Christian Moueix Pomerol Reserve 2002' ・ポムロールの数ある有名ワイナリーを一本で体験できます。

2018年5月21日月曜日

Bordeaux Libournais J.P.Moueix

t f B! P L

ボルドーワイン Christian Moueix Pomerol Reserve

POmerol AOC のニュアンスを繊細に表現することを目指すワインです。


Wine étiquette

2005'06/14 5−3 宅飲み。
その名もズバリPomerolとは恐れ入りました

Grand Clos de Loyse Louis Jadot



2005’09/15 5−4 宅飲み

Hautes Cote de Nuits Blanc 2003'

2005’07/30 5−5 宅飲み


Tasting

  • ボリューム    軽□□□□□□□□■□重
  • タンニン     控□□□□□□□■□□渋
  • 甘み       辛■□□□□□□□□□甘
  • 酸味       弱□□□□□□■□□□強
  • 深いガーネット、エッジは橙がかっている

Profile

Christian Moueix Pomerol Reserve

  • 【Ownership】Jean-Pierre Moueix 社(正式名称:Établissements Jean-Pierre Moueix)
  • Region or AppellationPomerol > Libournais > Bordeaux > France
  • Wine StyleRed-Savory and Classic
  • Grape/BlendBordeaux Blend Red
  • 【Blend】Merlot, Cabernet Franc,  Cabernet Sauvignon
  • Food PairingBeef and Venison

Winery 

    Christian Moueix Pomerol Reserve 
    • Christian Moueix Pomerol  Reserve Pomerol は、Jean-Pierre Moueix 社が所有するブドウ畑のセカンドワインや、同社が提携する Pomerol の他の有名 Châteaux のブドウから造られるブレンドワインです。
    • これは、同社のワイン造りの哲学である「バランス」「エレガンス」「親しみやすさ」を表現するもので、Pomerol AOC のニュアンスを繊細に表現することを目指しています。主に Merlot が主体で、Cabernet Franc が少量ブレンドされることが多いです。
    • 醸造は、Libournais にある歴史的な「Quai du Priourat」のセラーで Jean-Pierre Moueix 社の技術チームの専門知識を最大限に活用し醸造・熟成されています。
    • Christian Moueix Pomerol  Reserve は、同社のアイコン的なワインに比べると手頃な価格帯でありながら、Pomerol の素晴らしい品質と Moueix 社のワイン造りの哲学を体験できる、非常にコストパフォーマンスの高いワインです。
    Jean-Pierre Moueix 社(正式名称:Établissements Jean-Pierre Moueix)
    • Bordeaux 地方 Libourne に本拠を置く、家族経営の大手ワイン商でありワイン生産者です。1937年に設立され、 Bordeaux の Châteaux や Napa Valley の複数のワイン畑を所有しています。
    • 右岸のワイン、特に Pomerol とSaint-Émilion の発展と名声に大きく貢献し数々のワインを育て上げた実績を持ち、ボルドーワインを語る上で欠かせない存在です。Château  Petrus 、Trotanoy、 La Fleur-Pétrus といった Pomerol の象徴的な Château を所有・管理しており、その専門知識と品質へのこだわりは高く評価されています。
    Moueix family 家所有のワイン畑 
    1. Pomerol: Châteaux Trotanoy, La Fleur-Pétrus, Hosanna, Latour à Pomerol, Lafleur-Gazin, Lagrange, La Grave
    2. Saint-Émilion: Château Bélair-Monange, Haut Roc Blanquant, Clos La Madeleine
    3. Napa Valley:Dominus, Napanook, Othello
    1. Christian Moueix が2008年に買収した、Oakvilleにある Ulysses は、Moueix グループの所有です。
    1. Pomerol の Petrus は、このグループには含まれず、主に Jean-Francis Moueix とその家族が所有しています。Jean-Francis Moueix は、Christian Moueix の兄弟であり  Duclot 社を率いております。
    Wine の流通
    • 右岸の主に Saint-Émilion, Pomerol,  Lalande-de-Pomerol にあるシャトーワイン約20種類は、 Établissements Jean-Pierre Mouiex という部門が流通を担っています。
    • Autres Rivages は、右岸のワイン商である Ets. Jean-Pierre Moueix の左岸版として      の位置づけで2000年に設立されました。Médoc, Graves,  Sauternes に加えて Moueix 家が Napa Valley で所有するワイナリーのワインも取り扱っています。
    Jean-Pierre Moueix (1913-2003)
    • 1929年の大恐慌の後、ワイン事業の創業者 Jean-Pierre Moueix は両親とともに Saint-Émilion に移住しました。当時、Saint-Émilion と Pomerol はまだ広く評価されていませんでしたが、若き Jean-Pierre はここで栽培されている Merlot の可能性を見出しました。
    • 彼は、1937年にワイン商を創業しました。1950年の La Fleur-Pétrus 購入を皮切りにブドウ畑の取得を開始しました。その後40年以上にわたり、ワイン商としての事業と生産の両面を発展させ続けました。
    • 象徴的なワインである Petrus の株式の過半数を取得したのは1964年のことです。
    Christian Moueix
    • 1946年生まれのクリスチャンは、1970年に家族経営の事業に参加しました。当初はブドウ栽培の責任者でしたが、1991年には社長に就任しました。
    • 彼は Hosanna や Belair (現 Belair-Monange)を含むブドウ畑をさらに増やしました。1982年にカリフォルニアで Dominus estate を取得し翌年には最初のワインを造りました。
    • Christian Moueixは、2009年までの38年間、Petrus の経営も手掛けていました。
    Last updated 25-Feb-2025



