Wine étiquette
2000’02/09 home party
「世界で造られるボルドースタイルの野心作を飲む」
- Chile:Almaviva1996’ First vintage
- Chile:Sena1995’ First vintage
- California:Opus One1993'
- Italy:Luce1994' First vintage
- France:Lynch Bages1993’
- France:Ch.Margaux1988'
当日のテイスティングノートには「いずれも肉厚の熟したタンニンが豊かに口の中で広がり、しっかりとバランスのとれた力強い飲み口です」と印象を書いています。
Tasting
味わい/香り
- ボリューム:やや重め
- タンニン:やや強い
- 甘み:バランス良
- 酸味:ややまろやか
- 果実味:ややスパイシー
- 色合いは健全で、暗い、ほとんど光を通さないほど濃い色をしている。グラスから立ちのぼる香りは大柄で、スモーキーな土っぽさ、溶けたアスファルトや黒系果実、マッシュルーム、そして新樽を思わせる。シャトー・マルゴーに期待されるエレガンスには欠けているが、頑強な舌触りのタンニンがたっぷりで、ほとんど荒削りな、比較的がっしりしたスタイルをしている。
Profile
概要
- 【Ownership】Laura Mentzelopoulos
- 【Region or Appellation】Margaux > Medoc > Bordeaux > France
- 【Wine Style】Red-Savory and Classic
- 【Grape/Blend】Bordeaux Blend Red
- 【Food Pairing】Beef and Venison
- 【平均価格】¥104000/750ml
- 【平均年間生産量】
- 【格付け】1er Grand Cru Classé
- 【Cepage】Cabernet Sauvignon, Merlot, Petit Verdot , Cabernet Franc
- 【Maturation】Oaked
- 【Alcohol ABV】12.5%
- 【Sweetness】Dry
Winery
- Château Margaux は、ボルドーで最も有名なワイン農園のひとつで、Médoc 地区の Margaux 村のすぐ東に位置している。
- Lafite, Latour, Haut-Brion 共に、1855年のボルドー格付け( 1855 Bordeaux Classification of the Médoc.)でメドック地区の第一級に格付けされている。
- 一般的に、1級畑の中で最もエレガントとされ、常に世界で最も高価なワインのひとつである。
- Cabernet Sauvignon が主体で、Merlot, Petit Verdot, Cabernet Franc が少量ブレンドされている。
- Ch.Margaux のブドウ畑は、この地域特有の複雑な土壌の組み合わせを持っている。粗い砂利と細かい砂利の表層の下に石灰質の粘土があり、Cabernet Sauvignon に適している。Merlot が占め、残りは Petit Verdot, Cabernet Franc である。
- Bordeaux のトップ・エステートによく見られるように、ブドウ畑は1ヘクタールあたり10,000本のブドウの木が密集して植えられている。
- 12ヘクタールの Sauvignon Blanc もあり、Margaux の白ワイン、Pavillon Blanc を造っている。生産は16世紀初頭にまで遡りセカンドワインの Pavillon Rouge を補完している。
- La Mothe de Margaux は、12世紀には独立した土地として存在し、1570年代には wine estate として設立された。
- 1705年、London Gazette は230樽の "Margose"の初競売を広告し、1787年にはThomas Jefferson が有名な Bordeaux 訪問を行い Margaux を "第一級の4つのブドウ畑 "のひとつに挙げた。
- 1800年までに、ドメーヌは265ヘクタールを所有し、その3分の1がブドウ畑として現在に至っている。
- "The Versailles of the Médoc",というニックネームを持つネオ・パラディオ様式の象徴的なシャトーは、1800年代初頭に、ブドウ畑の評判に合わせて建てられた。
- 1977年、Château Margaux は、ギリシャ生まれの穀物商で食料品チェーンのオーナーAndré Mentzepoulos によって買収された。
- 経済危機の中、彼は大規模な投資計画に着手し、1980年の彼の死後も娘の Corinne と winemaker Paul Pontallier(1983年に入社)によって続けられた。この大改革により、マルゴーは世界経済の好転と1982年の素晴らしいヴィンテージの恩恵を十分に受
- けることができた。
- 支配人の Paul Pontallier 氏は Ch.Margaux を「ベルベットの手袋のなかの鋼鉄の拳」という表現をしています。Cabernet Sauvignon の比率を高め強さを秘めたしなやかさなエレガンスさを目指しています。
Wine 雑学
AOC(AC)ワイン
- AOCとは Appellation d'Origine Controlee (原産地統制呼称制度) の略
- フランスの伝統的なワイン産地には、使っている葡萄品種や栽培方法、醸造方法などにそれぞれ固有のスタイルがあり、そのような産地の個性を守るための法的な規制です。
- 1935年にフランスで制定され、INAO(国立原産地名称研究所)が管理をしています。
- AOCが正確な表現で、「AC」は、「AOC」の表現が何度も続く場合に簡略化して言う場合。
- 原産地とあわせて言う場合には、「AC」を使う。例としてAC.Bourgogne との表示は Bourgogneが「O」に当たる原産地なのでACを使っています。
Chateau system
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
- Chateau system とは、ボルドーの特有の制度として「シャトー名をラベルに表示」したワインを市場に出すための条件を決めた制度です。
- ボルドーワインは「シャトー・ワイン」と「ゼネリック・ワイン」に分けられる。
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
- 自己の葡萄畑で栽培した葡萄のみを使用する
- 自分の醸造所でワインに仕込む
- 自分のところで樽貯蔵する
- 自分のところで瓶詰めを行う
- Chateau Wine の中でも常に高品質ワインを造っているシャトーには公的「格付け」がなされておりラベルには「Cru Classe」と表示し区別している。
「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
- ボルドーの大手酒商(メーカーやネゴシアン)が、その地区や村の葡萄や樽酒を買い集め、混醸したワインを言う。 当然ながら他の地区や他の村の葡萄や酒を混ぜることは出来ません。
- ワインはその地区や村の性格を反映し、AOCの規定に従った一定の水準以上のものでなければならない。
- ボルドー全域のもの「Bordeaux」
- 地区のもの「Medocや Graves・・・・」
- 村のもの「MargauxやSt-Emilionなど」。これはセミ・ゼネリックとワンランク上の呼び方をする。
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