この記事は以下のような人におすすめ!
- ワイン購入に失敗したくない人
- ワイナリーの物語を知って飲みたい人
- ワインの知識を深めたい人
Echezeaux (DRC) の豆知識
【種 類】AOCワイン
【格付け】Grands Crus(特級畑)
【地 域】Burgundy(Bourgogne)
【地 区】Cote d'or / Cote de Nuits
【村 名】Flagey-Echezeaux
【畑 名】Echezeaux
【所有者】Domaine De La Romanee-Conti
【Cepages】Pinot Noir
【村 名】Flagey-Echezeaux
【畑 名】Echezeaux
【所有者】Domaine De La Romanee-Conti
【Cepages】Pinot Noir
【ジャンル】赤
【スタイル】フルボディ
【年間平均生産量】170,000本
ワインラベル
絵柄をお覚えていると購入時に便利ですよ。
bouteille no.04693
この1996’ヴィンテージを2008'10/3に宅飲みしています。
当日のコメン”眠りから覚ますのに時間がかかった。縁はレンガ色。熟成度満点。”
評価は★★★★★でした。
参考購入価格
2000’購入/ヴィンテージ1996'/¥26000
参考2021’相場価格
- ヴィンテージ2017'/¥197,000
- ヴィンテージ2015'/¥259,000
- ヴィンテージ2014'/¥235,000
- ヴィンテージ2013'/¥263,000
- ヴィンテージ2012'/¥150,000
味わい/香り/合わせる食材
2003’ヴィンテージ 味わい
- ボリューム: 軽い□□■□□重い
- タンニン: 控えめ□□■□□強い
- 甘み: ドライ□□■□□甘い
- 酸味: まろやか□□□■□シャープ
- 果実味:スパイシー□□□■□フルーティー
香り(アロマ/ブーケ)
- 黒系果実の香り:よく熟したしっかりめの味わい。
- プルーンの香り:熟しすぎた葡萄から生産されたワインはプルーンのような個性を帯びる。
- イチゴの香り:温暖な地域のピノ・ノワール。
- スミレの香り:あらゆる赤ワインやロゼワインから感じられる香り。
- バラの香り:上質な赤ワインが熟成したときに表れる。
Food Suggestion
ローストダック・Turkey・ウズラ・キジなど
Echezeaux (DRC) の追記
38haの土地に84名の所有者がいる。DRCはこのうちの0.424haを所有する。
- 他のグランクリュの土地よりかなり大きく37.7ha(93a)あります。
- 1937’、「Echezeaux」の Grand Cru appellation が作られました。
- 「Echezeaux」の下部地域は、粘土質の土壌が重く、排水が不十分である傾向があります。
- Echezeauxの北東部には「Echezeaux」ワインよりも優れていると認められた個別のグランクリュ「Grands-Echezeaux」があります。
- Domaine de la Romanée-Contiが約5ha(12a)の最大の土地所有者ので、Domaine Mongeard-MugneretとEmmanuelRougetもかなりの区画を所有しています。
Echezeaux Grand Cru 11 lieux-dits
lieux-ditsとは❓、畑を土壌や気候の特性によって分けられた区画の事で主にブルゴーニュや、アルザス、シャンパーニュ等で用いられる表現。別名、小区画といわれています。
エシェゾーには11のリューディットがあり、それぞれが多くの区画に分割されており、さまざまな地元の家族約80人が所有しています。
Echezeaux du Dessus、Les Poulaillères、En Orveauxの小区画が、石が多く、土壌が薄く、水はけが良いため、最良の場所として認識されています。
そして、Les Rouges du Basはエレガントなミネラルワインの生産で高く評価されています。
1.Echezeaux du Dessus (3.5ha/8.7a)
主な栽培業者:Hoffmann-Jayer、Noëllat、 Jean-Marc Millot 、Arnoux-Lachaux
主な栽培業者:Hoffmann-Jayer、Noëllat、 Jean-Marc Millot 、Arnoux-Lachaux
2.Les Poulaillères (5.2ha/13a)
主な栽培業者:Domaine de la Romanée-Conti (4.2ha/10a)
主な栽培業者:Domaine de la Romanée-Conti (4.2ha/10a)
3.En Orveaux lieux-dits (5ha/12a)
主な栽培業者:Domaine Christian Clerget、Faiveley
主な栽培業者:Domaine Christian Clerget、Faiveley
4. Les Rouges du Bas (4ha/10a)
主な栽培業者:Coquard-Loison-Fleurot、Mugneret-Gibourg、Louis Jadot、David Duband、Méo-Camuzet、Mongeard-Mugner
5.Les Beaux Monts(Bas) (7.8ha/19a)
主な栽培業者:Gros Frèreet Soeur
6.Les Champs Traversins (3.6ha/8.8a)
主な栽培業者:Albert Bichot (Clos Frantin) 、Domaine Dujac
7.Clos St-Denis (1.8ha/4.4a)
主な栽培業者:Emmanuel Rouget、Domaine François Lamarche、Romanée-Conti
主な栽培業者:Emmanuel Rouget、Domaine François Lamarche、Romanée-Conti
8.Les Cruots or Vignes Blanches (3.3ha/8.1a)
主な栽培業者:Domaine François Lamarche、Liger-Belair、Emmanuel Rouget
