Languedoc-Roussillonでは「葡萄品種」に注目。
この記事は以下のような人におすすめです!
- ワイン購入に失敗したくない人
- ワイナリーの物語を知って飲みたい人
- ワインの知識を深めたい人
Wine étiquette
Tasting
- ボリューム 軽□□□□□□■□□□□□□重
- 甘み 辛■□□□□□□□□□□□□甘
- 酸味 弱□□□□□□■□□□□□□強
- 柔らかいアロマ
Profile
Georges Blanc Pays d'Oc Rouge
- 【Ownership】Georges Blanc
- 【Region or Appellation】IGP Pays d'Oc > Vin de Pays-IGP > France
- 【commune】
- 【Classification】
- 【Wine Style】White - Tropical and Balanced
- 【Blend】Sauvignon Blanc
- 【Food Pairing】Chicken and Turkey
- 【Sweetness】
- 【Maturation】
- 【Alcohol ABV】13%
- 【Avg. Price 】¥900/750ml
- 【Ageing】
Winery
- Georges Blanc は、フランスの著名な三ツ星シェフであり、美食家として世界的に知られています。
- 彼は、自身のレストランで提供するためのワインを自らプロデュースしており、このワインはそのシリーズの一つです。
- Georges Blanc Pays d'Oc Rouge は、フランス、ラングドック地方、IGP Pays d'Oc で造られている辛口赤ワインです。
- Grenache、Merlot、Syrah の南フランスの代表的な品種をブレンドすることで、バランスの取れた味わいを目指していると推測されます。
- 著名なシェフがプロデュースするだけあり、料理に合わせやすいように設計された、果実味と酸味のバランスが取れたワインである傾向があります。
- ワインは、透き通るような赤、濃さは中程度、香りはカシス、熟したイチジクのような濃い黒果実や、スパイシーな煙のニュアンスを感じるというコメントがあります。酸味は、しっかりあるものの、「すっぱい」印象ではない、しなやかな飲み応え。タンニンは比較的強く、ざらつきを感じるが、荒々しい印象ではない。濃縮した果実味と、それを支えるしっかりとした酸のバランスが良いと評価されています。
- このワインは、南フランスの豊かな果実味と、グルナッシュやシラー由来のスパイシーさやタンニンが調和した、デイリーに楽しめる高品質な赤ワインと言えます。
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French Wine 雑学
AOC とは?
- AOCとは、Appellation d'Origine Controlee (原産地統制呼称制度) の略。
- フランスの伝統的なワイン産地には、使っている葡萄品種や栽培方法、醸造方法などにそれぞれ固有のスタイルがあり、そのような産地の個性を守るための法的な規制です。1935年にフランスで制定され、INAO(国立原産地名称研究所)が管理をしています。
- AOC が正確な表現で、AC は、AOC の表現が何度も続く場合に簡略化して言う場合、或いは原産地とあわせて言う場合に AC を使う。 AC.Bourgogne の Bourgogneが AOC の O に当たる原産地名となります。
IGP と Vin de Pays の関係
フランスのワイン法は、EUの規定に合わせて2009年頃に改定されました。
IGP Pays d'Oc
- Vin de Pays というカテゴリーは、EUの地理的表示保護 IGP(Indication Géographique Protégée)に移行・統合されました。
- そのため、「Vin de Pays-IGP」という表記が、IGP が旧 Vin de Pays に相当するカテゴリーであることを示したり、過渡期の表示として使われたりすることがあります。
- フランス南部のラングドック地方を中心とするフランス最大のIGPワイン産地の一つです。
- 広い地域をカバーしているため、比較的自由度が高く、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シャルドネなどの国際的なブドウ品種を使ったワインが豊富に生産されています。
- 品種名をラベルに表示できる規定があるため、消費者に分かりやすいワインが多いのが特徴です。
IGP Pays d'Oc
- Pays d'Oc IGP ワインは Vin de Pays d'Oc(1987年に設立)とラベル付けされていましたが、2009年以降、VDPカテゴリーはフランスのワイン法から段階的に廃止されました。現在は、欧州連合の標準化されたワインラベル表示規則の一部として設計されたカテゴリである IGP(Indication Géographique Protégée)に置き換えられています。IGP≒地理的保護表示生産地域
- Pays d'Ocは、フランスの南海岸の広い地域で作られる赤、白、ロゼワインのIGPです。フランス最大のワイン生産地域の1つ Languedoc-Roussillon の全域をカバーしています。この地域のAOCの法律の下で製造されていないすべてのワインを対象としています。その中には Corbières, Minervois, Languedoc のアペラシオンそのものも含まれています。
- Hérault, Aude, Gard, Pyrénées-Orientales そして southern Lozère の6つのコミューンが地理的な境界ではなく管理上の境界でIGPに分類されています。
- Pays d'Oc IGPは間違いなくフランスで最も重要であり、国のIGPワインの大部分を生産しています。
- Pays d'Oc地域は地中海性気候で、夏は暑く乾燥し、冬は穏やかです。降雨量のほとんどは春と秋に集中します。北西からの乾燥した大陸風がブドウ園を冷却するとともに南からの暖かい風との関係で待望の雨をもたらす可能性があります。
- この地域のテロワールのバリエーションは膨大で、辛口の白ワインから酒精強化赤ワインまで、あらゆるものを生産するAOCアペラシオンの多様性に反映されています。同じことが Pays d'Oc IGP の下で生産されるワインスタイルにも当てはまります。全部で63の異なる品種がIGPで許可されています。
- Languedoc-Roussillon のブドウ園全体の半分弱、約115,000haのブドウ園の200の協同組合と1200の民間生産者がIGPに分類されます。 最大収量は、赤ワインと白ワインで1haヘクタールあたり9000L、ロゼで1haあたり10,000Lに設定されています。
- この地域のブドウ栽培の歴史はローマ時代にまでさかのぼりますが、この地域はワイン生産は革新的な事でも知られています。 多くの生産者は生産とマーケティングに新世界のノウハウを採用し、オーストラリアとニュージーランドからワインメーカーを連れてくるドメーヌさえあります。
- 革新性の一例として1900年代初頭に Montpelier の Jean-Eugène Charma によって開発されたスパークリングワインを生産する Charma 方があります。
Languedoc-Roussillon Wine について
- 東の Nîmes と Montpellier から、地中海沿岸に沿ってスペインの国境に至るまでの南フランスのさまざまなアペラシオンの集合体です。
- 文化的に Languedoc と Roussillon は異なります。Languedoc は13世紀からフランスに属する典型的なフランス人です。17世紀にスペインから買収された Roussillon は、スペインとカタロニアの文化の影響を受けています。
- Pays d'Oc IGP が、殆どの Languedoc-Roussillon をカバーしています。ただし、Roussillon 内にブドウ園を持つ生産者は、IGP Côtes Catalanes のラベルを付けるオプションがあります。Languedoc でこのオプションが有るのは、 Hérault と Aude の La Clape と Quatourze に限ります。
- フランスのワイン全生産量の約4分の1は Languedoc-Roussillon で生産されています。スパークリングの Blanquette de Limoux、Banyuls の甘い赤酒精強化ワイン、Côtes du Roussillon のロゼなども含まれています。
- 土壌の種類やテロワールは地形と同じくらい地域によって異なりますが総じて地中海性気候で、暑くて乾燥した地域です。
- Languedoc のブドウ園は主に海岸平野にあり、Roussillon ルシヨンのブドウ園は崖の上にあるか Pyrenees 山脈の麓にあります。





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