イタリア発泡性ワインSpumante Gancia Spumante Asti DOCG

2025年2月19日水曜日

Italy Spumante Cave

t f B! P L

1850’フランス・シャンパーニュでの留学を終えたカルロ・ガンチア氏が生産を始めた甘口発泡酒。

イタリアを代表するSpumante 

  • Franciacorta (フランチャコルタ ):ロンバルディア地方で造られる、瓶内二次発酵方式の高品質なスプマンテです。
  • Prosecco (プロセッコ ):ヴェネト地方を中心に造られる、タンク内二次発酵方式の軽快でフルーティーなスプマンテです。
  •  Asti (アスティ):ピエモンテ地方で造られる、甘口でアロマティックなスプマンテです。
  •  Lambrusco (ランブルスコ ):エミリア=ロマーニャ地方で造られる、赤色の発泡性ワインで、辛口から甘口まで様々なタイプがあります。

イタリア発泡性ワインSpumante Gancia Spumante Asti DOCG 

Wine étiquette




Tasting

  • ボリューム     軽い□■□□□□重い
  • 発泡性        弱□□■□□□強い
  • 酸味      まろやか□□□■□□シャープ
  • 細かい気泡に乗って口の中いっぱいに広がる甘みが心地良い。甘さに続く仄かな苦味からは果実味もある。酸味や辛さなどはなくアフターも短め。 イタリアでは甘いデザートなどと一緒に楽しむのが慣習らしい。
  • structure とは、甘味、酸味、タンニン(渋み)、アルコールなどの要素で造られる、ワインの味わいの骨格の事。アルコールや酸味等がバランス良く、多く存在していると、骨格=ストラクチャーがしっかりしている、と表現される。
  • note とは、白ワインでよく使われる表現で 例えるならば、花に直接鼻をつけた時の香りではなく、お花畑で全体的に香る『花の香り』の様な柔らかい香りを表現する時に使われます。
  • nose とは、テイスティングの際に鼻で感じた香りの事。

profile

Gancia Spumante Asti DOCG

  • 【Ownership】Fratelli Lunelli Ferrari 社
  • 【Region・Appellation】Asti > Piemonte>  Italy
  • 【Sparkling】Sweet and Spritzy
  • 【Grape / Blend】Muscat Blanc a Petits Grains
  • 【 Food Pairing】Cakes and Cream
  • 【Avg Price】¥1,700 / 750ml
  • 【Alcohol ABV】7.5%
  • 【Method】Asti

winery

  • Fratelli Ganciaは、イタリア北西部のワイン産地 Piedmont の Canelli に拠点を置くワイン生産者です。このワイナリーは特に、スパークリングワインの豊富な品揃えで知られており、その歴史は1865年、創業者 Carlo Gancia が Moscato から最初の Metodo Classico 製法のスパークリングワインを製造した時に始まりました。
  • Carlo Gancia は、 Moscato-base の sparkling wineで成功を収めた後、 Pinot Noir や Chardonnay などのブドウ品種の実験を始めました。
  • Carlo Gancia のワインラインナップは、Prosecco, Moscato d'Asti, Alta Langa Metodo Classico, Brachetto d'Acqui など、イタリアで最も有名なスパークリングワインの産地を含む、 Metodo Classico製法 と Charmat Method 製法の幅広いワインを含むまでに成長しす。
  • 2003年、Fratelli Gancia社は、スパークリングワイン製造における新しい技術、Charmat Method 製法の改良版である「 Gancia Second Fermentation Method」を登録しました。これは、先ずブドウをソフトプレスし、抽出されたブドウ果汁の一部は温度管理されたステンレス鋼タンク内で発酵させ、残りは小さなフランス産オーク樽で発酵させます。次に、別々に発酵させた2つのワインを混合し、ワインが望ましいアルコール度数9%に達するまで、温度管理された大桶内で二度目の発酵を行います。この方法は、Asti,  Alessandria, Cuneo のブドウ畑で収穫された高品質の Moscato ブドウから作られる同社の Asti wine の製造に使用されています。
  • Ganica のワインセラーは Canelli の南のユネスコ世界遺産に登録されている全長1キロメートルの地下トンネルです。このセラーには、それぞれ8万リットルの容量を持つ16個のステンレス鋼タンクと、1000以上のオーク樽が保管されています。
  • Fratelli Gancia 社は、スパークリングワインを中心とした製品群に加えて、スティルワイン、ベルモット、アペリティフなど幅広い製品を製造しており、年間生産量は2500万本に達します。
    Last updated 19-Oct-2021

