950年代以降、J.P.Moueix 社は利益をブドウ畑に投資する方針を貫き、Petrus の他、Pomerol の La Fleur-Pétrus、Magdelaine、Trotanoy 等を次々に買収と共に、買い取れなかったシャトーについては、そのワインの独占販売権を獲得していき急速な発展を遂げます。
- 2008年に Saint-Émilion の Château Bélair を買収し、今日では11のシャトーを所有し、そのぶどう畑の総面積は100haを超えています。
- 1947年以降、 Madame Loubat (ルバ)が所有していた Petrus も Moueix 社が独占販売業者になっていたが、1964年、マダム Lily Paul Lacoste (Madame Loubat の姪)と共に共同所有者となりました。
- Merlot の達人と呼ばれた醸造家 Jean-Claude Berrouet を得て、Petrus の品質を高め、世界で最も希少で高価なワインへと変貌させると共に自身のネゴシアンとしての地位を確立した。
- J.P.Moueix 社は、自社の所有するシャトーにおいて常に最新の技術を用い品質の向上や伝統的な価値を尊重することに努めています。
- 栽培担当者、醸造家、セラー・マスター、テクニカル・ディレクターは、ぶどう栽培から、醸造・熟成のあらゆる工程に、細心の注意を払い、ワインづくりを行っています。
- Merlot 主体のワインは、現代のワイン愛好家に高く評価され、世界的な注目が高まるとともに、畑への投資も拡大し、ワインの品質は年々高まっています。
- Petrus と Moueix 社の成功が Pomerol の他の生産者のワインの品質向上に努めるきっかけとなった。その結果、Pomerol という小さなアペラシオン自体が注目され、Bordeaux 右岸の Pomerol を左岸の Medoc に優るとも劣らぬ銘醸地として認知されるようになっていった。Jean-Pierre Moueix 社の功績は誰もが認めるところとなっています。
Moueix 家
- Jean-Pierre Moueix (1913-2003)
Moueix 家の家長
- Christian Moueix
父親の Jean-Pierre Moueix の足跡をたどり事業を大幅に拡大します。1968年~1969年までカリフォルニア大学デービス校でブドウ栽培を学び、その後フランスに戻り、1970年にEts.JP Moueixに入社します。1991年に社長に就任。
- Edouard Moueix
Ets.JP Moueix 社の副社長。Christian Moueixの息子。
- Laurent Descos
- Eric Murisasco
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