    Moueix 家
    • Jean-Pierre Moueix (1913-2003)
    Moueix 家の家長
    • Christian Moueix
    父親の Jean-Pierre Moueix の足跡をたどり事業を大幅に拡大します。1968年~1969年までカリフォルニア大学デービス校でブドウ栽培を学び、その後フランスに戻り、1970年にEts.JP Moueixに入社します。1991年に社長に就任。
    • Edouard Moueix
    Ets.JP Moueix 社の副社長。Christian Moueixの息子。
    • Laurent Descos
        Ets JP Moueix 社すべてのセラーマスター。
    • Eric Murisasco
        テクニカルディレクター。



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    • ワイン購入に失敗したくない人
    • ワイナリーの物語を知って飲みたい人
    • ワインの知識を深めたい人

    Wine 雑学

    Bordeaux Wine

    ボルドーワイン
    • ボルドーはフランスのAOCワインの約4分の1に当たる膨大な量のワインを産出しています。また質においても並酒から最高級ワインに至るまで有る幅広く多彩な銘醸地域であります。
     Medoc地区
    • 1855年、ナポレオン3世によって、この年に開催されるパリ万博の目玉商品として赤ワインは Medoc 地区のものが61選ばれ1級から5級までのランク付けがされた。唯一の例外はグラーブの「オー・ブリオン」がメドック以外から1級に格付けされています。白ワインはソーテルヌのものが26選ばれています。
    • 水はけのよい砂礫層(小石、砂、砂利の混合土)の土壌は主要品種であるカベルネ・ソーヴィニヨン種に最適です。これに多くはメルロ種を配し、長期保存の可能な、コシのある、しっかりした赤ワインを生み出しています。
    AOC(AC)ワイン
    • AOCとは Appellation d'Origine Controlee (原産地統制呼称制度) の略。
    • フランスの伝統的なワイン産地には、使っている葡萄品種や栽培方法、醸造方法などにそれぞれ固有のスタイルがあり、そのような産地の個性を守るための法的な規制です。
    • 1935年にフランスで制定され、INAO(国立原産地名称研究所)が管理をしています。
    • AOCが正確な表現で、「AC」は、「AOC」の表現が何度も続く場合に簡略化して言う場合。
    • 原産地とあわせて言う場合に「AC」を使う。 AC.Bourgogne の Bourgogneが「AOC」の「O」に当たる原産地名となります。

