ボルドーワイン  Les Tourelles de Longueville 2000'

2024年10月12日土曜日

Bordeaux Le Medoc

t f B! P L

メドックで最も荘厳と称されるポイヤックの格付け第2級「Ch.Pichon Longueville Baron」のメルロー主体のセカンドワイン。同じ布地から裁断されたものでお手頃に飲めるお値打ち品です。

Les Tourelles de Longueville  


Wine étiquette

2004’08/06 33-30
岡崎橋 更科
関サバの漬 ホヤのごま油 関ぶりの煮つけ さんま造り
https://longstay-wine.blogspot.com/



2004’05/14 33-22

2004’05/17 33-23

2004'05/23 33-24

2004'05/25 33-25

2004’06/10 33-26

2004'06/26 33-27

2004'07/08 33-28

2004'07/15 33-29

2004'08/12 33-31

2004'08/15 33-32

2004'09/08 33-33



Tasting

  • ボリューム    軽□□□□■□重
  • タンニン     控□□□□■□渋
  • 甘み       辛□■□□□□甘
  • 酸味       弱□□□□■□強
  •  色味は濃いガーネット。香りはカシスやプルーン、熟成香のバニラ、隠し味にスパイスが心地よい。 飲み口はしなやかな骨太君。


Profile

  • 【Ownership】AXA Millésimes
  • 【Winemaker】Alexandra Lebossé
  • 【Region or Appellation】Pauillac > Medoc > Bordeaux > France
  • Classification】Ch.Pichon Longueville Baronのセカンドラベル
  • 【Wine Style】Red-Savory and Classic
  • 【Grape/Blend】Bordeaux Blend Red Wine
  • 【Blend】Cabernet Sauvignon, Merlot, Cabernet Franc & Petit Verdot
  • 【Food Pairing】Beef and Venison
  • 【Sweetness】Dry
  • 【Maturation】Oaked
  • 【Alcohol ABV】12.9 - 14.5%
  • 【Avg. Price 】¥9,000/750ml
  • Ageing】70% from barrels of one vintage, 30% in new barrels for 12 months
Ch.Lynch Bages(St.-Estephe村のCh.les Ormes de Pezの所有者でもある)のJ.M.Cazes氏が運営している。。
彼は AXA Millésimesの取締役に就任すると資産運用資金をワインに向けさせ成功させます。Ch.Pichon Longueville Baron、Ch.Cantenac Brown、Ch.Suduiraut、Ch.Pibran、等を買収し資産価値を向上させます。但し投資目的での購入ですのでいずれ売却されるでしょう。
2000’でAXA Millésimesの取締役は退任しています。

「Ch.Pichon Longueville Comtesse de Lalande」と区別するために、ボルドーでは「Ch.Pichon Longueville Baron」を親しみを込めて「Baron」の愛称で呼ばれている。元は同じシャトーでした。


