『購入時のご注意』Poupille と Chateau Poupille の2種類のラベルが有りますが、実は Chateau Poupille は Poupille のセカンドラベルです。
Wine étiquette
Tasting
- ボリューム 軽□□□□■□重
- タンニン 控□□□□■□渋
- 甘み 辛□■□□□□甘
- 酸味 弱□□□□■□強
- 香りが心地よくエレガントで上品な味わい。 シンプルに美味しい。
Profile
- 【Ownership】Vignobles Jean-Marie Carrille
- 【Region or Appellation】Castillon Cotes de Bordeaux > Cotes de Bordeaux > Bordeaux > France
- 【Wine Style】Red-Savory and Classic
- 【Grape/Blend】Bordeaux Blend Red Wine
- 【Blend】Merlot, Cabernet Franc, Cabernet Sauvignon
- 【Food Pairing】Beef and Venison
- 【Sweetness】Dry
- 【Maturation】Oaked
- 【Alcohol ABV】14%
- 【平均価格】¥4,500/750ml
Winery
- このドメーヌは Chateau Poupille と Poupille ラベルの両方を生産している。違いは、シャトーとつく方が上質なイメージがありますが、実は Chateau Poupille は、Poupille のセカンドワインの位置づけです。
- Château Poupille は、Sainte Colombe コミュニティにある家族のドメーヌです。5 世代続くワイン生産者です。Jean-Marie Carrille が 1967 年に購入し、息子の Philippe が 1988 年に引き継ぎ、このドメーヌに根本的な変化をもたらしました。 Philippe は、世界中を歩き回り、自分の味を磨き、あらゆる種類のワイン作りに触れました。
- Poupille は、地元の方言で「丘の終わり」の意味でボルドー地方では珍しい名前です。
- シャトーは高い位置に建てられており、33ヘクタールのブドウ園を見下ろしている。 ブドウ畑は、すべて南向きの均質な粘土石灰質のテロワールにあり、 Merlot 97%、Cabernet Franc 2%、Cabernet Sauvignon 1% が植えられている。 収穫はすべて手作業で行われる:
- このシャトーは2008年からオーガニック認証を取得しているが、そのプロセスはもっと以前から始まっていた。
Wine 雑学
Bordeaux 地域
- ボルドーはフランスのAOCワインの約4分の1に当たる膨大な量のワインを産出しています。また質においても並酒から最高級ワインに至るまで有る幅広く多彩な銘醸地域であります。
- Libourneの街は、ドルドーニュ川に面し、古くから、ボルドーを経由せず、直接ガロンヌ河を通って北方の国々と交易をしてきた。そのため、アングロ・サクソン系の人々はこのあたりを「右岸」とよんで区別していた。
- ボルドーが英国との結びつきが強いのに比べ、この地域のワインは英国以外の北方諸国との結びつきが強く、 ワイン生産とその交易は自立して発展してきた。
- 中世の巡礼路にありボルドーとは異なる歴史的背景を持っているので、自然条件の違いと共に、ユニークな性格のワインを生んでいる。
- 粘土質を含んだ軟質砂岩の土壌とドルドーニュ川が造った変化に富んだ地形、それに、ガロンヌ河左岸に較べ、それ程強くない海洋性の気候とが相俟って、ボルドーワインの中でも得意な性格を形造くっている。
- メルローの柔らかさを特徴とするそのワインは、ボルドーの中でも最もアルコールがしっかりとしていて豊満である。長期熟成も可能だが、若い内からも楽しむことが出来る。
- ボルドーの最東端にあるカスティヨン地区で特別に作られたACです。
- 2009年まではCotes de Bordeaux Castillon として販売されていました。
- Cotes de Bordeaux Castillon のワインはすべて赤で収穫量の約70パーセントのワインはメルローから作られています。
- カベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フランも植栽されています。マルベック、プチヴェルド、カルメネールも使用が許可されています。
- Côtes de Bordeauxのappellationは2003年後半に論議され2009年に創設されました。
- Côtes de Bordeauxのappellation設立
- 新世界での新興ワイン地域からのボルドースタイルのワインの人気の高まりに対抗する為に「Blaye」「Cadillac」「Castillon 」「Francs」は一つの旗の元に集まりました。
- アイディアは全体的なボルドーのアペラシオン構造を簡素化しワインの市場性を改善することでした。
AOC(AC)ワイン
- AOCとは Appellation d'Origine Controlee (原産地統制呼称制度) の略
- フランスの伝統的なワイン産地には、使っている葡萄品種や栽培方法、醸造方法などにそれぞれ固有のスタイルがあり、そのような産地の個性を守るための法的な規制です。
- 1935年にフランスで制定され、INAO(国立原産地名称研究所)が管理をしています。
- AOCが正確な表現で、「AC」は、「AOC」の表現が何度も続く場合に簡略化して言う場合。
- 原産地とあわせて言う場合には、「AC」を使う。例としてAC.Bourgogne との表示は Bourgogneが「O」に当たる原産地なのでACを使っています。
Chateau system
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
- Chateau system とは、ボルドーの特有の制度として「シャトー名をラベルに表示」したワインを市場に出すための条件を決めた制度です。
- ボルドーワインは「シャトー・ワイン」と「ゼネリック・ワイン」に分けられる。
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
- 自己の葡萄畑で栽培した葡萄のみを使用する
- 自分の醸造所でワインに仕込む
- 自分のところで樽貯蔵する
- 自分のところで瓶詰めを行う
- Chateau Wine の中でも常に高品質ワインを造っているシャトーには公的「格付け」がなされておりラベルには「Cru Classe」と表示し区別している。
「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
- ボルドーの大手酒商(メーカーやネゴシアン)が、その地区や村の葡萄や樽酒を買い集め、混醸したワインを言う。 当然ながら他の地区や他の村の葡萄や酒を混ぜることは出来ません。
- ワインはその地区や村の性格を反映し、AOCの規定に従った一定の水準以上のものでなければならない。
- ボルドー全域のもの「Bordeaux」
- 地区のもの「Medocや Graves・・・・」
- 村のもの「MargauxやSt-Emilionなど」。これはセミ・ゼネリックとワンランク上の呼び方をする。
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- ワインコンテストで Petrus と最後まで張り合ったワイン Poupille 1997'
- https://longstay-wine.blogspot.com/
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- ワイナリーの物語を知って飲みたい人
- ワインの知識を深めたい人