ボルドーワイン  Clos de L'Oratoire 1999'

2024年9月17日火曜日

Bordeaux Libournais

t f B! P L


Stephan von Niepperg  伯爵が所有する3つの Saint-Emilion のシャトーで、Clos de L'Oratoire が最も知名度が低い。それは他の2つの評価が高すぎるからでしょう。
しかし、Canon La Gaffelie're と La Mondotte 同様に時間とスキルを投じて素晴らしいワインをつくっています。
価格と名声は、すぐに上昇するであろうから探して買うべきシャトーです。

Clos de L'Oratoire 1999'


Wine étiquette

2003’03/17 3-2 宅飲み

他の Stephan von Niepperg 所有のシャトー
 



Tasting

  • ボリューム    軽□□□□□■□重
  • タンニン     控□□□□■□□渋
  • 甘み       辛□■□□□□□甘
  • 酸味       弱□□□■□□□強


Profile

  • 【Ownership】Vignobles Comtes Von Neipperg
  • 【Region or Appellation】Saint-Emilion > Bordeaux > France
  • Classification】Saint-Emilion Grand Cru
  • 【Wine Style】Red-Savory and Classic
  • 【Grape/Blend】Bordeaux Blend Red Wine
  • 【Blend】Merlot & Cabernet Franc
  • 【Food Pairing】Beef and Venison
  • 【Sweetness】Dry
  • 【Maturation】Oaked
  • 【Alcohol ABV】13 - 14.5%
  • 【Avg. Price 】¥7,000/750ml


Winery 

  • Clos de l'Oratoire は、 Saint-Émilion 台地の北東斜面に位置する、高く評価されている Grand Cru Classé のワイン醸造所です。 Saint-Émilion の町からわずか2km北東にあります。
  • この醸造所は、 von Neipperg 家が所有するワイン群の一部で、代表的な所有地である Château Canon La Gaffelière が最もよく知られています。
  • Clos de l'Oratoire は元々、隣接する Château Peyreau estate の一部でした。18世紀にまで遡る歴史を持つこれらの場所は、1972年に von Neipperg 家によって購入されました。
  • 1955年の Saint-Émilion 格付けには選ばれませんでしたが、1969年の改訂ではChâteau l'Oratoire として Grand Cru Classé に選ばれました。1986年の格付けでは、Clos de l'Oratoire の名前で掲載されるようになり、以来 Grand Cru Classé のリストに名を連ねています。
  • 二代目家族である Stephan von Niepperg  が現在、この地所を所有管理しています。Château Peyreau をはじめ、Canon La Gaffelière, La Mondotte, Clos Marsalette,  Château d'Aiguilhe など、評価の高いボルドー・ポートフォリオに含まれています。
  • Château Peyreau と Clos de l'Oratoire の隣接地には、北西に Château Dassault 、同じく Dassault 傘下の Château Faurie de Souchard は、西側の道路を挟んで真向かいに、南西には Petit Faurie de Soutard 、そして Château Soutard があります。
  •  Clos de l'Oratoire は、Fronsac molasse(Molasse de Fronsadais)として知られる粘土石灰岩と砂岩の亜土壌を持つ砂質土壌の13ヘクタールのブドウ畑を所有しています。この地域の他のシャトー同様、ここのブドウ畑は Merlot が主体で、畑の約80%がこの品種で占められています。
  • 元のブドウ畑には Cabernet Sauvignon がわずかに含まれていましたが、これらのブドウの木は抜き取られ、残りの20%の植栽地は Cabernet Franc に割り当てられました。この割合は、最終的なワインに反映されています。
  • 醸造は温度管理されており、除梗はするが破砕しないブドウの全果実がオーク樽で発酵されます。発酵中、樽の中身は定期的に優しく撹拌されます。
  • ワインは malolactic 発酵と50〜80%の新樽オーク樽の熟成を経ます。ワインは澱と共に14〜18ヶ月間樽熟成されます。
  • 年間生産量はおよそ2000ケースです。
Last updated 07-Jun-2023


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この記事は以下のような人におすすめです!
  • ワイン購入に失敗したくない人
  • ワイナリーの物語を知って飲みたい人
  • ワインの知識を深めたい人


