Mazurd Cotes du Rhone Villages・樹齢80年のブドウの木から造られたワイン

2021年8月2日月曜日

Rhone

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 生産者の Mazurd 家は16世紀より代々 Cotes du Rhone 地区でワインを造り続けています。

Mazurd Cotes du Rhone Villages 1990’


この記事は以下のような人におすすめです!
  • ワイン購入に失敗したくない人
  • ワイナリーの物語を知って飲みたい人
  • ワインの知識を深めたい人

Wine étiquette

1990'ヴィンテージ
1999’06/28 1−1 宅飲み
中華料理パーティー開催。Syrahは中華に合いますね。
  • 丘の中腹に低収量で植えられた樹齢80年のブドウの木から造ります。
  • 伝統的な製法を用い、破砕や除梗は行いません。セミカーボニック・マセレーション(浸軟)法です。このタイプのワインの醸造は、通常かなり長期にわたります。コンクリートタンクで熟成させた後、Syrah は数ヶ月間新樽に、Grenache は3年熟成させた樽に移します。2種類のブドウ品種をコンクリートタンクでブレンドします。

Tasting

  • ボリューム    軽□□□□□□□□□□■□□重
  • タンニン     控□□□□□□□□□■□□□渋
  • 甘み       辛□■□□□□□□□□□□□甘
  • 酸味       弱□□□□□□□□□■□□□強
  • 濃厚

Profile

Domaine Mazurd Cotes du Rhone Villages

  • 【Ownership】Domaine Mazurd
  • Region or AppellationCotes du Rhone Villages > Cotes du Rhone > Southen Rone > Rhone > France
  • Wine StyleRed - Rich and Intense
  • Grape/BlendSouthern Rhone Red Blend
  • 【Blend】50%Grenache,50%Syrah
  • Food Pairing】Lamb 赤身の肉、ジビエ、良質のチーズ
  • 【Alcohol ABV】14%
  • 【Avg. Price 】¥5,000/750ml

Winery 

  • 農園は、Côtes du Rhône 南部の中心部、 Drôme provençale と北 Vaucluseとの境界にあります。
  • この農園は、現在の所有者の両親である Aimée Mazurd と André Mazurd によって 1978 年に設立されました。
  • André Mazurd は、第二次世界大戦中、捕虜になっていた叔父に代わりブドウ栽培を始めました。帰還後、叔父は感謝の印として1haのブドウ畑を André Mazurd に与えました。その後、André Mazurd は、できるだけ早く自分のワインセラーを作るという夢を抱き続け妻の助けを借り着実に畑を拡大しました。
  • 現在、Domaine Mazurd は、さまざまなコミューンとさまざまなテロワールにまたがる 118haの農園を所有しており、区画を選択して、それぞれまったく異なるワインを提供することが可能です。

  • Mazurd 家は16世紀より代々 Cotes du Rhone 地区で 4 世代にわたってブドウ栽培で生計を立ててきたファミリーです。現在では、150haもの自社畑を所有する由緒ある蔵元です。
  • 所有畑は16世紀より続く蔵元だけあって、樹齢100年以上のブドウの木が植えられている畑を丘の上に広がる日当たりの素晴らしい斜面に所有しています。

  • 伝統的な醸造法を継承しながら造られるワインはパワフルな生命力を持っています。

Appellation Cotes du Rhone

  • Cotes du Rhone は、Rhône Valley 地域全体の赤、ロゼ、白ワインに適用されるアペラシオンで170以上の村が含まれています。このゾーンは Saint-Cyr-sur-le-Rhône から Avignon までの200 kmをカバーしています。
  • 赤ワインは  Grenache, Syrah, Mourvèdre ベースのフルーティーなミドルボディワインです。
  • あまり有名ではない Rhône Valley 地域のワインが高品質な物であるとのキャッチタイトルとしての目的の為1937年11月にアペラシオンが導入されました。
  • Rohne の有名な「Châteauneuf」「Cote Rotie」「Hermitage」程の名声はありませんが、「Cotes du Rhone」の称号は、フランスで最も人気があり有名なものの1つになっています。

  • 1966年に、Côtes du Rhône Villages AOC.が追加され、一貫して高品質のワインを生産していると思われる7つの村が認定されました。その後、18になっていますが、さらに Gigondas(1971年)、Vacqueyras(1990)、Vinsobres(2006)、Cairanne(2016)が、独自のアペラシオンを持つようになりました。

