ロワール泡Cremant　　Monmousseau Touraine Cuvée J.M. Brut-ワイン好きの海外生活ブログ

受賞した賞の数で、この地域のトップ10にランクインしています。1930年頃には、 Justin-Marcel Monmousseau の Sparkling Wine は、Sweden のGustav IV Adolf の食卓をはじめ、ヨーロッパ全土で流通しており、晩餐会などでも供されていました。特にアメリカと日本で販売され、今日でも人気があります。

フランスCremant　 Monmousseau Touraine Cuvée J.M. Brut

1.Wine étiquette
2.Tasting
3.Monmousseau Touraine Cuvée J.M. Brut
4.Maison Monmousseau
5.Cremant
6. Touraine Wine

Wine étiquette

2005’01/26 宅飲み 12-8

Pazo de barrantes

Tasting

ボリューム　　軽□□□■□□重
発泡性　　　　弱□□□■□□強い
酸味　　まろやか□□□■□□シャープ
うすーい黄色、キメ細かい泡立ち、柑橘系、林檎系の香り、炭酸は控えめ、ミネラルも控えめ、渋み苦味が少なくて飲みやすい。

Monmousseau Touraine Cuvée J.M. Brut

【Ownership】Cheverny Justin Monmousseau
【Region・Appellation】Touraine > Val de Loire > France
【Wine Style】 Sparkling - Fresh and Youthful（注1）
【Grape / Blend】Chenin Blanc （注2）
【Blend】59% Chenin Blanc, 31% Chardonnay & 10% Chardonnay
【Avg. Price】¥2,300 / 750ml　
【Food Pairing】Chicken and Turkey
【Alcohol ABV】11.5%
【Dosage】Brut
【Sweetness】Dry
【Total Production Volume】24,000 - 60,000 Bottles

Maison Monmousseau

Maison Monmousseau は、1886年に Montrichard (Loir et Cher)に高級ワイン商を設立した Alcide Monmousseau が伝統にのっとって高級泡ワインを生産しています。
Loire の王城建設のために採掘された後、放棄されたこの採石場は、ワイン醸造用地下貯蔵庫を提供しています。全長15kmに及ぶ健全で堅固な地下通路網です。その温度は夏も冬もほとんど12℃から変わらず、湿度もワインの製造と保存に理想的です。

今世紀の初め、 Alcide の甥で Monmousseau 家の後継者であった Justin-Marcel Monmousseau は、Champagne 地方と Touraine 地方の畑のテロワールやブドウ品種に大きな共通点があることを発見した。
Justin-Marcel は、入念に研究する機会を得た Dom Pérignon の手法に従って、偉大なワインを造ることに成功した。 5年も経たないうちに、彼は "高級スパークリングワイン市場 "に参入し、国際的に有名になった。
1930年の時点で、 Justin-Marcel Monmousseau の Sparkling Wine は、Sweden のGustav IV Adolf の食卓をはじめ、ヨーロッパ全土で流通しており、晩餐会などでも供されていました。特にアメリカと日本で販売され、今日でも人気があります。 1972年に Justin-Marcel が死去した後も一族の勢力や影響力が1994年まで続いていた。

今日、 Maison Monmouseau は、 Touraine, Vouvray, Crémant de Loire AOCの伝統的製法による高級スパークリングワインの主要生産者のひとつである。
Monmousseau は、卓越したノウハウを駆使し Loire Valley appellations で still wines を生産している。
Touraine 地方の土壌の多様性と、Chenin Blanc, Cabernet Franc, Malbec などのブドウ品種の多様性が、複雑で最高品質の Monmousseau ワインを生み出しています。
同社は最高のブドウを選び、エレガントで prestigeous な個性的なワインを得るために、本格的で伝統的なワイン造りの技術を採用しています。
ワインはすべてセラーで造られています。12℃の温度を保つこの古い採石場は、伝統的な技術に従って Monmousseau ワインを製造するのに最適な場所です。

収穫は、Chenin blanc (pineau de la Loire), Chardonnay, Pinot noir, Pineau d’Aunis, Cabernet France を中心に行われる。 must の醸造は10月末に終了し、ワインはその後、上質な澱の上で熟成される。
長期契約を結んでいる must suppliers は、 terroir の地域性、ブドウ栽培の専門知識、設備の品質水準、ブドウ畑の処理方法と収穫技術などに依って選びます。