    ボルドーの特有の制度 Chateau system
    • ボルドーの特有の制度として「シャトー名をラベルに表示」したワインを市場に出すための条件を決めた制度です。
    • ボルドーワインは「Chateau Wine」と「Generic Wine」に分けられる。
    「Chateau Wine」
    • シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
    • 自己の葡萄畑で栽培した葡萄のみを使用する
    • 自分の醸造所でワインに仕込む
    • 自分のところで樽貯蔵する
    • 自分のところで瓶詰めを行う
    • Chateau Wine の中でも常に高品質ワインを造っているシャトーには公的「格付け」がなされておりラベルには「Cru Classe」と表示し区別している。
    「Generic Wine」
    • シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
    • ボルドーの大手酒商(メーカーやネゴシアン)が、その地区や村の葡萄や樽酒を買い集め、混醸したワインを言う。 当然ながら他の地区や他の村の葡萄や酒を混ぜることは出来ません。
    • ワインはその地区や村の性格を反映し、AOCの規定に従った一定の水準以上のものでなければならない。
    • ラベル表示はAOCにのっとって3種類に分けられる。
    • ボルドー全域のもの「Bordeaux」、地区のもの「Medocや Graves・・・・」、「MargauxやSt-Emilionなど」村名表記されたものは、セミ・ゼネリックとワンランク上の呼び方をする。

