スーパーセカンドワイン  Ch.Leoville Las Cases1983'

2024年7月2日火曜日

Bordeaux Le Medoc

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Ch.Leoville Las Cases1983'  



Wine étiquette

1993’03/12 家飲み

2002'12/26 グラスハウス DH伊藤氏


Tasting

  • ボリューム:やや重め
  • タンニン:やや強い
  • 甘み:ややドライ
  • 酸味:やや強い
  • 香り:トップにハムのような熟成した香りが出てくる。 ブルーベリーやカシスのような果実味、熟成した葉巻、杉のような針葉樹、トーストしたオーク、ほんのり野菜の香りがあり。 時間がたつとプラムや巨峰のようなブドウの香りが鼻に抜ける。 土やコーヒー、煮出したブルーベリーティー、熟した桃のコンポート、ダークチョコレート。

Profile

  • 【Ownership】Domaines Delon
  • 【Region or Appellation】 St.-Julien Medoc > Bordeaux > France
  • 【Wine Style】Red-Savory and Classic
  • 【Grape/Blend】Bordeaux Blend Red
  • 【Food Pairing】Beef and Venison
  • 【平均価格】¥43000/750ml
  • 【平均年間生産量】
  • 【格付け】Medoc Seconds Cru Classe(第2級)      
  • 【Cepage】73% Cabernet Sauvignon, 11% Merlot, 11%Cabernet Franc, 5% Petit Verdot
  • 【Maturation】Oaked
  • 【Alcohol ABV】13%
  • 【Sweetness】Dry


Winery 

  • Château Léoville-Las Cases は、 Bordeaux の Saint-Julien のアペラシオンにあるドメーヌで、1855年のメドックとグラーヴの格付けでは第2級になっている。このアペラシオンの典型である Château Léoville-Las Cases は、Cabernet Sauvignon が主体で、f Merlot と Cabernet Franc の量は少ない。
  • この estate の歴史は17世紀半ばまで遡り、当時はもっと大きな estate の一部だった。フランス革命(1789~1799年)でドメーヌは2つに分割され、小さな区画は Château Léoville Barton となった。1840年、元のドメーヌは再び分割され、Château Léoville-Poyferre となった。
  • Léoville の3つのシャトー  Léoville-Las Cases / Léoville Barton / Léoville-Poyferre すべて、1855年の格付けで第2級に選ばれている。
  • Léoville-Las Cases が最大のシャトーである。
  • Léoville-Las Cases は3種類のワインを生産しており、すべてボルドー・ブレンドの赤ワインである。
  • 1902年にセカンド・ワインをリリースした最初のボルドー生産者の1人として知られているが、そのセカンド・ワイン Clos du Marquis は別の畑から造られているため正確にいうとセカンド・ワインではない。

  • ブドウ畑は98ヘクタール(242エーカー)で Cabernet Sauvignon 66%、 Merlot 24%、Cabernet Franc 9%、Petit Verdot 1%が植えられている。畑の土壌は、砂と粘土の上に砂利が多い。
  • Gironde 河に近いため天候の変化が少なく、霜のリスクは低く、ブドウは内陸の畑よりも早く熟す。平均樹齢は40年。
  • 真のセカンドワインである Le Petit Lion du Marquis de Las Cases は2007年にリリースされ、グラン・ヴァンになるにはまだ早い若い樹齢のブドウから造られるメルロー主体のワインである。
  • このドメーヌの所有者である Domaines Delon は、Medoc の Château Potensac と Pomerol の  Château Nénin も所有している。


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Wine 雑学

AOC(AC)ワイン
  • AOCとは Appellation d'Origine Controlee (原産地統制呼称制度) の略
  • フランスの伝統的なワイン産地には、使っている葡萄品種や栽培方法、醸造方法などにそれぞれ固有のスタイルがあり、そのような産地の個性を守るための法的な規制です。
  • 1935年にフランスで制定され、INAO(国立原産地名称研究所)が管理をしています。
AOC と AC の使い分け
  • AOCが正確な表現で、「AC」は、「AOC」の表現が何度も続く場合に簡略化して言う場合。
  • 原産地とあわせて言う場合には、「AC」を使う。例としてAC.Bourgogne との表示は Bourgogneが「O」に当たる原産地なのでACを使っています。


Chateau system
  • Chateau system とは、ボルドーの特有の制度として「シャトー名をラベルに表示」したワインを市場に出すための条件を決めた制度です。
  • ボルドーワインは「シャトー・ワイン」と「ゼネリック・ワイン」に分けられる。
「Chateau Wine」
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
  • 自己の葡萄畑で栽培した葡萄のみを使用する
  • 自分の醸造所でワインに仕込む
  • 自分のところで樽貯蔵する
  • 自分のところで瓶詰めを行う
  • Chateau Wine の中でも常に高品質ワインを造っているシャトーには公的「格付け」がなされておりラベルには「Cru Classe」と表示し区別している。

「Generic Wine」
  シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
  • ボルドーの大手酒商(メーカーやネゴシアン)が、その地区や村の葡萄や樽酒を買い集め、混醸したワインを言う。 当然ながら他の地区や他の村の葡萄や酒を混ぜることは出来ません。
  • ワインはその地区や村の性格を反映し、AOCの規定に従った一定の水準以上のものでなければならない。
 ラベル表示はAOCにのっとって3種類に分けられる。
  1. ボルドー全域のもの「Bordeaux」
  2. 地区のもの「Medocや Graves・・・・」
  3. 村のもの「MargauxやSt-Emilionなど」。これはセミ・ゼネリックとワンランク上の呼び方をする。


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趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

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