（注1）Sparkling-Fresh and Youthful

このカテゴリーは、甘い Moscato から親しみやすいクリスピーなプロセッコまでを網羅します。青リンゴと花の特徴を備えたライトなワインで色はレモン色です。

Fresh
Citrus
Green apple
Fruity
Frizzante

（注2）Chenin Blanc

フランスで1300年近く栽培されてきた、用途の広い白ワイン用ブドウ品種です。フランスの Loire Valley に最も関係があり、その高い酸性度レベルは、貴腐の影響を受けた甘美で甘いデザートワイン、軽くて甘美なスパークリングワイン、そしてフルボディの白ワイン、さまざまなスタイルで醸造できます。
フランスの公式文書で、早くも845年に Chenin Blanc について言及されてます。それ以来、この品種はロワールのさまざまな場所に登場しています。20世紀初頭にやや時代遅れの品種になりましたが、1980年代に新たな関心が高まり古典的で高貴なブドウ品種としての地位が再び戻りました。
栽培者は Chenin Blanc の自然な高収量を抑え、フレーバーが集中し、フローラルブーケが伝わるようにする必要があります。早く芽を出し、遅く熟すので、より涼しい地域では霜害のリスクがあります。
Loire で栽培される地域は Angers と Touraine 周辺です。
Angers の Savennieres appellation の物は青リンゴの特徴を備えた強烈でミネラルのある白ワイン、Touraine の Vouvrayの物はドライ、セミドライで、少しトロピカルで蜂蜜のような特徴があります。
Anjou, Saumur と Touraine のスパークリング「Cremant de Loire」は Chenin Blanc をベースにしています。一般的にフローラルなノーズと、ナッツの香りがあります。
ロワールの Chenin Blanc を最高に表現している物は、焼きリンゴ、熟した桃のフレバーのある、「Quarts de Chaume」と「Quarts de Bonnezeaux」の貴腐ワインです。これらは、Loire’s cool side valleys の秋の霧が貴腐に必要な条件を生み出します。
貴腐化された Chenin ワインは、Sauternes のワインよりも軽量ですが、 Bordeaux の甘いワインと同じくらい長く、時にはより長く熟成することができます。良い Vouvray の甘口ワインは、ピークに達するまでに10年を要し、1世紀以上の貯蔵することができます。

South Africa は、フランスを抜いて Chenin の最大の生産国になっています。17世紀半ばに南アフリカに伝えられ、その生産性と暑い状況でも高い酸性度を生み出す能力ですぐに人気を博しました。その後、ブランデーのベースに使用され、その後他の白品種とブレンドされ bulk-wine の生産に使用されました。
現在は Chenin に対する認識が変わり、ロワール渓谷のワインよりもトロピカルな特徴を持つ、濃縮された豊かなワインが造られています。
California においてもフランス全体よりも多くの Chenin Blanc が栽培され、ほとんどは一般的な白ブレンドで使用されています。
Argentina でもかなりの数の Chenin Blanc があり、その品種は Chardonnay や Torrontes とブレンドされ淡い白ワインが生産されています。
Canada, New Zealand, Australia, Chileでも少量の Chenin Blanc が植えられています。

Chenin Blanc と食べ物

Fresh oysters (dry, sparkling)
Pulled pork tacos (dry)
Lemon meringue pie (sweet)

用語解説

Remuageとは、瓶内二次発酵の後に瓶の底に沈んでいる滓を瓶の口に集める作業。熟成時に横に寝かされていたボトルを少しずつ左右に回しながら瓶口を下にして倒立させ、澱を瓶口の栓の近くに集める工程。
disgorgement とは、Remuage によって瓶口に集められた澱を取り除く作業。
dosage とは、disgorgement の後に目減りした液量を補うとともに糖度の調整を目的としてリキュールを加えること。
RM(レコルタン・マニピエラン)は、自社畑のブドウだけでその畑の特徴を活かした Champagne を造り出生地の村名を冠して販売している。