用語解説

sparkling wine の製法に使われる類似用語
  • 「Methode Champenoise」は、シャンパーニュ地方でのみ使用できる。
  • 「Méthode Classique」「Classic Method」「Metodo Classico」
  • この製法は、瓶内二次発酵によって定義されます。これは、liqueur de tirage(ワイン、砂糖、酵母の混合物)を加えることで誘発されます。この二次発酵で生成された二酸化炭素は瓶の中に閉じ込められ、ワインに泡を与えます。伝統的製法の他の段階には、riddling または Remuage やdisgorgement があります。コルク栓をする前の最終段階は dosage で、瓶はベースワインと砂糖の混合物で満たされます。
  • Remuageとは、瓶内二次発酵の後に瓶の底に沈んでいる滓を瓶の口に集める作業。熟成時に横に寝かされていたボトルを少しずつ左右に回しながら瓶口を下にして倒立させ、澱を瓶口の栓の近くに集める工程。
  • disgorgement とは、Remuage によって瓶口に集められた澱を取り除く作業。
  • dosage とは、disgorgement の後に目減りした液量を補うとともに糖度の調整を目的としてリキュールを加えること。
  • RM(レコルタン・マニピエラン)は、自社畑のブドウだけでその畑の特徴を活かした Champagne を造り出生地の村名を冠して販売している。
NV(Non-vintage)とは
  • ワイン原料のブドウの収穫年のあるなし。
  • 黒・白系の葡萄、異なる村、異なる年のものの混醸。
  • 甘口から辛口まである。
  • 年号表示無し。


Spumanteとは
  • シャンパンと同じ伝統的な瓶内二次発酵で丁寧に造られるイタリア産スパークリングワインのこと。
  1. 「一次発酵」収穫後果汁を絞り、酵母を加えて発酵させる。
  2. 「瓶内二次発酵」一次発酵後調合(ブレンド)を施してから瓶詰めし、さらに9ヶ月以上の熟成をさせます。ゆっくりとした発酵と熟成がきめ細かい泡を造りあげる。

イタリアを代表するSpumante 

  • Franciacorta (フランチャコルタ ):ロンバルディア地方で造られる、瓶内二次発酵方式の高品質なスプマンテです。
  • Prosecco (プロセッコ ):ヴェネト地方を中心に造られる、タンク内二次発酵方式の軽快でフルーティーなスプマンテです。
  •  Asti (アスティ):ピエモンテ地方で造られる、甘口でアロマティックなスプマンテです。
  •  Lambrusco (ランブルスコ ):エミリア=ロマーニャ地方で造られる、赤色の発泡性ワインで、辛口から甘口まで様々なタイプがあります。

Asti

  •  Asti は、イタリア北西部の Piedmont 州の県の名前であり、町の名前であり、そしてワインの名前でもある。
  •  Asti (spumante) ワイン市場は、 Piedmont の約15の大規模ワイナリーが独占しており、どのワイナリーも Piedmont の様々なアペラシオンのもと、幅広い種類のワインを造っている。 しかし、小規模ワイナリーが、自社で栽培したブドウから、より高品質な Asti ワインを生産する傾向が強まっている。 イタリアのスパークリングワインが世界的な規模でブームとなり続ける中、こうした職人的な Asti ワインは、appellationの名声を維持する上で不可欠となるかもしれない。
  • Asti ワインにはいろんな種類があって、それぞれ作られる場所が決まっていますが、場所はちょっとずつ重なってもいます。AstiDOCG のブドウ栽培地域は、Asti の町のすぐ南の丘陵地帯のあたりです。
  • この場所は、Cuneo 県、Asti 県、 Alessandria 県の3つの県にまたがっていて、だいたい50の村を含んでいます。東西に50Kmぐらいの広さがあって、西は高級ワイン Barolo で有名な Serralunga d'Alba から、東は Acqui Terme までです。
  • この場所は、Asti ワインによく似た甘くてアルコール度数が低い Moscato d'Asti ワインが作られる場所と全く同じです。
  • Asti DOCG ワインには、4つの異なる種類があり、どの種類も Moscato Bianco というブドウが97%以上使われている必要があります。
  • 1)Moscato d’Asti ;軽く発泡し、甘口で低アルコールの白ワインで、アスティDOCGの補助的スタイルに分類される。
  • 2)Asti (Spumante); アルコール度数6~11.5%)のスパークリング白ワイン。 
  • 3)Asti (Spumante) Metodo Classico ;Asti に似ているが、 Champagne や méthode traditionelle style に似ている瓶内二次発酵をしており、アルコール度数がやや高い。
  • 4)Vendemmia Tardiva ;晩熟スタイルの甘口白ワインで、めったにお目にかかれない。
  •  Asti のいくつかの地域は、ラベル表示ができます。
  • Santa Vittoria d’Alba は、Asti の南西、 Alba のすぐ西、バローロの北15km未満にありAsti のすべてのスタイルをカバーしています。
  • Strevi は、Alba の南東、 Santa Vittoria から東へ60kmにあり Vendemmia Tardiva を除くすべての種類をカバーしています。
  • Canelli は、Moscato d'Asti の生産の中心地であり、この地域で生産されたMoscato d'Asti のボトルに限りラベルに表示できます。
  • Asti とMoscato d'Asti にはいくつかの違いがあります。Asti はやや甘く、完全に発泡性があり、アルコール度数は9%程度です。Moscato d'Asti はもう少し甘く、微発泡性で、アルコール度数は4.5〜6.5%です。
  • イタリアのスパークリングワイン用語では、Asti は spumante(圧力4気圧以上)であり、 Moscato d'Asti は frizzante(圧力1気圧以上)です。
  • Asti は、シャンパンと同様に、厚くて丈夫なボトルとワイヤーで留められたコルクで包装されていますが、Moscato d'Asti は圧力が比較的低いため、標準的なボトルとコルクで済みます。
アスティの生産方法 
  • アスティのDOCGはほとんどすべて、Asti Method (Charmat Method)として知られるようになった方法で、ステンレススティール製の大型タンクで一貫生産される。 
  • Muscat grapes が収穫され、ワイナリーに運ばれるとすぐに除梗し、圧搾する。 出来上がった Must は濾過され、必要な時まで冷やしておく。ワインの世界ではほとんどユニークなことだが、Asti ワインは既存の Must 在庫から状況や必要性に応じて、必要な時に必要なだけもので造ることができる。 
  • Must は加圧タンクで発酵させることでワインになる。 酵母がブドウの糖分をアルコールに変える際、副産物として炭酸ガスが発生する。 このガスはワインに閉じ込められたままとなり、重要な泡を生み出す。 
  • アルコール度数が約9%に達すると、ワインは冷やされ無菌濾過されて酵母が取り除かれ発酵が停止する。
  • Moscato d'Asti は、甘く、軽く、繊細で、花の香りがするように作られているために最も上質で完熟したブドウが使われ、Asti には、より酸味があるまだ熟していないブドウが残されます。
  • 世界で最も有名なスパークリングワインである Champagne は、基本的にわずかなブドウの未熟さを必要とします。理論上は、強い発泡と高いアルコール度数が、未熟な風味を補うと考えられています。
  • しかし、ワインの残糖感とブドウの風味とのバランスが取れていないために Moscato d'Asti を魅力的なものにしている華やかで、花の香りのするようなものになっていない。このことが、Asti の評判が、Moscato d'Asti よりも落ちる原因となっています。
  • しかし、Asti は、飲みやすく手頃な価格で手に入るスパークリングワインとして、その名を知られています。

