この地域のワインの受賞数で第 3 位にランクされ、この地域で 5 番目に人気のあるワインです 。 このワインの人気は年々高まっています。
この記事は以下のような人におすすめです!
- ワイン購入に失敗したくない人
- ワイナリーの物語を知って飲みたい人
- ワインの知識を深めたい人
Dom. Gros Frere et Soeur Clos de Vougeot 'Musigni' Grand Cru の豆知識
サブタイトルの「Musigni」はChâteau du Clos de VougeotとMusigny vineyardの下にある1.5ha(3.7a)の区画から造られています。
ワインラベル
絵柄をお覚えていると購入時に便利ですよ。
”雑味が無く最高 ★★★★”
参考2021’相場価格
- ヴィンテージ2019'/¥27000
- ヴィンテージ2018'/¥22000
- ヴィンテージ2017'/¥21000
- ヴィンテージ2016'/¥22000
- ヴィンテージ2015'/¥22000
- ヴィンテージ2014'/¥23000
2015’ヴィンテージ 味わい
- ボリューム: 軽い□□□■□重い
- タンニン: 控えめ□□□■□強い
- 甘み: ドライ□□□■□甘い
- 酸味: まろやか□■□□□シャープ
- 果実味:スパイシー□□□■□フルーティー
香り(アロマ/ブーケ)
- 黒系果実の香り:よく熟したしっかりめの味わい。
- プルーンの香り:熟しすぎた葡萄から生産されたワインはプルーンのような個性を帯びる。
- スミレの香り:あらゆる赤ワインやロゼワインから感じられる香り。
- バラの香り:上質な赤ワインが熟成したときに表れる。
- イチゴジャムの香り:温暖な地域のピノ・ノワール
Dom.Gros Frere et Soeur
概要
- Gros家は Vosne-Romanée の名門中の名門。
- 1830年、 Alphonse Gros によって設立されたことに始まります。
- Alphonse Grosは St-Georges村から2キロほど離れた「ショー」という小さな村で1804年に生まれました。
- 1963年、ドメーヌの礎を築いた4代目 Louis Gros の引退時にGros家の畑は4人の子供に相続され分割されます。( Gustave 、Colette 、Jean 、François)
- 「Dom.Gros Frère et Soeur」は相続した二人の子供 Gustave と Colette が設立します。現在は甥の Bernard Grosが経営しています。
- あとの二人の子供 Jean と Gros はそれぞれ「Jean Gros」「François Gros」を設立します。
- 「Dom.Gros Frère et Soeur」は Pinot Noir ベースの赤ワインをこの地域トップのvineyardsから製造しています。
- 「Richebourg」「Échezeaux」「Grands Échezeaux」 「Clos de Vougeot」等の Grands crusワインを生産しています。「Richebourg」0.7ha(1.7a)、「Échezeaux」0.9ha(2.2a)、「Grands Échezeaux」 0.3ha(0.7a)を含む20.21ha。
- Hautes Côtes de Nuits の赤、白ワイン、Vosne-Romanéeの他のvineyards からのワインも造っています。
- 新オーク樽の使用率が高いことで知られています。場合によっては Grand cru wineには 100% の新樽が使用されます。
現在の経営者 Bernard Gros
- 四代目 Louis Gros の息子 Jean Grosの次男。父親の兄Gustaveと姉Coletteによって設立された「Domaine Gros Frere et Soeur」を1980年より引き継いでいます。
- 好奇心旺盛で、品質のさらなる向上の為に先進機器を用いた醸造技術の導入に力を注いでいます。
- 現在、ブルゴーニュで7軒ほどしか所有していないという果汁濃縮器を兄ミッシェルと共同所有しています。これにより全体の生産量が5~10%減少するものの、天候に恵まれないヴィンテージでも常に安定した品質を維持することが可能になりました。
- 兄ミッシェルのエレガントを重視した醸造とは対照的に「ボルドーワインが好き」と語るベルナールが造るワインは生き生きとして力強く凝縮感に溢れた力強くパワーを感じるワインに仕上がっています。
【グロ家の歴史】
創設者 Alphonse Gros(1804-1884)
二代目 Louis-Gustave Gros(1831-1904)
三代目 Jules Gros(1832-1930)
四代目 Louis Gros(1893-1951)
ドメーヌの礎を築いた4代目 Louis Gros の引退時にGros家の畑は4人の子供( Gustave 、Colette 、Jean 、François)に分割相続されます。
- François は「Dom.François Gros→Dom.Anne & François Gros」
- GustaveとColetteは「Dom.Gros Frere et Soeur」
- Jeanはした「Dom.Jean Gros」 Gros家の名声を高めた立役者です。
1995年の収穫後、ジャン・グロは引退し、自分のドメーヌ(GFA.Jean Gros)を3人の子供たちに分け与えました。
- Michel Grosは「Dom.Michel Gros」を設立。
- Bernard Grosは「Domaine Gros Frere et Soeur」を1980年より引き継ぐ。
- Anne₌François(François Paranと結婚)は1988年からポマール村で「A.F. Gros」を経営。
Gros家ファミリーのDomaine
「Domaine Gros Frere et Soeur」
「Dom.Anne & François Gros」
「Dom.Michel Gros」
「A.F. Gros」
Clos de Vougeot
- Côte de Nuits地域で最大かつ最も有名なGrand cru vineyardsの 1 つです。
- 広さは 50.9ha(125a) で、Côte d'Or. 全体で[Corton]に次いで 2 番目の広さです。
- Vougeot 村の大半は「Grand Cru」ですが4つの「Premier cru」と「village-level」のワインがあります。
- Clos de Vougeot は11世紀にシトー修道会の修道士によってワイン造りが始められ、後に畑の周りにClos(壁) と châteauが築かれます。
- フランス革命後、土地は国に没収され1791 年にオークションで売却されます。その後、一連の所有者変更の後、ナポレオンの銀行家の息子Julien-Jules Ouvrardが入手します。そして、1889年に地元のネゴシアンに売却されるまで、ほぼ 19 世紀を通じて Ouvrard 家の手中にありました。
- その後の所有権の変更により、土地は分割され、現在Clos de Vougeot は、80 以上の生産者が所有する 100 の異なる区画に分割されています。
Clos de Vougeotは1937年に公式にGrand cruとして分類されていますが、テロワールの実際の質ではなく畑の周りに築かれたClos(壁)の位置に従っています。
区画のテロワールは実に多様であり、さまざまな土壌や側面があり傾斜は大きく異なります。細分化される前であれば全体からのブドウをブレンドして、単一のラベルClos de Vougeotの下でバランスの取れたスタイルを実現できたから問題ではありませんでした。
現在、各生産者はテロワールの小さな区画からワインを造っていますので、グラン・クリュのステータスに値するワインもそうでない場合もあります。これは、現代のクロ・ド・ヴージョのワインの品質が大きく異なることを意味します。
※「おすすめの生産者」を ブルゴーニュワインとは❓ ブルゴーニュのすべて に記していますのでご参考にしてください。
フランスワインAOPとは?
フランスには国で定められたワイン法があり、2008年までは「AOC法」、2009年からは「AOP法」で定められています。