100% Pinot Meunier の稀有なワインです。
以前は ADN de Meunier というラベルは付いていませんでした(ADNは英語のDNA)
以前は ADN de Meunier というラベルは付いていませんでした(ADNは英語のDNA)
Wine étiquette
Tasting
- ボリューム 軽□□□■□□重
- 発泡性 弱□□□□■□強
- 酸味 まろやか□□□■□□シャープ
- ドサージュ少なめなのに最初の口当たりと香りはフルーティーで甘く感じる。ピノムニエ100%
Christophe Mignon(Pinot Meunier)Extra Brut
- 【Ownership】Christophe Mignon
- 【Region・Appellation】Champagne Extra Brut > Champagne> France
- 【Win Style】Sparkling - Complex and Traditional / Dry
- 【Grape / Blend】Pinot Meunier
- 【Avg. Price】¥10,000 / 750ml
- 【Food Pairing】Shellfish, Crab, Lobster
- 【Alcohol ABV】12%
- 【Method】Traditional Method
- ※以前は ADN de Meunier というラベルは付いていませんでした(ADNは英語のDNA)
Winery Christophe Mignon
- 1882年、Édouard Moutardier がワイン生産者の娘 Marie Lanne と結婚します。
- 1929年、夫妻の娘 Eugénie Moutardier は同じ Champagne のワインメーカーの Eugène Prudhomme と結婚します。彼らは土地を統合して1.5haブドウ園を共同で作り、Champagne の販売を開始しました。1932年から Epernay で開催されているワインマーケット展示会で多くの賞をすぐに獲得しました。
- 1943年、三代目 Raymonde Prudhomme は Lucien Salot と結婚します。彼らは Le Breuil で新しい区画を取得しました。 彼らは、他のワインメーカーとの差別化を図るためにボトルのラベル付けを重要視し現代的なラベルを選択しました。
- 1954年~、RaymondeとLucien の娘 Josiane Salotは、Gilbert Mignonと結婚し、Christophe と2人の男の子と女の子を出産しました。
- この四代目夫婦は、Champagne House 「Gilbert Mignon」を作ります。そして五代目Christopheに引き継ぎます。
- 1983年、五代目 Christophe は曽祖父に敬意を表して Héritier Eugène Prudhomme と呼ばれる最初のブランドを造ります。彼は La Boulonnerie に定住することを選択し、Domain 「Christophe Mignon」を設立しました。
- 2006年、妻の Laurence が Maison に参加します。彼女は営業部門を担当し輸出事業の発展に積極的に進めます。自然と共に、自然のために働くという Christophe の姿勢をサポートしています。 彼らは熱心に自分達の価値観を宣伝し、Champagnes cuvees 100% Pinot Meunier でテロワールへの愛情を強調しています。
- 2015年以来、息子 Loann が加わり Domain「Christophe Mignon」は、第6世代に引き継がれほぼ140年間家族経営の Maison として存在しています。
- Christophe Mignon は、6haの自社葡萄園を所有する Recoltant Manipulant(RM)Champagne Maisonです。畑の4/5は最高の栽培条件の南西向き斜面に位置しています。
※ Pinot Meunier
- ピノグループ(Pinot Noir, Pinot Gris)のクローン変異種です。
- Champagne blend において Pinot Noir, Chardonnay ほど高く評価されていません。
- 遅く芽を出し、早く熟し、より涼しい気候にも適合するので、Pinot Noir, Chardonnay には寒すぎる地域に植えられる傾向があります。不作のヴィンテージに対する保険用ブドウとして広く使われています。
- さまざまな種類の土壌に耐え、日照時間の長い日当たりの良い斜面を好み Pinot Noirよりも早く成熟します。
- Pinot Meunier は、Pinot Noir, Chardonnay の補完としてブレンドされブレンド比率が高いとバランスが崩れる傾向があります。その結果、Pinot Meunier の高比率の Champagne は一般的ではありません。Pinot Meunier のワインが商業的に生産されている事はほとんどなくChristophe Mignon の Champagne は消費者の興味の対象となっています。
- Pinot Noir よりも色が薄く、酸のレベルはわずかに高く、通常は熟成された果実の味がし、時にはわずかにスモーキーな味わいがあります。
- 2016年時点で、フランスは世界の Pinot Meunier 生産の約80%の2,130haを占めています。Champagne 以外では量は減っていますが、Loire Valley と Moselle では栽培されています。フランス以外では、ドイツで Schwarzriesling、Müllerrebe、Müller-Traube の名前で栽培されています。 Californian の Carneros AVA、Australia の Victoria 州、その他 England, Austria, Switzerland, Canada, New Zealand などで栽培されています。
- Tuna rillettes(マグロのリエット)
- Salt and pepper squid(塩コショウイカ)
- Prawns steamed in banana leaves(バナナの葉で蒸したエビ)
