16世紀から続く歴史あるシャトーで、1990年に実業家のYves Vatelotイヴ・ヴァテロ氏によって畑や設備を一新して再出発し「今や1級シャトーを越える」存在として数々の逸話を持ちます。
Wine étiquette
Tasting
味わい/香り
- ボリューム 軽□□■□□厚
- タンニン 弱□□■□□渋
- 甘み 辛□■□□□甘
- 酸味 弱□□□■□強
- メルロー主体と適度な熟成のおかげで濃厚ながら飲み易い。
Profile
- 【Ownership】Yves and Stephanie Vatelot
- 【Region or Appellation】 Bordeaux Superieur > Bordeaux > France
- 【Wine Style】Red-Savory and Classic
- 【Grape/Blend】Cabernet Sauvignon - Merlot
- 【Food Pairing】Beef and Venison
- 【平均価格】¥4,000/750ml
- 【Cepage】Cabernet Sauvignon, Merlot, Cabernet Franc
- 【Maturation】Oaked
- 【Alcohol ABV】14.5%
- 【Sweetness】Dry
- 【consultant Enorogu】Michel Rollandミッシェル・ロラン
Winery
- Château de Reignac は、Dordogne 川と Garonne 川が合流する Bordeaux の Entre de Mers 地区に位置するワイン農園である。
- ドメーヌの中心にあるシャトーは16世紀に建てられ、パリのエッフェル塔も設計したGustave Eiffel が設計した温室もある。
- 畑は Entre-Deux-Mers の西部に位置し、60万年前の沖積堆積物による砂利質土壌、いくつかの粘土質土壌、硬い Castillon の石灰岩と柔らかい泥灰岩が混ざった土壌という、3つの異なる terroirテロワールを持つ。
- フラッグシップ・ワインのグラン・ヴァン de Reignac と Balthus を供給するブドウの木は、平均樹齢40年。
- Grand Vin de Reignac は Merlot, Cabernet Sauvignon, Cabernet Franc のブレンド。Balthus は Merlot のみで造られる。 どちらのワインもフレンチオークの新樽で発酵させる。
- Château de Reignac のワインは Merlot 主体のワインで、 Bordeaux Supérieur AOC のラベルが貼られている。
- Château de Reignac では、Sauvignon Blanc と Semillon のブレンドによる白ワインも生産している。 ブドウは砂利と粘土質土壌の2ヘクタールの区画から収穫される。 ワインはフレンチオークの新樽で発酵させ、8ヶ月ごとに澱を攪拌する。
- 敷地内に湖を造る環境整備、最新の設備に一新、Michel Rollandをコンサルに迎え収量を格付けワイン以上に抑える、等の大改革を行っています。
- 世界最優秀ソムリエや世界的評論家など、欧州のワインのプロで組織されているグランジュリー・ヨーロピアンの審査会でボルドーNo.2に輝いている。
- インターナショナルワイン&スピリッツのブラインドテイスティングでは堂々の第一位に輝く。
- ベルギー王室に認められ、オンリストを果たしています。
Wine 雑学
AOC(AC)ワイン
- AOCとは Appellation d'Origine Controlee (原産地統制呼称制度) の略
- フランスの伝統的なワイン産地には、使っている葡萄品種や栽培方法、醸造方法などにそれぞれ固有のスタイルがあり、そのような産地の個性を守るための法的な規制です。
- 1935年にフランスで制定され、INAO(国立原産地名称研究所)が管理をしています。
- AOCが正確な表現で、「AC」は、「AOC」の表現が何度も続く場合に簡略化して言う場合。
- 原産地とあわせて言う場合には、「AC」を使う。例としてAC.Bourgogne との表示は Bourgogneが「O」に当たる原産地なのでACを使っています。
Chateau system
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
- Chateau system とは、ボルドーの特有の制度として「シャトー名をラベルに表示」したワインを市場に出すための条件を決めた制度です。
- ボルドーワインは「シャトー・ワイン」と「ゼネリック・ワイン」に分けられる。
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
- 自己の葡萄畑で栽培した葡萄のみを使用する
- 自分の醸造所でワインに仕込む
- 自分のところで樽貯蔵する
- 自分のところで瓶詰めを行う
- Chateau Wine の中でも常に高品質ワインを造っているシャトーには公的「格付け」がなされておりラベルには「Cru Classe」と表示し区別している。
「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
- ボルドーの大手酒商(メーカーやネゴシアン)が、その地区や村の葡萄や樽酒を買い集め、混醸したワインを言う。 当然ながら他の地区や他の村の葡萄や酒を混ぜることは出来ません。
- ワインはその地区や村の性格を反映し、AOCの規定に従った一定の水準以上のものでなければならない。
- ボルドー全域のもの「Bordeaux」
- 地区のもの「Medocや Graves・・・・」
- 村のもの「MargauxやSt-Emilionなど」。これはセミ・ゼネリックとワンランク上の呼び方をする。