Wine étiquette
Tasting
- ボリューム:やや重め
- タンニン:やや強い
- 甘み:やや辛口
- 酸味:やや強め
- 黒色系の果実味とバニラのバランスが良くまろやかなタンニン。余韻は香り同様複雑、 アルコールと酸味はそこまで高くない。鼻に抜ける果実味、オーク味、タンニンとアルコールは非常に良い
Profile
概要
- 【Ownership】Sichel and Mähler-Besse families
- 【Management】Bertrand Bouteiller
- 【Region or Appellation】Margaux > Medoc > Bordeaux > France
- 【Wine Style】Red-Savory and Classic
- 【Grape/Blend】Bordeaux Blend Red
- 【Food Pairing】Beef and Venison
- 【平均価格】¥12,000/750ml
- 【平均年間生産量】約7万500ケース
- 【格付け】3eme Grand Cru Classé
- 【Blend】56% Cabernet Sauvignon, 44% Merlot
- 【Maturation】Oaked
- 【Alcohol ABV】13 - 14.5%
- 【Sweetness】Dry
Winery
- Château Palmer は、 Médoc の Margaux 村のアペラシオンに位置するワインのドメーヌである。 1855年 Bordeaux 格付けでは第3級に格付けされているが、何十年もの間、この地域で最高のワインの一つとして常に評価されている。
- Médoc では珍しく、通常 Merlot を Cabernet Sauvignon と同じくらいブレンドしている。 若いうちに飲むこともできるが、長期熟成にも耐える。
- ブドウ畑は、Cantenac コミューン(現在は Margaux-Cantenac の一部)に55ヘクタールあり、そのほとんどが河口の端の薄い砂利の台地にある。
- 畑は、Ch.Margaux や Ch.Rausan Segla に隣接していて、ジロンド川に向い傾斜しており、 Margaux 地区の中でも最高の場所です。そこで栽培された最高のブドウを、卓越した醸造技術を用いて、素晴らしいワインを産み出しています。
- ブドウの木は、この地域の習慣に従ってブドウの木同士の競争を確実にし、樹勢を弱め、根系を深くする為に密植されている。
- 発酵はステンレス・タンクで行われ、ワインメーカーがブレンドする際により細やかなコントロールが可能になように、区画ごとに別々に醸造される。
- Grand vinは、約21ヶ月の樽(新樽比率は最高60%)熟成を経ます。
- Alter Ego de Palmer は、セカンドワインというよりは、グランヴァンと対をなすスタイルとして1998年に導入された。 グラン・ヴァンよりも果実味が前面に出ており、瓶詰め後数年は親しみやすい。以前のセカンドワインであった La Réserve du Général は、現在は生産中止となり、以前はそれに使われていたブドウなどは全てバルクで販売されています。
- 年間生産量は、Chateau Palmer が約1万2000ケース、Alter Ego が約7万500ケースである。
- Château Palmer はかつて d'Issan estate の一部で有った。その名は1814年にこの土地を購入したイギリス軍の Charles Palmer 少将に由来する。彼はワインを大幅に改善し、イギリスで多くの熱狂的なファンを獲得した。
- 1938年以降、4つの名家による共同所有となったが現在は、イギリス出身のワイン商 Sichel 家とオランダ出身のワイン商 Mähler-Besse 家が主要株主となっている。
- 2004年からは、イタリアの有名ワイナリーなど世界中で経験を積んだ、農学者兼enologist の Thomas Duroux 氏に経営を委ねています。トマ氏の指揮の下、選果台や貯蔵庫、試飲専用の部屋にわたるまで近代的な設備を備えた大規模な改修を行うなど歴史ある Palmer の品質向上に余念がありません。(エノロジストとは、ぶどうの栽培から、収穫、醸造、びん詰めに至るまで全行程を指揮し監督するスペシャリストのこと)
- Alter Ego de Palmer は、セカンドワインというよりは、グランヴァンと対をなすスタイルとして1998年に導入された。 グラン・ヴァンよりも果実味が前面に出ており、瓶詰め後数年は親しみやすい。
- 年間生産量は約7万500ケースである。
Wine 雑学
AOC(AC)ワイン
- AOCとは Appellation d'Origine Controlee (原産地統制呼称制度) の略
- フランスの伝統的なワイン産地には、使っている葡萄品種や栽培方法、醸造方法などにそれぞれ固有のスタイルがあり、そのような産地の個性を守るための法的な規制です。
- 1935年にフランスで制定され、INAO(国立原産地名称研究所)が管理をしています。
- AOCが正確な表現で、「AC」は、「AOC」の表現が何度も続く場合に簡略化して言う場合。
- 原産地とあわせて言う場合には、「AC」を使う。例としてAC.Bourgogne との表示は Bourgogneが「O」に当たる原産地なのでACを使っています。
Chateau system
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
- Chateau system とは、ボルドーの特有の制度として「シャトー名をラベルに表示」したワインを市場に出すための条件を決めた制度です。
- ボルドーワインは「シャトー・ワイン」と「ゼネリック・ワイン」に分けられる。
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
- 自己の葡萄畑で栽培した葡萄のみを使用する
- 自分の醸造所でワインに仕込む
- 自分のところで樽貯蔵する
- 自分のところで瓶詰めを行う
- Chateau Wine の中でも常に高品質ワインを造っているシャトーには公的「格付け」がなされておりラベルには「Cru Classe」と表示し区別している。
「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
- ボルドーの大手酒商(メーカーやネゴシアン)が、その地区や村の葡萄や樽酒を買い集め、混醸したワインを言う。 当然ながら他の地区や他の村の葡萄や酒を混ぜることは出来ません。
- ワインはその地区や村の性格を反映し、AOCの規定に従った一定の水準以上のものでなければならない。
- ボルドー全域のもの「Bordeaux」
- 地区のもの「Medocや Graves・・・・」
- 村のもの「MargauxやSt-Emilionなど」。これはセミ・ゼネリックとワンランク上の呼び方をする。
この記事は以下のような人におすすめです!
- ワイン購入に失敗したくない人
- ワイナリーの物語を知って飲みたい人
- ワインの知識を深めたい人
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