Italian Wine

  • Moscato, Chianti, Amarone, Prosecco の本拠地イタリアには、2000年以上の歴史を持つ豊かで多様なワインの遺産があります。
  • イタリアは、ブドウの品種とワインスタイルの両方で途方もない多様性が有り、ワインの量においても2012年には80万ha(197,700a)のブドウ園から40億L(約10.6億米ガロン)を生産しています。
  • イタリア政府のワインの分類とラベル付けのシステムは、500を超えるDOCG、DOC、およびIGTのタイトルで構成される4層の品質階層を使用しています。
  • イタリアは20の行政区域に分かれており、いずれもある程度ワインを生産しており、そのすべての行政区域に様々なワイン産地があります。
  • 各地域には、その主力ワインスタイルがあります。大量生産されて世界中で見られることで有名なものもあれば、一貫して高品質であるために有名なものもあります。
  • 質と量の両方を考慮した場合、最も重要なのは Tuscany, Piedmont、Venetoです。
  • Tuscany は、 Chianti で知られていますが、「Brunello di Montalcino」「Vino Nobile di Montepulciano」「Chianti Classico」 がより高く評価されています。
  • Venetoは、Prosecco, Soave, Pinot 品種の膨大な生産地です。この為、高級ワイン産地としての評判は有りませんが、世界で最も豊かで最高のワインの1つ「Amarone della Valpolicella」を生産しています。
  • 2,000を超えるブドウ品種があり、その多くは絶滅の危機に瀕しています。最もよく知られているものは、Sangiovese, Barbera, Nebbiolo, Montepulcianom、Pinot Grigio です。これらの品種はさまざまな地域で植栽されています。
  • イタリアのすべてのブドウ品種は、フランスの国際品種 Cabernet Sauvignon, Merlot, Chardonnay, Sauvignon Blanc などとの深刻な競争に直面しています。これらの国際的に人気のあるブドウは、イタリア全土で増え続ける数で植えられており、高い成功率を誇っています。
  • イタリアの最高級で最も高価なワインのいくつかは、これらの品種から作られています。 Super Tuscan と言われる物の一つ Bolgheri の「Sassicaia」は Cabernet Sauvignon 75%, Cabernet Franc 15%で醸造されています。
  • イタリアは、その象徴的なブーツのような形で地中海に突き出た広大な半島の国です。 Apennine 山脈がに南北に1200kmにわたって走っています。西側の Tyrrhenian 海には、Sicily と Sardinia の2つの島があります。
  • Vineyards はsea-level の東部 Emilia-Romagna から海抜1,300mの alpine Aosta Valley まで、どこにでも植えられています。






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  • ワイン購入に失敗したくない人
  • ワイナリーの物語を知って飲みたい人
  • ワインの知識を深めたい人

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趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

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