ラングドック地方では伝統的に Blanquette と呼ばれている発泡性ワイン。#Languedoc Roussillonワイン #ふだん飲みワイン
About the Product
- 【生産者/Negociant】Louis Page
- 【地域/Appellation】IGP Pays d'Oc
- 【Country Hierarchy】Vin de Pays-IGP, France
- 【ワインスタイル】Sparkling Wine Blanquette(発泡性ワイン)
- 【Grape / Blend】 Chenin Blanc
- 【平均価格】¥ 600 / 750ml
- 【おすすめ料理】
Limoux
- South - Languedoc地方のアペラシオンです。
- ピレネー山脈と Corbiéres の山並みの間に位置する Limoux は、地中海とピレネー山脈と大西洋の3つの気象がせめぎあっています。
- 南向きの斜面と段丘に葡萄畑があり、Languedoc で唯一の白ワイン専門に産出するAOCであったが、最近は赤(メルロ主体で2004年AOCに昇格)も僅かに産出しています。
- かってはスペインの山間の村々との交易の中心地として栄えた。
- 16世紀から受け継がれてきた有名な伝統行事のカーニバルがあって、毎年1月から10週間の長きに渡って繰り広げられています。
- 白ワインは地元種の Mauzac 以外に Chardonnay, Chenin Blanc も使われています。樽発酵、樽熟成させるので、花の香りに繊細な木の香りがプラスされ、まろやかな辛口のワインに仕上がります。
- Limoux の発泡性ワインは、1531年、Limoux の町に程近い、ベネディクト派のSt-Hilaire(サン・ティレール)修道院のカーヴで、コルクで閉めた瓶の中でワインが発酵し、泡だっていることを修道士が偶然発見したと言う地元の伝説があります。
- Champagne の Dom Pérignon 師の伝説よりも1世紀も早い発見であることから「世界最古の発泡性ワイン」と言われている。
- Champagne 地方以外の発泡性ワインは、Cremant、Vin Moussoux、Vin Effervescentなどと呼ばれています。
- ラングドック地方では伝統的に Blanquette と呼ばれる。この名はモーザック種の葉を覆う柔らかな綿毛に由来すると言う。
Blanquette Methode Ancestrale
- 祖先伝来の手法で造る。
- 使用品種は Mauzac 100%。
- 金色を帯びた淡い黄色で、アルコール度は幾分低いが、骨組みのしっかりしたもの。
- シャンパンと同じように、通常の壜内二次発酵方式で造るもの。
- Mauzac, Chardonnay, Chenin Blanc を使用する。
- 熟成期間が9ヶ月以上。
- シャンパンと同じように、通常の壜内二次発酵方式で造るもの。
- Mauzac, Chardonnay, Chenin Blanc を使用する。
- 熟成期間が12ヶ月以上。
- ボルドーではシャトー名、ブルゴーニュではクリマ(畑名)、シャンパーニュではブランド名が重要。Languedoc-Roussillonでは「葡萄品種」に注目。
エチケット日記
2001' ヴィンテージを 2003’1/00 宅飲みしました。”★★”
※Chenin Blanc
- Chenin Blanc はフランスのロワール渓谷原産の白ワイン用ブドウ品種である。
- 酸味に富んだブドウ品種であるため、スパークリングワインに用いたり、甘口のデザートワインに仕上げてもバランスの良いものになるほか、樹勢を抑えずに栽培すれば穏やかな味わいのワインにもなる。
- チョークや火打ち石のミネラル豊かな表情のワインを造ります。
structure の意味合い
- 甘味、酸味、タンニン(渋み)、アルコールなどの要素で造られる、ワインの味わいの骨格の事。
- アルコールや酸味等がバランス良く、多く存在していると、骨格=ストラクチャーがしっかりしている、と表現される。
- 例えるならば、花に直接鼻をつけた時の香りではなく、お花畑で全体的に香る『花の香り』の様な柔らかい香りを表現する時に使われます。
- 白ワインでよく使われる表現です。
IGP Pays d'Oc
- Pays d'Oc IGP ワインは Vin de Pays d'Oc(1987年に設立)とラベル付けされていましたが、2009年以降、VDPカテゴリーはフランスのワイン法から段階的に廃止されました。現在は、欧州連合の標準化されたワインラベル表示規則の一部として設計されたカテゴリである IGP(Indication Géographique Protégée)に置き換えられています。IGP≒地理的保護表示生産地域
