J.P. Chenet Cabernet Sauvignon - Syrah 2002' ・可愛いワインボトルが消えていきます

2026年5月19日火曜日

Languedoc-Roussillon

t f B! P L


「傾いた首(ネック)」「へこみのある胴体」のボトルで世界的に知られるフランスのワインブランド

J.P. Chenet Cabernet Sauvignon - Syrah  

この記事は以下のような人におすすめです!
  • ワイン購入に失敗したくない人
  • ワイナリーの物語を知って飲みたい人
  • ワインの知識を深めたい人

Wine étiquette

2022ヴィンテージ
2026’05/00 宅飲み


Tasting

  • ボリューム    軽□□□□□□□□□■□□□重
  • タンニン     控□□□□□□□□□■□□□渋
  • 甘み       辛□■□□□□□□□□□□□甘
  • 酸味       弱□□□□□□□□□■□□□強
  • カベルネとシラーのブレンド、コストパフォーマンスに優れています。黒系や赤系の果実味、ほのかなチョコレートやリコリスの香り、ミディアムボディで余韻もほどよい長さです。バランスが良く、心地よいタンニンが感じられ、価格に見合った非常に良質なワインです。

Profile

J.P. Chenet Cabernet Sauvignon - Syrah

  • 【Winery】J.P. Chenet
  • Ownership】Les Grands Chais de France
  • 【Winemaker】
  • 【Consultant Enorogu】
  • Region or Appellation】IGP Pays d'Oc >Vin de Pays - IGP / France
  • 【commune】Languedoc-Roussillon
  • 【Classification】Pays d'Oc IGP 
  • Wine StyleRed - Rich and Intense
  • Grape/Blend】Cabernet - Syrah/Shiraz
  • Food Pairing】Lamb
  • 【Sweetness】Dry
  • 【Maturation】Unoaked
  • 【Alcohol ABV】12.4 - 13.5%
  • 【Avg. Price 】¥2500/750ml
  • 【Drinking Window】
  • 【Ageing】The wine is aged in stainless steel vats to preserve the richness of aromas.
  • 『Website』
 

Winery


 
  • J.P. Chenet は、世界で最も大きなFrenchワインのブランドです。Cabernet Sauvignon、Merlot、Chardonnay、Sauvignon Blanc など、世界的に有名なぶどう品種を数多く使用した幅広いワインのラインナップを誇ります。
  • このブランドは1984年、飲料会社Les Grands Chais de France によって設立されました。ネック(ボトルの首部分)が湾曲した、独特な 形状のボトルが最大の特徴です。
  • このボトルの誕生背景には、マーケティング上の歴史と、のちに作られた小粋な逸話のがあります。
  • この個性的なボトルは、1984年に大手ワイングループ「Les Grands Chais de France」の創業者 Joseph Helfrich 氏によってデザインされました。
  • ボトルには、Joséphine という名前が付けられています。
  • このような独特のボトルデザインで販売を開始した意図は、 伝統的なワインボトルが並ぶ売り場で、一目でそれとわかる革命的でユニークなデザインを目指した事に依ります。
  • 当初この歪んだボトルでワインを量産するために、傾いたネックにコルクを打つ特注機械などの専用の製造ラインを新設する必要があったほど技術的な挑戦でした。
  • また、胴体の凹は、ワインを注ぐ際に親指を添えやすくするための人間工学的なデザインと言われています。
  • ブランド誕生は1984年(20世紀末)ですが、ブランドのイメージを彩る太陽王ルイ14世との有名な逸話(ジョーク)が、後年になってブランドの遊び心として広められています。
ここから物語が始まります
  • ある日、ルイ14世の晩餐会にこのワインが供されました。王はワインの味を絶賛したものの、ボトルの首が曲がっていることに気づき、不機嫌そうに醸造家 J.P. Chenet(Jean-Paul Chenet)を呼びつけました。
  • 「なぜこのボトルは曲がっておるのだ?」
  • 「陛下、これは曲がっているのではありません。陛下のまばゆいばかりの美しさに恐れおののき、ボトルが頭(こうべ)を垂れてお辞儀をしているのです」
  • この機知に富んだ回答に満足したルイ14世は、機嫌を良くして彼を褒め称えたといいます。
  • このブランドは、多様なスタイルと様々な甘口・辛口のワインを展開しています。ブドウはフランス全土から調達されており、その多くは Languedoc 地方の IGP Pays d'Oc の格付けを得ています。
  • 当初は、Pays d'Oc 産の Cabernet Sauvignon と Côtes de Gascogne 産の Colombard および Ugni Blanc をブレンドした白ワインの2種類からスタートしました。
  • Chenet が他のフランスワインと一線を画していたのは、ボトルに産地よりもぶどう品種を前面に出したラベル表記でプロモーションを行った点です。これは1980年代のフランスにおいては異例の試みでした。現在、その流通網は世界160カ国以上に広がっています。
  • 残念なニュースが発表されました。2026年初頭に長年親しまれてきた「Joséphine Bottle」にブランド史上最大のリニューアルを行うとの発表がされました。
  1. 環境負荷の軽減と実用性を追求した結果、ボトルネックの「傾き」がなくなり、真っ直ぐな形状へと刷新され、ガラス使用量を減らし、従来より30%軽い410gに(CO2排出量も30%削減)。
  2. 実用性の追求の点からも自宅の冷蔵庫やお店の棚に収まりやすいスリムな形状に変更されました。
  3. かつての「傾いた首」へのオマージュとして、フロントのラベルが斜めにカッティングされた象徴的なデザインへと生まれ変わっています。
  • あの愛らしい「首をかしげたボトル」は徐々に貴重なクラシックデザインとなりつつありますが、その先駆的なスピリットは今も斜めのラベルに受け継がれています
Last updated 19-Jul-2024


