Chateau La Mission Haut-Brion Blanc は、2008年ヴィンテージまでは Ch.Laville Haut Brion Blanc と呼ばれていた。
Wine étiquette
Tasting
- ボリューム 軽□□■□□厚
- タンニン 控■□□□□渋
- 甘み 辛□■□□□甘
- 酸味 弱□□■□□強
- 白い花、カスタードやクレームブリュレのニュアンス、乳酸やハーブの香り、素晴らしいバランス
Profile
Winery
- Château La Mission Haut-Brion は、 Bordeaux 市中心部から南西に数マイル離れた Graves 地区北部の Pessac-Léognan 地区にあるドメーヌである。 隣接する姉妹ドメーヌ Château Haut-Brion は、1855年のボルドー格付けにおいて、この地区で唯一格付けされた。
- La Mission Haut-Brion は、しばしばオー・ブリオンや他の1級格付けドメーヌと同等の評価と価格を付けられている。1959年の格付けで Graves Grand Cru に格付けされている。
- 果実の力強さ、まろやかでたっぷりとしたテクスチャー、シルキーなタンニンで特に知られ、アメリカの評論家 Robert Parker から何度も100点満点の評価を得ている。
- 畑は道路を挟んですぐのところにある Haut-Brion と同じ砂利質の地形で、粘土と砂の下層土の上に小さな石英の石が敷き詰められている。 約27ヘクタールの畑には、Cabernet Sauvignon 47%、Merlot 43%、Cabernet Franc 10%の黒ブドウが植えられている。
- 3ヘクタール強の畑には、Semillon と Sauvignon Blanc が植えられている。 Haut-Brion 同様、この畑もボルドー南西部郊外の住宅に囲まれている。
- La Mission Haut-Brion は、18~22ヶ月間樽熟成されますが、そのうち80%が新樽を使用しています。年間6000~7000ケースが生産されます。
- La Chapelle de La Mission Haut-Brion は、2006年から Château La Tour Haut-Brion に代わりセカンドワインとなっています。
- ドメーヌでは Semillon をベースにした白ワインを2種類生産している。
- 一本目は、La Mission Haut-Brion Blanc (旧称 Laville Haut-Brion)、もう一本目は2009年から造られている La Clarté de Haut-Brion です。
- La Clarté de Haut-Brion は、La Mission Haut-Brion Blanc とHaut-Brion Blanc のセカンド・ワインを兼ねている。
- ドメーヌの名前は、1682年からフランス革命まで所有していた Lazarite missionaries ラザリット宣教師に由来する。
- 1983年以来、Haut-Brion のオーナー Domaine Clarence Dillon が所有している。
Wine 雑学
AOC(AC)ワイン
- AOCとは Appellation d'Origine Controlee (原産地統制呼称制度) の略
- フランスの伝統的なワイン産地には、使っている葡萄品種や栽培方法、醸造方法などにそれぞれ固有のスタイルがあり、そのような産地の個性を守るための法的な規制です。
- 1935年にフランスで制定され、INAO(国立原産地名称研究所)が管理をしています。
- AOCが正確な表現で、「AC」は、「AOC」の表現が何度も続く場合に簡略化して言う場合。
- 原産地とあわせて言う場合には、「AC」を使う。例としてAC.Bourgogne との表示は Bourgogneが「O」に当たる原産地なのでACを使っています。
Chateau system
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
- Chateau system とは、ボルドーの特有の制度として「シャトー名をラベルに表示」したワインを市場に出すための条件を決めた制度です。
- ボルドーワインは「シャトー・ワイン」と「ゼネリック・ワイン」に分けられる。
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
- 自己の葡萄畑で栽培した葡萄のみを使用する
- 自分の醸造所でワインに仕込む
- 自分のところで樽貯蔵する
- 自分のところで瓶詰めを行う
- Chateau Wine の中でも常に高品質ワインを造っているシャトーには公的「格付け」がなされておりラベルには「Cru Classe」と表示し区別している。
「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
- ボルドーの大手酒商(メーカーやネゴシアン)が、その地区や村の葡萄や樽酒を買い集め、混醸したワインを言う。 当然ながら他の地区や他の村の葡萄や酒を混ぜることは出来ません。
- ワインはその地区や村の性格を反映し、AOCの規定に従った一定の水準以上のものでなければならない。
- ボルドー全域のもの「Bordeaux」
- 地区のもの「Medocや Graves・・・・」
- 村のもの「MargauxやSt-Emilionなど」。これはセミ・ゼネリックとワンランク上の呼び方をする。
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- あの Ch.Haut Brion のセカンドラベル Le Bahans du Chateau Haut Brion 1997'
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