ボルドーワイン  Ch.Pichon Longueville Baron 1994'

2020年5月8日金曜日

Bordeaux Le Medoc

t f B! P L

1994’は、ヴィンテージ的には失望の年だけどしっかりした味わいで案外お値打ち品

Ch.Pichon Longueville Baron 1994'

Wine étiquette

2008'01/02 33-11
誰が訪ねてくれたのか記録がない。
Ch.Moulin Saint Georges ⇒ Ch.Latour ⇒La Mondotte ⇒ Ch.Pichon Longueville Baron




2008'02/03 33-12
Ch.Haut Brion ⇒ Ch.Pichon Longueville Baron


2008'04/10 33-13
Ch.La Dominique ⇒ Ch.Pichon Longueville Baron






Tasting

  • ボリューム    軽□□□□□■□重
  • タンニン     控□□□□□■□渋
  • 甘み       辛□■□□□□□甘
  • 酸味       弱□■□□□□□強
  • クラシックな作りの素晴らしいボルドーワイン


Profile

  • 【Ownership】AXA Millésimes
  • 【Winemaker】Alexandra Lebossé
  • 【Vineyard Manager】 Viticulturist Aymeric Hervy
  • 【Region or Appellation】Pauillac > Medoc > Bordeaux > France
  • 【Classification】2eme Grand Cru Classé
  • 【Wine Style】Red-Savory and Classic
  • 【Grape/Blend】Bordeaux Blend Red Wine
  • 【Blend】Cabernet Sauvignon, Merlot
  • 【Food Pairing】Beef and Venison
  • 【Sweetness】Dry
  • 【Maturation】French Oaked
  • 【Alcohol ABV】13%
  • 【Avg. Price 】¥28,000/750ml
  • 【Ageing】80% in new barrels, 20% from barrels of one vintage for 18 months
  • 【ETC.】1987’~2000’ Ch.Lynch BagesのJ.M.Cazes氏が運営管理
セカンドワインはメルロ主体の「Les Tourelles de Longueville」に加え、2012年ヴィンテージよりカベルネ・ソーヴィニヨン主体の「Les Griffons de Pichon Baron」を造っています。




Winery 

【歴史】
  • メドックの大部分は沼地で、この地域の開拓が始まったのは17世紀頃のことだった。
  • 1686年~1689年、ポイヤック村近くのサン・ランベールに“40の砂利が多い良い区画”を開拓したピエール・ド・ムジュール・ドゥ・ローザンからPichon Longuevilleの歴史が始まる。
  • 1694年、娘テレーズが、当時ボルドーの議会長であったジャック・ドゥ・ピション・ロングヴィルと結婚してから、このブドウ畑の名声は高まっていくこととなる。
  • 1850年、当時のオーナーのバロン・ジョセフ・ドゥ・ロングヴィルが亡くなり、シャトーは2つに分かれる。5人の子供が平等に相続するはずであったが、次男も亡くなっており、ピション・ロングヴィルの5分の2にあたる部分を長男のラウールが一人で相続することとなった。残り5分の3の畑は3人の娘が引き継ぐこととなったが、長女はすでに修道女、残り2人の娘もすでに嫁いでいたため、管理が困難となっていた。
  • ラウールが他界する1860年までは、2つのシャトーに分割されていたものの、1つのシャトーとして管理されていた。その後Pichon Longueville BaronとPichon Longueville Comtesse de Lalandeに正式に分裂する。
Longueville Baron     Comtesse de Lalande
 
  • 1933年、Pichon Longueville Baronは、Ch.Lanessanの所有者であったブッテイエ家に売却され、ジャン・ブッテイエとその息子であるベルトランによってワイン作りが行われた。1987年、当時は14人ものオーナーがいたこのシャトーを、現在のオーナーである、AXA 保険のグループ会社である「AXA Millesimes」が購入し現在に至る。
  • Ch.Pichon Longueville Comtesse de Lalandeと区別するために、ボルドーでは親しみを込めて「Baron」の愛称で呼ばれている。Last updated 28-Feb-2023


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この記事は以下のような人におすすめです!
  • ワイン購入に失敗したくない人
  • ワイナリーの物語を知って飲みたい人
  • ワインの知識を深めたい人


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勿忘草

1997'02/10 33-3

2000’03/08 33-4

由香利新築祝贈 33-5

2001’04/08  33-6

2003’09/00  33-7

2004’01/24  33-8
カラスミパスタとあわせる

 2005'01/20   33-9
あかん、このボトル限界を超えてる

2005'01/27   33-10
これは普通に最高




Wine 雑学

AOC(AC)ワイン

AOC(AC)ワイン
  • AOCとは Appellation d'Origine Controlee (原産地統制呼称制度) の略
  • フランスの伝統的なワイン産地には、使っている葡萄品種や栽培方法、醸造方法などにそれぞれ固有のスタイルがあり、そのような産地の個性を守るための法的な規制です。
  • 1935年にフランスで制定され、INAO(国立原産地名称研究所)が管理をしています。
AOC と AC の使い分け
  • AOCが正確な表現で、「AC」は、「AOC」の表現が何度も続く場合に簡略化して言う場合。
  • 原産地とあわせて言う場合には、「AC」を使う。例としてAC.Bourgogne との表示は Bourgogneが「O」に当たる原産地なのでACを使っています。

Chateau system

Chateau system
  • Chateau system とは、ボルドーの特有の制度として「シャトー名をラベルに表示」したワインを市場に出すための条件を決めた制度です。
  • ボルドーワインは「シャトー・ワイン」と「ゼネリック・ワイン」に分けられる。
「Chateau Wine」
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
  • 自己の葡萄畑で栽培した葡萄のみを使用する
  • 自分の醸造所でワインに仕込む
  • 自分のところで樽貯蔵する
  • 自分のところで瓶詰めを行う
  • Chateau Wine の中でも常に高品質ワインを造っているシャトーには公的「格付け」がなされておりラベルには「Cru Classe」と表示し区別している。

「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
  • ボルドーの大手酒商(メーカーやネゴシアン)が、その地区や村の葡萄や樽酒を買い集め、混醸したワインを言う。 当然ながら他の地区や他の村の葡萄や酒を混ぜることは出来ません。
  • ワインはその地区や村の性格を反映し、AOCの規定に従った一定の水準以上のものでなければならない。
 ラベル表示はAOCにのっとって3種類に分けられる。
  1. ボルドー全域のもの「Bordeaux」
  2. 地区のもの「Medocや Graves・・・・」
  3. 村のもの「MargauxやSt-Emilionなど」。これはセミ・ゼネリックとワンランク上の呼び方をする。

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