主な栽培業者:Domaine François Lamarche、Liger-Belair、Emmanuel Rouget
9.LesLoächausses (2.5ha/6.1a)
主な栽培業者:Gros Frèreet Soeurが約3/2、残りの大部分をAnne Grosが所有
主な栽培業者:Gros Frèreet Soeurが約3/2、残りの大部分をAnne Grosが所有
10.Les Quartiers de Nuits (1.1ha/2.7a) 村名ワインVosne-Romanéeの地区
11.Les Treux (9ha/12a)
主な栽培業者:Mongeard-Mugneret、Emmanuel Rouget
Domaine de la Romanée-Conti(DRC)
Vosne-RomanéeのBurgundyの村に拠点を置き、Côte d'Or. の8つのgrand cru vineyardsからPinot Noir(ピノノワール)ベースのワインを製造しています。所有地は28ha/69aあります。
Vosne-Romanéeの「Romanée-Conti」「La Tache」「 Romanée-Saint-Vivant」「Richebourg」「Échezeaux」「Grands Échezeaux」
Cortonの「Corton-Bressandes」「Corton Clos du Roi」「Corton Renardes」
Côte de BeauneでChardonnay(シャルドネ)ベースの白ワイン「Le Montrachet」「Batard-Montrachet」を製造しています。
世界で最も有名な、高価なワイン「La Romanée-Conti 」は2ha(5a)未満の土地から年間わずか6000本造られています。
ブドウ園には、13世紀のサンヴィヴァン修道院にまでさかのぼる長い歴史があり、名前は1631年にロマネの名前を、1760年にコンティの名前を付けました。
1869年に、Jacques-Marie Duvault-Blochetによって取得され、彼の死後はひ孫に引き継がれました。その後、ナポレオンの相続法を回避するため「Société-Civile du Domaine de la Romanée-Conti」を設立します。
現在のDRCは、de Villaine家とLeroy家によって所有されています。
Aubert de Villaineが現在の会社の代表者です。 Lalou Bize-Leroyが支配権を失い、現在のLeroy家は Henri-Frederic Rochによって代表されています。
フランスワインAOPとは?
フランスには国で定められたワイン法があり、2008年までは「AOC法」、2009年からは「AOP法」で定められています。
「AOP」とは❓
(Appellation D’origine Protégée)原産地呼称保護ワイン
ブドウの生産地、醸造所、生産法、使用品種などの他、官能審査にクリアという条件があります。
ラベルへの表記は産地名(Appellation Protégée/AppellationContrôlée)となり、産地名の部分に例えば畑名(Romanée-Conti)村名(Vosne-Romanée)地方名(Bourgogne)などが入ります。
「IGP」とは❓
(indication géograghique protégée)地理的表示保護ワイン
生産地域や使用品種などが細かく定められていますが、畑まで細分化されていません。
AOPよりも保護している区分けが広く規定も緩やかです。
「Vin de Table」とは❓
気軽なテーブルワインの区分で生産地域の表示がないために自由に造られています。
AOPまたはIGPのアペラシオン法で規定されている基準を満たしていないワインです。
例えば、ヴィンヤードが生産地域外にある、使用されているブドウの品種または醸造技術が地元のアペラシオンの規則に準拠していないなど。
Vin de France - Vin de Tableとは❓
- フランスのワイン生産者は新世界のワイン産地や新興のヨーロッパ産地との競争が激化する中、品質レベルをVDTレベル以上に引き上げることを余儀なくされました。
- Vin de Tableのカテゴリーでは、EU内で栽培されたブドウであれば原産地、ヴィンテージをラベル表示することができませんがワインを作ることができます。
- そこでフランスは解決策としてヴィンテージと地域の記述ができる「Vin de France」のカテゴリーを作りました。
- 南フランス(ラングドック・ルシヨンなど)のカリニャンやメルローなどの高収量のブドウから生産されています。
Vin de Franceに「ダウングレード」 された品質の高いワインの例
- マルゴーのカベルネソーヴィニヨンとメルローと、ローヌ渓谷北部の豊かで柔らかなシラーを組み合わせた「Ch. Palmer」XIX’ヴィンテージ。
- アルザスのAOP法ではシャルドネをスチルワインに使用することは許可されておらず、アルザスの著名な生産者 Zind-Humbrechtのシャルドネを使用したワインである「Zind」。
- サンテミリオンの原産地法で禁止されているブドウの木をシートで覆ったため Vin de Tableに格下げされたBadonThunevinの禁断のワイン。(大雨の時期でした)
ブルゴーニュの格付け
ボルドーと共に銘醸地とされるブルゴーニュでは、生産地名が狭い範囲であるほど上級となっています。
「特級畑」(Les Appellations Grans Crus)
39の畑(コート・ドールが32、シャブリが7。AOCは33)が認定されています。
ラベル表記は「畑名+Gran Cru」。
「1級畑」(Les Appellations Premiers Crus)
ラベル表記は村名+Premier Cru(1er Cre)+畑名」。
「村名」(Les Appellations Communales)
ラベル表記は村名が入ります。畑名が記載される場合もあります。
「地方名」(Les Appellations Régionales)
ラベル表記は「Bourgogne」などの地方名や地区名が生産地名に記載されます。