ヴェルヴェットのような舌触りの Ch.Grand Puy-Lacoste 1981'

2024年9月1日日曜日

Bordeaux Le Medoc

t f B! P L


話題性の少ない目立たないワインですがPauillac そのものです。実力は有るが控えめ、そんなところが私は大好きです。オーナーのBorieさんも素晴らしい紳士です。

Ch.Grand Puy-Lacoste


Wine étiquette

1998'01/06  3-1

この年の正月は胃潰瘍で血便、瑞は風邪、散々の寝正月だった

Tasting

  • ボリューム    軽□□□■□厚
  • タンニン     控□□□■□渋
  • 甘み       辛□■□□□甘
  • 酸味       弱□□□■□強
  • 味わいはとても穏やかな酸味に上品な甘味とてもシルキーです.


Profile



Winery

  • Château Grand-Puy-Lacoste は、 Médoc 地区 Pauillac の Bages 村の上にある Puy低い丘に位置するワインのドメーヌである。 
  • 1855年の Bordeaux 格付けで第5級に分類され、Cabernet Sauvignon が主体の Grand vin は、ヴェルヴェットのような舌触りとシガーボックスやカシスのアロマで知られている。 セカンド・ワインの Lacoste-Borie は、Grand vin から格下げされたロットから造られ、Merlot の比率が高い傾向にある。
  • Grand-Puy-Lacoste は、評価の高いドメーヌである。  Pauillac にある安定した近隣のドメーヌの中では、しばしばその価値の高さが挙げられている。
  • 1855年の分類では5級に位置づけられているものの、さらなる昇格が期待される有力候補 Château Lynch-Bages は真東にあり、南には Château Batailley がある。北には、この Haut-Médoc 地方を分断する排水路の一つを挟んで5級ながら、当初の評価を大幅に上回るワインを造る Château Pontet-Canet があり、西側には Grand Puy Ducasse がある。
  • Grand-Puy-Lacoste のブドウ畑は、同名のシャトーを中心に広がり、広大な敷地内の55ヘクタールを占めています。植樹比率は、Cabernet Sauvignon 75%、Merlot 20%、 Cabernet Franc 5%です。
  • 土壌は、深さの異なる砂利の層に砂と粘土が少し混ざった典型的な Médoc 土壌である。 土壌の排水がよく、Pauillac は Gironde 河口に近いことから、極端な気候が緩和され、霜の被害を防ぐことができます。
  • ブドウは43の温度管理されたステンレスタンクで発酵させる。 その後、試飲を行い、熟成前にブレンドする。Grand-Puy-Lacoste は16~18ヶ月、3分の2が新樽の樽熟成を行い、Lacoste-Borie は14~16ヶ月、45%が新樽の樽熟成を行う。
  •  16世紀に遡るこのドメーヌは、何世紀にもわたって多くの家族所有者を経てきた。 現在は、1978年、Jean Eugene Borie氏が取得し、現在は息子の Francois Xavier Borie 氏が引き継いでいます。
  • Borie family は、Saint-Julie の第2級 Château Ducru-Beaucaillou と、Pauillac の第5級 Château Grand-Puy-Lacoste も所有している。Château Ducru Beaucaillouは2003年 Francois Xavier Borie から弟の Bruno Eugéne Borie へ分譲されている。
francois-xavier-borie



Wine 雑学

AOC(AC)ワイン
  • AOCとは Appellation d'Origine Controlee (原産地統制呼称制度) の略
  • フランスの伝統的なワイン産地には、使っている葡萄品種や栽培方法、醸造方法などにそれぞれ固有のスタイルがあり、そのような産地の個性を守るための法的な規制です。
  • 1935年にフランスで制定され、INAO(国立原産地名称研究所)が管理をしています。
AOC と AC の使い分け
  • AOCが正確な表現で、「AC」は、「AOC」の表現が何度も続く場合に簡略化して言う場合。
  • 原産地とあわせて言う場合には、「AC」を使う。例としてAC.Bourgogne との表示は Bourgogneが「O」に当たる原産地なのでACを使っています。


Chateau system
  • Chateau system とは、ボルドーの特有の制度として「シャトー名をラベルに表示」したワインを市場に出すための条件を決めた制度です。
  • ボルドーワインは「シャトー・ワイン」と「ゼネリック・ワイン」に分けられる。
「Chateau Wine」
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
  • 自己の葡萄畑で栽培した葡萄のみを使用する
  • 自分の醸造所でワインに仕込む
  • 自分のところで樽貯蔵する
  • 自分のところで瓶詰めを行う
  • Chateau Wine の中でも常に高品質ワインを造っているシャトーには公的「格付け」がなされておりラベルには「Cru Classe」と表示し区別している。

「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
  • ボルドーの大手酒商(メーカーやネゴシアン)が、その地区や村の葡萄や樽酒を買い集め、混醸したワインを言う。 当然ながら他の地区や他の村の葡萄や酒を混ぜることは出来ません。
  • ワインはその地区や村の性格を反映し、AOCの規定に従った一定の水準以上のものでなければならない。
 ラベル表示はAOCにのっとって3種類に分けられる。
  1. ボルドー全域のもの「Bordeaux」
  2. 地区のもの「Medocや Graves・・・・」
  3. 村のもの「MargauxやSt-Emilionなど」。これはセミ・ゼネリックとワンランク上の呼び方をする。


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  • ワイン購入に失敗したくない人
  • ワイナリーの物語を知って飲みたい人
  • ワインの知識を深めたい人


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趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

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