    Bordeaux Libournais地区

    地形と土壌の違いで次の様なAOCグループに分かれます。

    AC. St-Emilion
    • St-Emilionの特徴は、畑の小ささとシャトーの密集ぶりにある。 
    • 中小・零細シャトーが群がっているので選ぶのに苦労する。
    • 同一地区内に「St-Émilion Grands Crus」と言う別のACも持っている。
    AC.St-Emilion衛星AC
    • St-Emilion の北部の村のワインだが、近年本来のサン・テミリオンより優れたワインを出す所も少なくない。
    • メルロ種がここでも主要なぶどう品種。カベルネ・ソーヴィニヨンやカベルネ・フラン種もブレンドに使われる。
    • ビロードのような滑らかでフルーティなワインは、凝縮された構造と微妙に締まったタンニンのおかげで、熟成されるほど旨くなる。
    1. Lussac Saint-Emilion
    2. Montagne Saint-Emilion
    3. Puisseguin Saint-Emilion 
    4. Saint-Georges Saint-Emilion
    AC.Pomerol
    • ワインの評判の良さとは裏腹に小さな村である。歴史や文化の影を持つ建造物が見当たらず、平凡な田舎風景が起伏の少ない台地に広がっている。
    • Pomerolには他のボルドー地区「Médoc」「Graves」「Sauternes」「St.-Émilion」の様に公式のワイン分類システムは有りません。
    • ボルドー地域の東、リブルヌ地区のサンテミリオンに接した高低差20メートルばかりの800ha(2000a)の砂利地帯がポムロールです。ボルドーワインの生産地区分類でリブルネの呼称になっているリブルヌの町はポムロールのすぐ南にあります。
    • サン・テミリオンの隣にありながら、はっきり違うワインが生まれる理由は土壌にあります。太古の地層の侵食と中央山岳地帯からドルドーニュー川が運んだ堆積土壌で形成され鉄分を多く含み肥沃。西側は砂質、サン・テミリオンに近い東は粘土質です。
    • 最高のワインが生産されるのは、ポムロールがサンテミリオンと接近する砂質の土壌に一定の割合の粘土を含む東部です。最も高く評価されているポムロール生産者の3つ「ch.Pétrus」「Lafleur」「Le Pin」は東部地区にあります。
    • 葡萄畑の総面積は約800haと小さく平坦な土地にある。 栽培葡萄品種はメルロ種が主でほぼ80%を占める。残りも殆どがカべルネ・フラン種でソーヴィニヨン種は少ない。
    • 出来るワインはメドックのものよりタンニンが少なく、一般的に香り豊かで、輝かしいルビー色。アルコール分が多く、芳醇なコクを持ちながら、柔らかな口当たりが特色。
    • Merlot主体で造られるワインはワインを豊かで滑らかで、若い時から飲めて、長期熟成も可能にします。そして、風味のあるスパイス構造と要素を追加するためにCabernet Francも使用されます。良い特徴を持ったメルローですが、早咲きの品種で春の霜に弱いというリスクも有ります。
    • 前世紀には殆ど認められていなかったアペラシオンでしたが、現在では「ch.Pétrus」「Lafleur」「Le Pin」など揺ぎ無い名声を誇る銘柄があり、これらは老舗 Médoc の多くの cru classé よりも高い価格で販売されています。ここのワインの評価が高まるのは20世紀始めで Jean-Pierre Moueix 社の功績が大きい。
    • 高級ワインの需要が継続的に増加し、この小さな品質重視のアペラシオンの全生産量は34,850hlと少なことを考えると、国際的なワインの世界におけるポムロールの地位は、今後しばらく安全でしよう。
    • ポムロールは、サン・テミリオンより平均的にシャトーワインの質が高いと言われていて、今やボルドーを代表する銘醸地の一つである。
    AC.Lalande-de-Pomerol
    • 土質が新しい堆積土壌の砂利と砂で構成されているため、Pomerolに似てはいるが、力強さの点で劣り、タンニンが少なめで、より早熟。むしろSt-Emilionに近い。
    AC.Fronsac(Canon-Fronsacを含む)
    • 18世紀初頭から19世紀にかけて、この地のリブルネ・ワインの中では一番評判がよくSaint-Emilionより高値がついていたほどだった.
    • 19世紀末のフィロキセラで畑したが、1970年代から復興が始まり90年代ようやく蘇ってきた。
    • 石灰質と軟質砂岩の土壌から生まれるメルロ約80%で作られるワインは、近年、荒さは陰を潜めすっかり濃密で柔らかなものに姿を変えた。
    • 確かな生産者が多くコスト・パフォーマンスが悪くないないので狙い目のACだ。
    Côtes de Bordeaux
    • 新世界での新興ワイン地域からのボルドースタイルのワインの人気の高まりに対抗する為に「Blaye」「Cadillac」「Castillon 」「Francs」は一つの旗の元に集まりました。
    • ボルドー右岸および Entre-Deux-Mers 地区のいくつかのAOCが統合されてできた総称です。
    1. Castillon Côtes de Bordeaux(旧 AC.Cotes de Castillon)
    2. Francs Côtes de Bordeaux (旧 Bordeaux Côtes de Francs)
    3. Blaye Côtes de Bordeaux
    4. Cadillac Côtes de Bordeaux
     Castillon Côtes de Bordeaux(旧 AC.Cotes de Castillon)
    • 砂利と泥土、北の高い方は石灰岩系の土壌で造られる。ワインはSt-Emilionに似ているが、総体的に、若飲みタイプの赤である。(丘陵部には長寿のものもある) 
    • ボルドーの最東端にあるカスティヨン地区で特別に作られたACです。
    • 2009年まではCotes de Bordeaux Castillon として販売されていました。
    • Cotes de Bordeaux Castillon のワインはすべて赤で収穫量の約70パーセントのワインはメルローから作られています。
    • カベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フランも植栽されています。マルベック、プチヴェルド、カルメネールも使用が許可されています。
    • Côtes de Bordeauxのappellationは2003年後半に論議され2009年に創設されました。
     Francs Côtes de Bordeaux (旧 Bordeaux Côtes de Francs)
    • ワインは Côtes de Castillon 同様 St-Emilion に似ているが、Côtes de Castillon より、しっかりして腰の強いものが多い。僅かだが白もある。
    • 平均栽培面積6haのブティ・シャトーの密集地で、近年は注目される造リ手が輩出している。