Cremant

Cremantとは、フランスの Champagne 以外の地域で、シャンパンと同様のシャンパーニュ方式（瓶内2次発酵）で造られたスパークリングワインです。
シャンパーニュ製法の上質なスパークリングワインでありながらシャンパンよりも手頃な価格である場合がほとんどです。アルザス地方のCrémant d'Alsace等が有名です。

Loire Touraine の発泡ワイン

瓶内二次発酵のシャンパーニュ方式で造られています。
9ヶ月以上の熟成が必要。
上品な香りを持つ Chenin Blanc から造られる。
Touraine Mousseux　のAOCを名乗っている。

Touraine Wine

Touraine は、フランスの Loire Valley のワイン産地の中心にあるAOC地区です。そのビジネスの中心地である Touraine の街は、 Sancerre と Muscadet の本拠地 Nantes のちょうど中間に位置しています。
Touraine には、地区アペラシオンがあり、約5000ha(12350a)が指定され地区全体をカバーしています。
Touraine の地区アペラシオンの下で造られるワインは、白が生産の59％、赤は22％、ロゼは8％、スパークリング（3色）が11％を占めています。

白ワインは、Touraine の全植栽の43％を占める Sauvignon Blanc をベースにしています。 Chenin Blanc は7％で2番目です。Chardonnay は最大20％のブレンド許可されておりブドウ園の面積の3％を占めています。
Arbois もここで栽培されています。かつては、Touraine ゾーンの一部が位置する Loir et Cher 県で最も一般的な品種でした。Sauvignon Gris は、いくつかのブドウ園で栽培されています。
赤ワインは、Touraine のブドウ園の21％に植えられている Gamay が主流です。Cabernet Franc と Malbec も使用されています。Cabernet Sauvignon と Pinot Noir の比率は低くなっています。
ロゼは生産量の約10％を占めています。スタイルはドライです。above に加えて、あまり人気のない Grolleau Noir, Pineau d'Aunis, さらには Pinot Meunier. Pinot Grisも使用されています。

Touraine 地区アペラシオン内には、場所とワインスタイルの両方に対応する具体的ないくつかのアペラシオンもあります。これらは、 Chinon, Bourgueil, Saint-Nicolas de Bourgueil のドライでフルーティーな赤から、to the diverse whites Vouvray, Montlouis の多様な白まで様々です。Tours と Orleansの都市の間の後背地の Cheverny と Cour-Cheverny のゾーンは、地図やワインリストで Touraine 地域アペラシオンにグループ化されることがよくあります。
さらに、AOC Touraineには、生産者が地理的な接尾辞を追加できる5つの指定があります。Touraine-Amboise, Touraine-Chenonceaux, Touraine-Mesland, Touraine-Oisly, Touraine Azay-le-Rideau

Touraine 地区は、東の Blois から西の Chinon、Bourgueil まで、ロワール河に沿って約100 km続きます。そして河を超えて、Anjou-Saumur 地区に続きます。
大西洋から約225km、中央フランスの中央高地北部からも同程度の位置にあり、海洋性の気候、東側は厳しい冬と暑い夏という大陸気候のの影響を受ける。これにロワールとその支流がもたらすミクロクリマ（微気候）が加わるので、ワインは一様ではない。
夏には、ロワール河の動きの遅い水は、Touraine のブドウ園を冷やすのにほとんど効果がありません。そして冬は、Touraine 地区の東端は寒くて乾燥した冬になり、西部は少し温暖です。

Touraine 全体で、より良い vineyard の場所は、Tuffeau が豊富な水はけのよい土壌に恵まれている場所です。Tuffeau は Loire Valley の有名な石灰質の岩です。渓谷の有名な城のほとんどの建築材料として使用されています。そして、Tuffeau 洞窟は、長期のワイン貯蔵と熟成にも最適であることが証明されています。
Touraine の Tuffeau は、およそ9千万年前、白亜紀の Turonian 時代に形成された柔らかく多孔質の石灰岩であることが明らかになっています。
白っぽくて硬い Tuffeau blanc と、柔らかくて砂のような Tuffeau jaune の二種類があります。Tuffeau blanc は渓谷の有名な城の建築材料に、そして Tuffeau jaune は、 Saumur 地区のロワールの最高の Cabernet Franc vineyards を支えています。

Loire 地方は4地区に分けられます。