- Pays d'Ocは、フランスの南海岸の広い地域で作られる赤、白、ロゼワインのIGPです。フランス最大のワイン生産地域の1つ Languedoc-Roussillon の全域をカバーしています。この地域のAOCの法律の下で製造されていないすべてのワインを対象としています。その中には Corbières, Minervois, Languedoc のアペラシオンそのものも含まれています。
- Hérault, Aude, Gard, Pyrénées-Orientales そして southern Lozère の6つのコミューンが地理的な境界ではなく管理上の境界でIGPに分類されています。
- Pays d'Oc IGPは間違いなくフランスで最も重要であり、国のIGPワインの大部分を生産しています。
- Pays d'Oc地域は地中海性気候で、夏は暑く乾燥し、冬は穏やかです。降雨量のほとんどは春と秋に集中します。北西からの乾燥した大陸風がブドウ園を冷却するとともに南からの暖かい風との関係で待望の雨をもたらす可能性があります。
- この地域のテロワールのバリエーションは膨大で、辛口の白ワインから酒精強化赤ワインまで、あらゆるものを生産するAOCアペラシオンの多様性に反映されています。同じことが Pays d'Oc IGP の下で生産されるワインスタイルにも当てはまります。全部で63の異なる品種がIGPで許可されています。
- Languedoc-Roussillon のブドウ園全体の半分弱、約115,000haのブドウ園の200の協同組合と1200の民間生産者がIGPに分類されます。 最大収量は、赤ワインと白ワインで1haヘクタールあたり9000L、ロゼで1haあたり10,000Lに設定されています。
- この地域のブドウ栽培の歴史はローマ時代にまでさかのぼりますが、この地域はワイン生産は革新的な事でも知られています。 多くの生産者は生産とマーケティングに新世界のノウハウを採用し、オーストラリアとニュージーランドからワインメーカーを連れてくるドメーヌさえあります。
- 革新性の一例として1900年代初頭に Montpelier の Jean-Eugène Charma によって開発されたスパークリングワインを生産する Charma 方があります。
Languedoc-Roussillon Wine について
- 東の Nîmes と Montpellier から、地中海沿岸に沿ってスペインの国境に至るまでの南フランスのさまざまなアペラシオンの集合体です。
- 文化的に Languedoc と Roussillon は異なります。Languedoc は13世紀からフランスに属する典型的なフランス人です。17世紀にスペインから買収された Roussillon は、スペインとカタロニアの文化の影響を受けています。
- Pays d'Oc IGP が、殆どの Languedoc-Roussillon をカバーしています。ただし、Roussillon 内にブドウ園を持つ生産者は、IGP Côtes Catalanes のラベルを付けるオプションがあります。Languedoc でこのオプションが有るのは、 Hérault と Aude の La Clape と Quatourze に限ります。
- フランスのワイン全生産量の約4分の1は Languedoc-Roussillon で生産されています。スパークリングの Blanquette de Limoux、Banyuls の甘い赤酒精強化ワイン、Côtes du Roussillon のロゼなども含まれています。
- 土壌の種類やテロワールは地形と同じくらい地域によって異なりますが総じて地中海性気候で、暑くて乾燥した地域です。
- Languedoc のブドウ園は主に海岸平野にあり、Roussillon ルシヨンのブドウ園は崖の上にあるか Pyrenees 山脈の麓にあります。
フランスには国で定められたワイン法があり、2008年までは「AOC法」、2009年からは「AOP法」で定められています。
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この記事は以下のような人におすすめです!
- ワイン購入に失敗したくない人
- ワイナリーの物語を知って飲みたい人
- ワインの知識を深めたい人