動画SEOが何故必要か　　Why You Need Video SEO

益々動画人口が拡大し、これからは製作者側の競争も熾烈を極める事は間違いのないところでしょう。
Googleの検索デスクトップのカルーセルも「すべて」「動画」「画像」・・・の順で動画が優先されています。検索ユーザーが求めている回答を動画コンテンツから見つけ出すというケースが増えているという事だと思います。

動画SEOとは

動画SEOは、VSEO(Video Search Engin Optimization)とも呼ばれ、検索キーワードと関連性の高い動画を検索結果ページに上位表示させるために行う施策のことを指します。

現在のGoogle検索エンジンは、インターネット上の画像を判定することはできますが、動画の内容まで判定できるレベルには至っていません。これは取りも直さず、動画コンテンツの質だけで上位表示を狙うのは無難しいという事です。
つまり、動画の質だけでなく動画の周辺情報を整えることが重要となってきます。

動画の周辺情報とは

現在のGoogleの検索エンジンは動画の内容までを正確に認識することはできないため、動画を評価する判断基準は動画の周辺情報となっています。
具体的に言えば動画の周辺情報とは、「タイトル」「説明文」「タグ」などのテキスト情報です。

動画SEOの活用方法

YouTubeチャンネルにアップロードした動画SEO済のコンテンツを自社サイトに組み込むのが最適だと思います。動画の周辺情報を整え動画SEOを上手く活用させることで自社サイトの表示順位を向上させる活用方法です。

Googleは「動画をページに載せても、それだけで検索順位は絶対上がらない」と公言していますが、次の章をお読みいただくと納得されると思います。

動画SEOの効果とメリットとは

アメリカ調査会社のForrester Researchは、「動画の埋め込まれた ページは、埋め込まれていない ページに比較して、約53倍の確率で検索結果の上位表示が期待できる」という調査結果を出しています。参考URL:https://markezine.jp/article/detail/12344

メリット1）動画コンテンツはテキストや画像のみのコンテンツに比べて検索ユーザーに視覚的なインパクトを与えるため、強い印象を残すことができる。

メリット2）再生のために検索ユーザーのサイト滞在時間を長くできる傾向にあり、結果的にSEO対策になります。

メリット3）自社サイトへの被リンク数を増加できる可能性もある。

メリット4）幅広いサイトからの流入を見込める。

メリット5）YouTubeはGoogle傘下の会社であり、YouTubeに動画をアップロードすることは、動画自体をGoogleに認識してもらうことにもつながります。さらに、YouTubeとGoogleのアルゴリズムは非常に相関性が高いため、YouTubeを介することでGoogleの動画検索結果における上位表示も期待できます。

動画SEO導入の注意点

動画のテキスト情報を設定する際は検索キーワードを設定します。
Googleが上位表示させるのは「検索ユーザーにとって有益な情報」であるため、ユーザーの視点に立ったキーワードを設定する事です。
ビッグキーワードで上位表示を狙うよりは、そのコンテンツにあった複合キーワードを設定し、スモールキーワードから上位表示を狙うとよいでしょう。

サイトマップの作成

Googleのクローラ―に動画を認識してもらいやすくなります。

まとめ

動画SEOはあくまでもSEOの「間接的要因」の一つです。
しかし、動画の視聴率が年々増加していることや動画広告市場が2020年には2,000億円を超える見込みであるという調査データも出されているなど動画自体の需要とその対策の必要性がますます高まることが今後も想定されます。
そのため、積極的に動画SEOに取り組み自己サイトをさらに利便性の高いものにしましょう。