  • 一部の Cotes du Rhone ワインは非常に高品質です。アペラシオンの最高級ワインのいくつかは100ドル以上の価格がついています。例えば、シャトーヌフデュパプに拠点を置く Domaine de la VieilleJulienneの「LaBosse」や ChateauRayas の「ChateaudeFonsalette」です。
  • 注目すべきは、品質に焦点を当てた生産者の新しい試みによって作られています。アペラシオンの境界外にある高品質の  vineyards から葡萄を調達することもできます。
  • ローヌ渓谷の気候は北と南ではかなり変化します。ローヌ北部の気候は南部よりも涼しく、大陸性で地中海よりもアルプスの影響を強く受けています。その結果、北部の Cotes du Rhone のワインは、南部のワインよりもわずかに構造化され深みのあるワインになる傾向があります。
  • 地中海の影響を受ける南部は暑い夏と穏やかな冬の安定した気候です。その結果、南部の Cotes du Rhone のワインは、北部のワインよりも、より豊かで、より明るく、より高アルコールのワインになります。
  • Grenache, Syrah , Mourvèdreが Cotes du Rhone 赤ワインの中核を成しています。そして、ほとんどの場合 Grenacheがブレンドを支配します。特に Cotes du Rhone 赤ワインの大部分が作られる Rhône Valley 南部ではそうです。
  • Syrah はストラクチャーとスパイシーな特徴に貢献し、ムールヴェードルはダークでチョコレートのような特徴と強烈な色をもたらします。
  • ローヌ渓谷の南北の気候の違いは、Cotes du Rhone のワインスタイルに反映されています。北部ではより多くの Syrah を含んだブラックチェリーとフレッシュペッパーのストラクチャーと特徴を示します。南部では Grenache を好み、ブルーベリー、ラズベリー、プラムと豊富なフルーツフレーバー香が際立ちます。
  • ブレンドの重要な部分を占めることはめったにありませんが Carignan, Cinsaut, Counoise, Muscardin, Vaccarese, Picpoul Noir, Terret Noir, Grenache Gris、 Clairetteなど10種類の品種の使用が赤ワインとロゼで認可されています。
  • 白 Côtes du Rhône Blanc は比較的フルボディで、砂糖漬けの柑橘系の果物、アカシア、ハーブ、わら、ワックス、蜂蜜のニュアンスがあります。
AC.Côtes de Rhône Villages
  • このACは、<Villages>の付かないものより格上で上質。
  • 現在、ローヌ南部の94ヵ村が指定されている。なお、94ヶ村の内、18ヶ村が村名を付記すること認められていて、より細かな規定がなされているので、更に上質と考えられるが、いずれにしても、生産者の違いの方が大きい。
  • 最大生産量は1ha当たり42~45hl。 
  • アルコール度はも12.5度。
  • 使用品種は、主品種がグルナッシュ(50%以上)で、AC・コート・デュ・ローヌと同じ。
  • 殆どが赤で、若飲みタイプだが、中には10年程度まで熟成させられるものもある。
  • 主に共同組合による生産。
  • 生産量 132,709hl、村名付:6,065hl (9,495ha)

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French Wine 雑学

Rhone

Rhone Valley は、フランス南東部の主要なワイン生産地域です。
Lyon から地中海沿岸近くの Rhone Delta まで、Rhone 川の南北240 kmをカバーしています。
Rhone ワインは、Bordeaux に次いで広い産地で北部と南部で性格が全く異なるワインを産出しています。
Northern Rhone の特徴
  • Cornas やHermitage など非常に範囲の限定されたクリュが固まった地方で、夏暑く冬寒い大陸性気候で、酸味と渋みのバランスのよい上質なワインを小量産出する。
  • 北部では単一のブドウ Syrah シラーから赤ワインが造られる。少量の Viognier,Roussanne, Marsanne を混ぜることを許可されているAOCも有ります。
  • 白ワインは Viognier か Marsanne から造られる。
  • 北部のワインは、当たりはずれが少ないが、生産量が限られているため値段も高い。

Northern RhoneのAOC

Southen Rhone の特徴
  • 夏は暑いが、冬はミストラルによって雲のない地中海性気候の下、広大な畑が広がっていて、素朴で安価なワインの大量供給地であると共に、Avignon 周辺には個性的ワインの生産地も点在する。
  • 14世紀にローマ教皇庁があった Avignon の北にあるAOC.Châteaunuef-du-Papeが有名。
  • 南部ローヌの特徴は、殆どが赤ワインで、一部でロゼ、白ワインが造られている。その大半のワインは口当たりのいい早飲みタイプで手ごろな値段で楽しめます。
  • ローヌは北部と南部ではさまざまな点で違いが大きく、南部では、Grenache を主流に数種のブドウをうまく組み合わせて造られている。Châteaunuef-du-Pape などは13種類の葡萄から造られている。

Southen Rhoneは広域AOC小域AOCが有る


地図の出典:「フランスワイン事典」



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趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

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