Winery 

  •   Château Pichon Longueville  Baron は、 Bordeaux 北部の Médoc 地区 Pauillac のいわゆる Gironde 河口左岸にありで高く評価されているワインのドメーヌ。 
  • 隣接する Pichon Lalandeと区別するためもあり一般的には「Pichon Baron」と呼ばれることが多い。
  • 1855年のBordeaux 格付けで第2級に格付けされたこの Gran vin は、他の Pauillac のトップワインと同様、力強い濃い果実味、フィネスとエレガンスを兼ね備え、何十年も熟成できることで珍重されている。
  • ドメーヌの畑は Pauillac の南端に位置し、Saint-Julien のアペラシオンに接し、 Pichon Lalande と Château Latour の向かいにある。
  • Château Pichon-Longueville Baron の estate vineyards は、約73ヘクタールあり Cabernet Sauvignon が60%、Merlot が35%、少量の Cabernet Franc と Petit Verdot.植えられている。
  • タンクで発酵させた後、若いワインの最良の batch(同じ条件で製造されたワインのまとまり)を Pichon Baron 用に選別し、新樽で約3ヶ月間熟成させる。 その後、2度目の評価が行われ、最終的なブレンドが決定される。
  • セカンドワイン Les Tourelles de Longueville は、主に Melrot が植えられている Sainte Anne の区画のブドウを使用している。
  • Les Griffons de Pichon は、ドメーヌの新しいラベルである。 Pichon Baron と同じ畑の区画から収穫され、同じ期間熟成されるが、よりソフトなストラクチャーと早めの飲みやすさを実現するためにブレンドされている。
歴史
  • この地域の開拓が始まったのは17世紀頃のことで、Medoaux の大部分は沼地だった。
  • 1686年~1689年、Pauillac 村近くの Saint-Lambert に“40の砂利が多い良い区画”を開拓した Pierre de Montjouy de  Rauzan から Pichon Longueville の歴史が始まる。
  • 1694年、娘 Thérèse が、当時 Bordeaux の議会長であった Jacques de Pichon Longueville と結婚してから、このブドウ畑の名声は高まっていくこととなる。
  • 17世紀まで遡ると、Pichon Lalande と Pichon Longueville は一つのシャトーでした。
  • 1850年、当時のオーナー Jacques de Pichon-Longueville の孫 Baron Joseph de Longuevilleが亡くなりシャトーは分割相続される事になる。
  • 分割相続の内容は、長男 Raoul と次男 Louis が2/5の畑と醸造施設を、残り3/5の畑を女兄弟3人が引き継ぐこととなる。(男兄弟はPichon Baron、女兄弟は Pichon Lalande を相続する)
  • しかし、次男 Louis は早くに亡くなり、 Pichon Lalande を相続した娘達の長女Virginie は修道女、残り2人の娘も嫁いでいたため、実際には長男 Raoul が Pichon Longueville Baron で1つのシャトーとして管理していた。
  • 1864年、長男 Raoul の他界と次女がワイン造りに関心を示したため正式に「Pichon Longueville Baron」と「Pichon Longueville Comtesse de Lalande」に分割された。
  • 1933年、Pichon Longueville Baronは、Ch.Lanessan を8世代に渡って 所有している Bouteiller 家に売却され、Jean Bouteiller とその息子 Bertrand によってワイン造りが行われた。
  • 1987年、当時は14人ものオーナーがいたこのシャトーを、現在のオーナーである、AXA 保険のグループ会社である「AXA Millesimes」が購入し現在に至る。2000年までCh.Lynch BagesのJ.M.Cazes氏が運営している。
Last updated 28-Feb-2023


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  • ワイン購入に失敗したくない人
  • ワイナリーの物語を知って飲みたい人
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Wine 雑学

AOC(AC)ワイン
  • AOCとは Appellation d'Origine Controlee (原産地統制呼称制度) の略
  • フランスの伝統的なワイン産地には、使っている葡萄品種や栽培方法、醸造方法などにそれぞれ固有のスタイルがあり、そのような産地の個性を守るための法的な規制です。
  • 1935年にフランスで制定され、INAO(国立原産地名称研究所)が管理をしています。
AOC と AC の使い分け
  • AOCが正確な表現で、「AC」は、「AOC」の表現が何度も続く場合に簡略化して言う場合。
  • 原産地とあわせて言う場合には、「AC」を使う。例としてAC.Bourgogne との表示は Bourgogneが「O」に当たる原産地なのでACを使っています。


Chateau system
  • Chateau system とは、ボルドーの特有の制度として「シャトー名をラベルに表示」したワインを市場に出すための条件を決めた制度です。
  • ボルドーワインは「シャトー・ワイン」と「ゼネリック・ワイン」に分けられる。
「Chateau Wine」
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
  • 自己の葡萄畑で栽培した葡萄のみを使用する
  • 自分の醸造所でワインに仕込む
  • 自分のところで樽貯蔵する
  • 自分のところで瓶詰めを行う
  • Chateau Wine の中でも常に高品質ワインを造っているシャトーには公的「格付け」がなされておりラベルには「Cru Classe」と表示し区別している。

「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
  • ボルドーの大手酒商(メーカーやネゴシアン)が、その地区や村の葡萄や樽酒を買い集め、混醸したワインを言う。 当然ながら他の地区や他の村の葡萄や酒を混ぜることは出来ません。
  • ワインはその地区や村の性格を反映し、AOCの規定に従った一定の水準以上のものでなければならない。
 ラベル表示はAOCにのっとって3種類に分けられる。
  1. ボルドー全域のもの「Bordeaux」
  2. 地区のもの「Medocや Graves・・・・」
  3. 村のもの「MargauxやSt-Emilionなど」。これはセミ・ゼネリックとワンランク上の呼び方をする。


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趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

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