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French Wine 雑学

 IGP と Vin de Pays の関係

フランスのワイン法は、EUの規定に合わせて2009年頃に改定されました。
  • Vin de Pays というカテゴリーは、EUの地理的表示保護 IGP(Indication Géographique Protégée)に移行・統合されました。
  • そのため、「Vin de Pays-IGP」という表記が、IGP が旧 Vin de Pays に相当するカテゴリーであることを示したり、過渡期の表示として使われたりすることがあります。

IGP Pays d'Oc
 
  • フランス南部のラングドック地方を中心とするフランス最大のIGPワイン産地の一つです。
  • 広い地域をカバーしているため、比較的自由度が高く、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シャルドネなどの国際的なブドウ品種を使ったワインが豊富に生産されています。
  • 品種名をラベルに表示できる規定があるため、消費者に分かりやすいワインが多いのが特徴です。

IGP Pays d'Oc

  • Pays d'Oc IGP ワインは Vin de Pays d'Oc(1987年に設立)とラベル付けされていましたが、2009年以降、VDPカテゴリーはフランスのワイン法から段階的に廃止されました。現在は、欧州連合の標準化されたワインラベル表示規則の一部として設計されたカテゴリである IGP(Indication Géographique Protégée)に置き換えられています。IGP≒地理的保護表示生産地域
  • Pays d'Ocは、フランスの南海岸の広い地域で作られる赤、白、ロゼワインのIGPです。フランス最大のワイン生産地域の1つ Languedoc-Roussillon の全域をカバーしています。この地域のAOCの法律の下で製造されていないすべてのワインを対象としています。その中には Corbières, Minervois, Languedoc のアペラシオンそのものも含まれています。
  • Hérault, Aude, Gard, Pyrénées-Orientales そして southern Lozère の6つのコミューンが地理的な境界ではなく管理上の境界でIGPに分類されています。
  • Pays d'Oc IGPは間違いなくフランスで最も重要であり、国のIGPワインの大部分を生産しています。
  • Pays d'Oc地域は地中海性気候で、夏は暑く乾燥し、冬は穏やかです。降雨量のほとんどは春と秋に集中します。北西からの乾燥した大陸風がブドウ園を冷却するとともに南からの暖かい風との関係で待望の雨をもたらす可能性があります。
  • この地域のテロワールのバリエーションは膨大で、辛口の白ワインから酒精強化赤ワインまで、あらゆるものを生産するAOCアペラシオンの多様性に反映されています。同じことが Pays d'Oc IGP の下で生産されるワインスタイルにも当てはまります。全部で63の異なる品種がIGPで許可されています。
  • Languedoc-Roussillon のブドウ園全体の半分弱、約115,000haのブドウ園の200の協同組合と1200の民間生産者がIGPに分類されます。 最大収量は、赤ワインと白ワインで1haヘクタールあたり9000L、ロゼで1haあたり10,000Lに設定されています。
  • この地域のブドウ栽培の歴史はローマ時代にまでさかのぼりますが、この地域はワイン生産は革新的な事でも知られています。 多くの生産者は生産とマーケティングに新世界のノウハウを採用し、オーストラリアとニュージーランドからワインメーカーを連れてくるドメーヌさえあります。 
  • 革新性の一例として1900年代初頭に Montpelier の Jean-Eugène Charma によって開発されたスパークリングワインを生産する Charma 方があります。

Languedoc-Roussillon Wine について

  • 東の Nîmes と Montpellier から、地中海沿岸に沿ってスペインの国境に至るまでの南フランスのさまざまなアペラシオンの集合体です。
  • 文化的に Languedoc と Roussillon は異なります。Languedoc は13世紀からフランスに属する典型的なフランス人です。17世紀にスペインから買収された Roussillon は、スペインとカタロニアの文化の影響を受けています。
  • Pays d'Oc IGP が、殆どの Languedoc-Roussillon をカバーしています。ただし、Roussillon 内にブドウ園を持つ生産者は、IGP Côtes Catalanes のラベルを付けるオプションがあります。Languedoc でこのオプションが有るのは、 Hérault と  Aude の La Clape と Quatourze に限ります。
  • フランスのワイン全生産量の約4分の1は Languedoc-Roussillon で生産されています。スパークリングの Blanquette de Limoux、Banyuls の甘い赤酒精強化ワイン、Côtes du Roussillon のロゼなども含まれています。
  • 土壌の種類やテロワールは地形と同じくらい地域によって異なりますが総じて地中海性気候で、暑くて乾燥した地域です。
  • Languedoc のブドウ園は主に海岸平野にあり、Roussillon ルシヨンのブドウ園は崖の上にあるか Pyrenees 山脈の麓にあります。


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自己紹介

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趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。
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