失敗しないワインセラー選び

2020年9月13日日曜日

Wine雑学

t f B! P L

ワインの保管は悩ましいですね。

そもそもワンセラーじゃなくても冷蔵庫で"ええんとちゃうの”って話なんやけどね。

冷蔵庫は冷えすぎるとか、ワインが撹拌されるとか、食物の匂いが移るとか、諸説が言われていますね。(対策は有りますけどね)

まあ、ワインの歴史が何千年も有るヨーロッパでの保管技術に似させるという意味でワインセラーが開発されたようですよ😀。


ワインのベストな保管環境とは?

ワインの理想的な保存条件は、12℃から15℃、湿度は70%から75%、光が入り込まず振動の無い場所だとされています。

ワインセラーは温度や湿度、そして振動にも気を付けた設計がされています。

ワインセラーには3つの方式。

ペルチェ式ワインセラー

温度制御を自由に行える半導体素子ペルチェ素子を利用したワインセラー。

メリット
  1. 振動が少ない。
  2. 性能も良く価格が安いので一時保管用のセラーには最適。
デメリット
  1. 加温機能がないために外気温がセラー内温度を下回る寒冷地の冬場に問題がある。
  2. 外気温が高い夏場は冷却能力が低いので低い温度を保つことが難しい。
  3. 保管したい本数が多い場合には不向き。

熱吸収式ワインセラー

アンモニアの気化熱を利用して冷却するタイプのもの。

メリット
  1. 振動が少ない。
デメリット
  1. 夏場の室温が上昇した場合に冷却力が落ちる場合がある。

コンプレッサー式ワインセラー

冷蔵庫と同じくモーターで冷却するタイプのワインセラー。

メリット
  1. 冷却力が強い。猛暑でも熱に負けない力があり大型セラーにも使用されています。
  2. 消費電力も少ない。
  3. 最近のものは低振動となっている。
デメリット
  1. 他のタイプに比べてモーター音が大きい。
  2. 重量がある。

一時保管向きは?

購入して短期間で飲むワイン向けのワインセラーは、加温や加湿機能が無くても部屋のインテリアにもなる小型でオシャレなデザインのもので良いのではないでしょうか。2〜3万の比較的お手頃価格で販売されてます。
冷却方式はペルチェ式のものが多く、部屋に置いていても音が気になることはありません。

長期熟成向きなのは?

まだヴィンテージ(収穫年)が若く、飲み頃が長期熟成(10年近く)させなければならないワインに向いているのは、冷却機能だけでなく加温機能も搭載されたものが良いでしょう。

私はフォルスター・ジャパンのワインセラーを使用しています。
購入理由は
  1. コンプレッサー式を採用しており、冷却時に発生する水分と冷気をセラー内に循環させる独自の「加湿循環方式」を搭載しており、新鮮な空気を取り込みつつ排出も常時行いワインが常に新鮮な空気に触れている状態となります。
  2. 防振処理が施されているために、ワインに対して振動によるストレスを与えません。
  3. 冷媒循環部分の保証が5年と長期間である。


まとめ

ワインはデリケートな生き物で飲む時の温度が大事です。そして、素晴らしい味を表現させるためにも保管する温度や湿度などに気を配ることが必要です。

とは言うものの高額のワインセラーを購入し個人で熟成させるにはやはりリスクが伴います。私は1〜2年の保管用に大型のワインセラーを使用していますが本気で長期熟成(5~10年)を試みるワインは実績のある寺田倉庫(株)のレンタルセラーを利用しています。あらゆるリスクとコストを考えてみても割安感があります。

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趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

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