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Wine 雑学

AOC(AC)ワイン

AOC(AC)ワイン
  • AOCとは Appellation d'Origine Controlee (原産地統制呼称制度) の略
  • フランスの伝統的なワイン産地には、使っている葡萄品種や栽培方法、醸造方法などにそれぞれ固有のスタイルがあり、そのような産地の個性を守るための法的な規制です。
  • 1935年にフランスで制定され、INAO(国立原産地名称研究所)が管理をしています。
AOC と AC の使い分け
  • AOCが正確な表現で、「AC」は、「AOC」の表現が何度も続く場合に簡略化して言う場合。
  • 原産地とあわせて言う場合には、「AC」を使う。例としてAC.Bourgogne との表示は Bourgogneが「O」に当たる原産地なのでACを使っています。

Chateau system

Chateau system
  • Chateau system とは、ボルドーの特有の制度として「シャトー名をラベルに表示」したワインを市場に出すための条件を決めた制度です。
  • ボルドーワインは「シャトー・ワイン」と「ゼネリック・ワイン」に分けられる。
「Chateau Wine」
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
  • 自己の葡萄畑で栽培した葡萄のみを使用する
  • 自分の醸造所でワインに仕込む
  • 自分のところで樽貯蔵する
  • 自分のところで瓶詰めを行う
  • Chateau Wine の中でも常に高品質ワインを造っているシャトーには公的「格付け」がなされておりラベルには「Cru Classe」と表示し区別している。

「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
  • ボルドーの大手酒商(メーカーやネゴシアン)が、その地区や村の葡萄や樽酒を買い集め、混醸したワインを言う。 当然ながら他の地区や他の村の葡萄や酒を混ぜることは出来ません。
  • ワインはその地区や村の性格を反映し、AOCの規定に従った一定の水準以上のものでなければならない。
 ラベル表示はAOCにのっとって3種類に分けられる。
  1. ボルドー全域のもの「Bordeaux」
  2. 地区のもの「Medocや Graves・・・・」
  3. 村のもの「MargauxやSt-Emilionなど」。これはセミ・ゼネリックとワンランク上の呼び方をする。

Saint-Émillion の格付け(1955年制定)

  • Saint-Émillion は1955年以来、公的格付けがなされていて、10年毎に見直しを計る事になっています。
  • これまでに1969年、1986年、1996年、2006年、2012年、2022年の6回にわたって改訂された。
  • 格付けはそれぞれのシャトーのワインの価格や地価、ブランド性に大きく影響を及ぼします。そのため、2006年の見直しでは、降格した13のシャトーのうち八つのシャトーがその公平性を巡って不服を申し立て、訴訟となる。結果、2006年の格付けは取り消しとなり、1996年の格付けの効力を2011年まで延長するという暫定措置が取られた。
  • 2012年の格付けでは、Premier Grand Cru Classé  A に、新たに Château Pavie と Château Angélus が加わった。それまでは、Château Cheval Blanc と Château Ausone の2つのドメーヌだけだった。また、小さなガレージワイナリーから急成長しシンデレラワインという呼び名を持つCh. Valandraud や Ch. Canon La Gaffelière など四つのシャトーが Premier Grand Cru Classé B に昇格した。
  • 2022年の格付けでは、Ch. Figeac が Premier Grand Cru Classé A  に昇格した。
  • 1955年から頂点に立ち続けてきたPremier Grand Cru Classé  A の Ch. Ausone と Ch. Cheval Blanc の2シャトーが、審査基準を理由に格付けに参加しないことを表明。
  • Ch. Angelus は、共同経営者の有罪判決を受けて格付けから撤退。
  • Ch. Canon La Gaffelière(Premier Grand Cru Classé  B)も、格付けを辞退。

2022年のプルミエ・グラン・クリュ・クラッセに格付けされたシャトー
Premier Grand Cru Classé  A 
  1. Ch. Figeac
  2. Ch. Pavie
 Premier Grand Cru Classé  B 
  1. Ch. Beau-Sejour-Becot
  2. Ch.Beausejour Duffau Lagarrosse
  3. Ch. Belair-Monange
  4. Ch. Canon
  5. Ch. Canon La Gaffelière
  6. Ch. Larcis-Ducasse
  7. Ch. Pavie-Macquin
  8. Ch. Troplong-Mondot
  9. Ch. Valandraud
  10. Clos Fourtet
  11. La Mondotte
  12. Ch. Trottevieille


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趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

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