Wine étiquette
Tasting
味わい/香り
- ボリューム:やや重め
- タンニン:やや強い
- 甘み:ややドライ
- 酸味:やや強い
- 果実味:ややスパイシー
- 香り:チェリー、カシス、ブルーベリーなどの黒系果実のアロマに、ハーブ、森の下草、ドライフラワーのニュアンスがあり、きめ細かなタンニン、ピュアな果実味が口いっぱいに広がり、爽やかで洗練された余韻が続く楽しい一本でした。
Profile
概要
- 【Ownership】Domaines Delon(Les Domaines Delon)
- 【Region or Appellation】 Medoc > Bordeaux > France
- 【Wine Style】Red-Savory and Classic
- 【Grape/Blend】Bordeaux Blend Red
- 【Food Pairing】Beef and Venison
- 【平均価格】¥7500/750ml
- 【平均年間生産量】
- 【格付け】Cru Bourgeois Exceptionnel (2009年脱退)
- 【Cepage】46% Cabernet Sauvignon, 35% Merlot, 19% Cabernet Franc
- 【Maturation】Oaked
- 【Alcohol ABV】13%
- 【Sweetness】Dry
Winery
- Ordonnac の町にある61ヘクタールの畑で、川と海に挟まれている。北メドックで最も標高の高い場所のひとつで、新鮮な潮風が吹き、自然が野生のまま残っている。
- Cabernet Franc, Cabernet Sauvignon, Merlotの歴史的な区画は1920年代から1930年代にかけて造られたものである
- Jean-Hubert Delon が所有するメドック地区のボルドーの生産者である。現オーナーの Jean-Hubert Delon が父方の祖母、 Georgette Liquard から受け継ぐまでは、伝統的に女性の家系で受け継がれてきた。
- château の名前は、Médoc の Ordonnac 地区にある Potensac 高原に由来する。Delon ファミリーは、Pomerol の Château Nénin と、Saint-Julien の名高い2級シャトー Château Leoville-Las Cases も所有している。
- Château Potensac は2種類のワインを生産しており、どちらも赤ワインで、ボルドーの一般的な赤ワイン品種を使用している。84ヘクタールの土地には、 46% Merlot, 35 % Cabernet Sauvignon, 16% Cabernet Franc, 2% Carménère, 1% Petit Verdot が植えられている。平均樹齢は38年で、中には80年のものもある。
- 歴史的には Cabernet Sauvignon が主流であったが、ワインのスタイルがより親しみやすく、早くから飲まれるようになったため、最近ではメルロがその座を奪っている。
- 畑の下層土は石灰岩で、表土は粘土、砂利が多く含まれている。
- フラッグシップ・ワインは Château Potensac 。少量生産のセカンドワイン Chapelle de Potensacを2002年ヴィンテージから生産している。
- シャトー・ポタンサックは、2003年の Medoc Cru Bourgeois 再分類でこのカテゴリーの最高の格付けである Cru Bourgeois Exceptionnel を与えられた9つの生産者のうちの1つになったが、2009年の最改正で9つのシャトーは脱退している。
Medoc Cru Bourgeois
歴史的経緯
- 1932年 メドック地区のシャトーで、1855年の格付けの対象にならなかったシャトーの内、質の高いワインのシャトーのオーナー達が、自分達のワインに付加価値を付けるために、ワイン仲買人に頼んで作った非公式格付けの「Cru Bourgeois」が発足した。(444銘柄)
- 2003年 政府公認の新しい「Cru Bourgeois」の3つの等級リストが発表された。ラベルには、総て Cru Bourgeois と表示される。
- Cru Bourgeois Exceptionnel 9chateau
- Cru Bourgeois Superieurs 87chateau
- Crus bourgeois 151chateau
- 2007年 行政裁判所でクリュ・ブルジョワの格付けが取り消される。
- 2009年 3つの等級に格付けされた等級を廃止し、序列のない「Cru Bourgeois reconaissance(認証)」になり格付けというより品質ラベルといった性質のとしての再出発となった。が、これも問題がないわけではなく、これまでCru Bourgeois Exceptionnelに格付けされていた9つのシャトーが脱退する。
Wine 雑学
AOC(AC)ワイン
- AOCとは Appellation d'Origine Controlee (原産地統制呼称制度) の略
- フランスの伝統的なワイン産地には、使っている葡萄品種や栽培方法、醸造方法などにそれぞれ固有のスタイルがあり、そのような産地の個性を守るための法的な規制です。
- 1935年にフランスで制定され、INAO(国立原産地名称研究所)が管理をしています。
- AOCが正確な表現で、「AC」は、「AOC」の表現が何度も続く場合に簡略化して言う場合。
- 原産地とあわせて言う場合には、「AC」を使う。例としてAC.Bourgogne との表示は Bourgogneが「O」に当たる原産地なのでACを使っています。
Chateau system
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
- Chateau system とは、ボルドーの特有の制度として「シャトー名をラベルに表示」したワインを市場に出すための条件を決めた制度です。
- ボルドーワインは「シャトー・ワイン」と「ゼネリック・ワイン」に分けられる。
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
- 自己の葡萄畑で栽培した葡萄のみを使用する
- 自分の醸造所でワインに仕込む
- 自分のところで樽貯蔵する
- 自分のところで瓶詰めを行う
- Chateau Wine の中でも常に高品質ワインを造っているシャトーには公的「格付け」がなされておりラベルには「Cru Classe」と表示し区別している。
「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
- ボルドーの大手酒商(メーカーやネゴシアン)が、その地区や村の葡萄や樽酒を買い集め、混醸したワインを言う。 当然ながら他の地区や他の村の葡萄や酒を混ぜることは出来ません。
- ワインはその地区や村の性格を反映し、AOCの規定に従った一定の水準以上のものでなければならない。
- ボルドー全域のもの「Bordeaux」
- 地区のもの「Medocや Graves・・・・」
- 村のもの「MargauxやSt-Emilionなど」。これはセミ・ゼネリックとワンランク上の呼び方をする。
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- Château Potensac
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