Champagne
- Champagne 地方は、パリの北東約150Kmに位置し、フランスのワイン産地としては、最も北にある(北緯50度)。
- 平均気温約10度Cで、葡萄栽培にとっては厳しい気象条件である。
- この地方には北側に背の高い森林があり、冬の冷たい北風と霜を防ぎ、 マルヌ川から立ち昇る水蒸気の湿度がその厳しさを緩和している。とは言え、冷害や日照不足による影響は大きく、不作の年のワイン生産は4分の1になってしまうこともある。
- 土壌は、シャブリと同質のキンメリジャンと呼ばれる石灰岩の混ざった泥土質で、 この水はけのいい白い土壌が、乏しい日光を反射、吸収し、葡萄の成育を促している。(シャンパーニュとは、白い土壌の平野を意味する)
- 「シャンパン」とは、このシャンパーニュ地方の限定された地区で栽培された葡萄を使い、葡萄の品種や製法などワイン法に規定された条件を満たした「発泡ワイン」のみを言い、この条件を満たしていないものは「シャンパン」を名乗ることは出来ない。
- この地方の中心地は、ランス市とエペルネ市。ランス市のノートルダム大聖堂はゴチック建築の傑作で世界遺産にも登録されている。現在は、発泡性ワインの産地だが、17世紀後半までは非発砲ワインのみの産地であった。
- シャンパーニュのカーヴは、ブドウ畑の下層にあり、その下層土壌は石灰岩で、ワインの熟成にはうってつけの条件を備えている。
- 深さ10~50mの石灰岩に掘られたカーヴの中は、光も音も届かず、8~12度の気温で湿度も一定である。
- ランスとエペルネイの地下のカーヴは、端から端までで、ともに300km以上もの長さがあり、膨大なワインが熟成の時を過ごしている。
- 大手メゾンの中には、数十キロに及ぶものもあって、カーヴの中を、電動車を使って移動している。
- ランスの地下には、古代ローマ時代に道路や町の建設のために使ったチョークの採石場の跡のカーブが残っていて、それをそのまま使っている。歴史的記念物にも指定されている。
- 個々の区画ではなく村に与えられます。
- Grand Cru の村は「Le Mesnil sur Oger」「Cramant」「Avize」「Oger」「Oiry」「Chouilly (Blancs)」の6村です。
- Premiers Crusの村は「Bergere-les-Vertus」「Chouilly (Noirs)」「Cuis」「Etrechy「Grauves」「Vertus」「Villeneuve-Renneville-Chevigny」「Voipreux」です。
公式 Champagne の甘さレベル(ワインの1リットルあたりの残留糖分)
現在は、Brut / Extra Brut / Brut Nature が人気です。
- Doux (最低50grams/Per liter)
- Demi-sec (33–50g/L)
- Sec (17–35g/L)
- Extra-Sec / Extra Dry (12–20g/L)
- Brut (0–12g/L)
- Extra Brut (0–6g/L)
- Brut Nature/Zero (0–3g/L)
用語解説
- Remuageとは、瓶内二次発酵の後に瓶の底に沈んでいる滓を瓶の口に集める作業。熟成時に横に寝かされていたボトルを少しずつ左右に回しながら瓶口を下にして倒立させ、澱を瓶口の栓の近くに集める工程。
- disgorgement とは、Remuage によって瓶口に集められた澱を取り除く作業。
- dosage とは、disgorgement の後に目減りした液量を補うとともに糖度の調整を目的としてリキュールを加えること。
- RM(レコルタン・マニピエラン)とは、自社畑のブドウだけでその畑の特徴を活かした Champagne を造り出生地の村名を冠して販売している。
- NV(Non-Vintage)
- ワイン原料のブドウの収穫年のあるなし。
- 黒・白系の葡萄、異なる村、異なる年のものの混醸。
- 甘口から辛口まである。
- 年号表示無し。
Champagne 購入に必要な基礎知識
- Champagne 地方の格付けは醸造業者ではなく村単位に決められている。格付けは上から Grands Crus,Premiers Crus,Autres Crus,の3分類でブドウ価格を決める為のものです。
- Grands Crus のラベル表示は、Grand Cru 畑の葡萄100%で造ったという意味を持っている。
- 大手メゾン(生産者)の Champagne は、ブレンドの技を売物として複数の村のブドウを混ぜて造ります。よって Grands Crus のラベル表示は殆ど見当たらない。
- 自らが醸造・瓶詰め・販売を行うRM(レコルタン・マニピュラン)は、自社畑のブドウだけでその特徴を活かしたシャンパンを造るのでブドウ出生地の村名を冠して販売している。
Champagne 代表的メーカ
★★★
- Bollinger ボランジェ
- Krug クリュッグ
- Salon サロン
- Veuve Cliquot Ponsard ヴーヴ・クリコ・ポンサルダン
- Pol Roge ポール・ロジェ
- Billecart-Salmon ビカール・サルモン
- de Sousa ド・スーサ
- Deutz ドゥーツ
- Egly Ouriet エグリ・ウーリエ
- Jacques Selosse ジャックス・セロス
- Joseph Perrier ジョセフ・ペリエ
- Henriot アンリオ
- Moet Chandon モエ・シャンドン
- Taittinger テタンジュエ
- Pommery ポメリー
- Alfred Gratien アルフレッド・グラティアン
- Charles Heidsick シャルル・エードシック
- Duval-Leroy デュヴァル・ルロワ
- Gatinois ガティノワ
- Lamson ランソン
- Laurent-Perrier ローラン・ペリエ
- Ruinart ルイナール
- G.H.Mumm マム
- Perie Jouet ペリエ・ジュエ
- Paul Bara ポール・バラ
この記事は以下のような人におすすめです!
- ワイン購入に失敗したくない人
- ワイナリーの物語を知って飲みたい人
- ワインの知識を深めたい人