畑はMontroseとCalon Segurの間という素晴らしい立地条件に有ります。
今晩は何を食べる?いろいろ考えたところで鍋にしようという事でTVの料理番組でやっていたキムチ鍋にしました。キムチにワイン??少し不安でしたが、やってみよう、何事も経験という事でやってみましたが、
「Ch.Phelan Segur 1989'」のグラスに熟成したワインに現れるエッジに茶色が少し現れており、やはり食事と合わせるのは少しもったいないので食後の楽しみにとっておき事にした。
当日の飲み物のコースは食事前に「Dom Perignon 1988'」で口を濡らし、食後にTVで映画を見ながら「Ch.Phelan Segur 1989'」をいただきました。その時のワインのお供はカラスミです。
Wine étiquette
Tasting
- ボリューム 軽い□□□■□重い
- タンニン 控えめ□□□■□強い
- 甘み ドライ□■□□□甘い
- 酸味 まろやか□□□■□シャープ
- メルローの優しさが、カベルネの力強さを包み込んでる感じ。 キノコと土の香り、これを包むスモーキーな香りで森を散歩しているイメージの中で飲みました。
Profile
- 【Ownership】Gardinier family
- 【Management】Philippe Van de Vyvere
- 【Region or Appellation】Saint-Estephe > Medoc > Bordeaux > France
- 【Wine Style】Red-Savory and Classic
- 【Grape/Blend】Cabernet Sauvignon - Merlot
- 【Food Pairing】Beef and Venison
- 【平均価格】¥8,000/750ml
- 【格付け】(Crus Bourgeois Exceptionnels 脱退)
- 【Blend】Cabernet Sauvignon, Merlot, Cabernet Franc, Petit Verdot
- 【Sweetness】Dry
- 【Maturation】Oaked
Winery
- Château Phélan Ségur は、Bordeaux 北部 Médoc 地区、Saint-Estèphe にあるドメーヌである。 Grand vin は、通常 Cabernet Sauvignon50%から65%と残りを Merlot で構成されています。
- 1855年の Bordeaux Classification から漏れたが、他より優れたドメーヌのひとつとされている。Union des Grand Crus de Bordeaux に属し、ボルドー格付けにおいて"Grand Crus Classés et assimilés (and equivalents)"のカテゴリーに分類されます。 2003年には Cru Bourgeois Exceptionnel に格付けされたが、このランクに格付けされていた9シャトーとともに脱退し2007年以降はこの格付けには加わっていない。
- ドメーヌは Saint-Estèphe 村のすぐ南に位置する。Saint-Estèphe 地区の北端に近いところに Château Calon Ségur がありその先にはカロン運河がある。南には Château Meyney があり、その先には Château Montrose があります。
- Phélan Ségur は、Saint-Estèphe の丘陵と台地に70ヘクタールのブドウ畑を所有しています。vineyards は粘土と砂利の土壌で4つの区画に分かれており、Cabernet Sauvignon 約58%、 Merlot 約39%、Cabernet Franc と Petit Verdot がそれぞれ1.5%ずつ植えられている。
- ブドウは手作業で収穫され、最初は振動する選果台で手作業で選果され、その後、高度な光学式選果機で最終選別を行う。約40の異なるタンクで畑の区画ごとに発酵させる。
- Grand vin はフレンチオークのバリックで約12ヶ月熟成させるが、新樽率は50%を超えることはない。
- セカンドワインの Frank Phélan は1986年に誕生し、ドメーヌ創設者の息子の名前にちなんで名付けられた。 敷地内の約15ヘクタール(37エーカー)の古木と若木のブドウから造られている。
- La Croix Bonis は Merlot 主体のキュヴェで、早飲みを想定している。
- Phélan Ségur の歴史は18世紀後半にまで遡ります。アイルランドの Tipperary 出身のワイン商 Bernard O'Phelan が Bordeaux にやってきます。その後、有名な Guestier 家と結婚し、1805年と1810年に Saint-Estèphe の Clos de Garramey と Ségur de Cabanac を購入し Château Ségur de Garramey を創設しました。その地に今も残るPalladian 様式のシャトーは、彼の手によって建てられた。
- 20世紀初頭、現在の名称 Château Phélan Ségur に改名された。 Léoville Las-Cases の Delon 家が1世紀にわたって所有した後、Phélan Ségur は1984年に Xavier Gardiner によって買収された。 Gardiner のグループは Lanson や Pommery などの Champagne houses との関係、世界最高のワイン選定を誇るレストラン「TAILLEVENT 」も傘下に持っています。Gardiner は2013年に死去した。
- 2018年以降、 Phélan Ségur は Pierre et Philippe Van de Vyvere 家が所有している。
Wine 雑学
AOC(AC)ワイン
- AOCとは Appellation d'Origine Controlee (原産地統制呼称制度) の略
- フランスの伝統的なワイン産地には、使っている葡萄品種や栽培方法、醸造方法などにそれぞれ固有のスタイルがあり、そのような産地の個性を守るための法的な規制です。
- 1935年にフランスで制定され、INAO(国立原産地名称研究所)が管理をしています。
- AOCが正確な表現で、「AC」は、「AOC」の表現が何度も続く場合に簡略化して言う場合。
- 原産地とあわせて言う場合には、「AC」を使う。例としてAC.Bourgogne との表示は Bourgogneが「O」に当たる原産地なのでACを使っています。
Chateau system
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
- Chateau system とは、ボルドーの特有の制度として「シャトー名をラベルに表示」したワインを市場に出すための条件を決めた制度です。
- ボルドーワインは「シャトー・ワイン」と「ゼネリック・ワイン」に分けられる。
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
- 自己の葡萄畑で栽培した葡萄のみを使用する
- 自分の醸造所でワインに仕込む
- 自分のところで樽貯蔵する
- 自分のところで瓶詰めを行う
- Chateau Wine の中でも常に高品質ワインを造っているシャトーには公的「格付け」がなされておりラベルには「Cru Classe」と表示し区別している。
「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
- ボルドーの大手酒商(メーカーやネゴシアン)が、その地区や村の葡萄や樽酒を買い集め、混醸したワインを言う。 当然ながら他の地区や他の村の葡萄や酒を混ぜることは出来ません。
- ワインはその地区や村の性格を反映し、AOCの規定に従った一定の水準以上のものでなければならない。
- ボルドー全域のもの「Bordeaux」
- 地区のもの「Medocや Graves・・・・」
- 村のもの「MargauxやSt-Emilionなど」。これはセミ・ゼネリックとワンランク上の呼び方をする。
Medoc Cru Bourgeoisについて
1932年
2007年
1932年
- メドック地区のシャトーで、1855年の格付けの対象にならなかったシャトーの内、質の高いワインのシャトーのオーナー達が、自分達のワインに付加価値を付けるために、ワイン仲買人に頼んで作った非公式格付けの「Cru Bourgeois」が発足した。(444銘柄)
- 政府公認の新しい「Cru Bourgeois」の3つの等級リストが発表された。
- Cru Bourgeois Exceptionnel 9chateau
- Cru Bourgeois Superieurs 87chateau
- Crus bourgeois 151chateau
2007年
- 行政裁判所でクリュ・ブルジョワの格付けが取り消される。
- 3つの等級に格付けされた等級を廃止し、序列のない「Cru Bourgeois reconaissance(認証)」になり格付けというより品質ラベルといった性質のとしての再出発となった。これも問題がないわけではなく、これまでCru Bourgeois Exceptionnelに格付けされていた9つのシャトーが脱退する
関連記事
- https://longstay-wine.blogspot.com/