    St-Emilion 18 Chateaux と Pomerol 15 Chateaux

    St-Emilion 18 Chateaux
    1.Ch. Ausone
     ローマの詩聖アウソニウスが「小さな、かわいい荘園」とその詩に謳い、愛した葡萄畑。
    丘陵の絶好の斜面に畑とシックなシャトーがある。葡萄の樹齢は高く、古いものは100年というものもある。
    香り、風味、繊細さ、力強さ、フィネス、長期熟成、グラン・ヴァンの神髄。
    品種:M50%、CF50%

    2.Ch. Angelus
     特級畑が集中するサン・テミリオン・コート(丘陵)の西側斜面の端に畑がある。
    収穫量を抑え、葡萄の収穫を理想的な成熟状態で行う厳しい栽培を手掛けている。
    樽熟成させたワインはカルベネ・フラン種の口当たりが素晴らしく、リッチで心地よい果実味がある。引き締まったタンニンの気品と血統のいい繊細さ、長い余韻を誇る。
    濃い色調と濃密で強いアロマを特徴とする”現代のボルドーワイン”系統の代表格と言われている。2012年、Classes-A-への昇格を果たす。品種:M50%、CF45%、CS5%

    3.Ch. Beau-Sejour-Becot
     ワインは、肉厚でリッチながらタンニンとスタイルは控えめ。魅力的で飲みやすい。
    品種:M70%、CF15%、CS15%

    4.Ch. Beausejour
     Beausejoueは「美しき棲家」を意味する。
    輝きのある「育ち」のよさを感じさせるワインとなっています。生産量3000ケースと少なく市場にあまり出てこない。品種:M60%、CF25%、CS15%

    5.Ch. Belair-Monange
     オーゾンヌの隣で、土質も同じ。違いはオーゾンヌの畑が総て斜面にあるのに対して、この畑は斜面とその上の台地とに分かれている。
    ワインは、オーゾンヌに比べやや軽く濃密さはないが、肉付きは良く、このBグループのトップクラスを維持している。品種:M65%、CF35%

    6.Ch. Cheval Blanc
     この「白い馬」と言う名前の畑は、ポムロールとの境界に接し、ペトリュスに近い。シュヴァル・ブランとオーゾンヌは サンテミリオンACの端と端にある。
    若干の粘土を含む砂利と砂の土壌で、カルベネ・フラン種が中心のワインはオーゾンヌと対照的なサンテミリオンの王者。
    ビロードのような口当たりのこのワインをA・リシーヌは「3分の1がポムロール、3分の1がグラーブ、3分の1がサン・テミリオン」と表現した。
    品種:CF60%、M37%、マルベック2%、CS1%

    7.Ch. Canon
     革命時ギロチンから逃げようとした人たちを匿ったと言われる大きな地下蔵を持つ。
    古典的で、絹のような滑らかさに気品と優美さを持つ長寿ワイン。
    1996年シャネルが買収。品種:M60%、CF40%、CS10%

    8.Ch. Canon La Gaffelière
     リッチで、濃厚、キメ細やかで調和のとれたワインを造り出しこのクラス入りを2012年果たす。品種:M55%、CF40%、CS5%

    9.Ch. Figeac
     元々はシュヴァル・ブランもこのフィジャックに含まれていた。従って畑の土壌は同じ、違うのは品種の構成、しばしばシュヴァル・ブランと肩を並べると言われている。
    品種:M30%、CF35%、CS35%

    10.Clos Fourtet
     地下の洞窟の地下蔵は13ヘクタールの広さを誇り、サン・テミリオンの街の下まで延びている。ワインは果実香豊かで、奥ゆかしくリッチ。品種:M72%、CF22%、CS6%

    11.Ch. La Gaffeliere
     生産されるワインの3分の1をセカンド・ワインのシャトー・ロックフォールに回すほどの厳格な選別がなされてる。ワインは滑らかで、ボディーのしっかりしたもの。
    品種:M65%、CF30%、CS5%

    12.Ch. Larcis-Ducasse
     2002年パヴィ・マガンを経営するジャック・ティエンポンに所有が変わり、以来、パヴィの丘の端に位置し真南に向いた高台の好位置のテロワールを生かした気品と力強さを持つワインを生み出し2012年の新しい格付けで、Premier Grand Cru Classé  B のクラス入りを果たす。
    非常に控えめだが、繊細でフィネスとフレッシュさを併せ持つ。 熟成5年目頃から本領を発揮する。品種:M65%、CF25%、CS10%

    13.La Mondotte
     このワインはCh. Troplong-MondotとCh. Pavie、Ch. Pavie-Macquin、Pavie-Decesseに隣接する複数の小さな畑から造られている。  
    オーナーのネイベルグ伯爵はCH・カノン・ラ・ガブルエールの所有者でもあり、新樽100%に木製の仕込み樽を備えた新しい醸造棟を立て、このカルトワインを生み出した。
    コクのある構成と非常に緻密な酒質で、世間を驚かせたこのワインは、年を追うごとに高騰。
    2012年、Premier Grand Cru Classé  B に昇格。品種:M80%、CF20%         生産量:9,600本

    14.Ch. Pavie
     畑は古く4世紀からのもので畑の一部には樹齢100年の古木が残っている。丘の中腹にある洞窟の3000樽も入る貯蔵庫は11世紀に掘られたもの。
    ワインはテロワールの特質をストレートに表す、きめ細かいシルキーなタンニを土台にした彫の深いボディーを持っている。2012年、Classes-A-への昇格を果たす。
    品種:M60%、CF30%、CS10%

    15.Ch. Pavie-Macquin
     畑は、パヴィとトロロン・モンド挟まれる申し分のないテロワールと厳格で丹精込めたワイン造りで、プルミエ・グラン・クリュ・クラッセにふさわしい品質と安定性を維持している。
    品種:M70%、CF25%、CS5%

    16.Ch. Trottevieille
     この奇妙な名前は「威勢にいいおばあちゃん」の意味。
    畑は町から1キロほど離れた東の台地にあり、土壌は粘土と石灰岩の混じったもの。
    品種:M50%、CF45%、CS5%

    17.Ch. Troplong-Mondot
     畑はサン・テミリオンの最も高い場所、パヴィの丘にある。
    完熟を待っての収穫、新樽使用率の高さで、今や畑の立地条件以上のグラン・ヴァンの片鱗を見せている。品種:M80%、CF10%、CS10%

    18.Ch. Valandraud
     シンデレラ・ワインの名を欲しいままにしていたオーナーのジャン・リュック・テュヌヴァンは畑を買い足し、栽培面積は一般的なものになり「ガレージワイン」ではなくなった。しかし、その厳格な栽培と醸造は変わることなく、畑を拡張してもそのワイン造りの哲学は踏襲されている。
    ワインは骨格がしっかりして豊かな果実味が特徴。2012年、Premier Grand Cru Classé  B に昇格。品種:M66%、CF33%、マルベック1%  生産量:3,500ケース

    Pomerol 15 Chateaux
     公式格付けがありませんが代表的ワインと取引価格からみる私的格付け。
     AAA   
      Ch. Petrus
      Le Pin 
     AA     
      Ch. l'Evangile
     A     
      Clos des Litanies
      Ch. Certan-de-May 
      Ch. la Conseillante
      Ch. la Fleur-Petrus 
      Ch. Lafleur 
      Ch. Latour a Pomerol 
      Domaine de l'Eglise 
      Ch. Nenin 
      Ch. Petit-Village
      Ch. de Sales 
      Ch. Trotanoy
      Vieux Chateau Certan 






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    趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

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