Pouilly Fuisse の出来の良いワインは、コクがあり、熟していて、比較的エレガントで、Cote de Beaune の高級品に匹敵します。
Wine étiquette
Tasting
- ボリューム 軽□□□■□□重
- 甘み 辛□■□□□□甘
- 酸味 弱□□□■□□強
Profile
- 【Ownership】Famille Vincent (Jean Jacques (J.J.) Vincent)
- 【Region or Appellation】Pouilly-Fuisse > Maconnais > Burgundy > France
- 【Wine Style】White - Buttery and Complex
- 【Grape/Blend】Chardonnay
- 【Food Pairing】Chicken and Turkey
- 【Alcohol ABV】13.5 - 14%
- 【Avg. Price 】¥6,000 / 750ml
Winery
- Château de Fuissé は、Mâconnais 地方の Pouilly-Fuissé 地区を代表する Chardonnay wine の生産者である。
- ドメーヌは1862年以来、 Vincent 家の5世代によって所有されており、5つのアペラシオンに合計40ヘクタール以上の畑を所有し、そのうち37ヘクタールが Chardonnay である。そのうち25ヘクタールが Pouilly-Fuissé にあり、 Saint-Véran に8ヘクタール、 Mâcon-Villages に3ヘクタール、 Mâcon-Fuissé に1ヘクタール、 Bourgogne Blanc に半ヘクタールある。 それぞれの場所で単一のワインが造られる。
- さらに Chateau de Fuissé は、Juliénas AOP に3haの Gamay 畑を所有している。
- 現在、 Pouilly-Fuissé は4つのキュヴェを造っている。
- Tête de Cuvée は、約40の異なる畑の区画から収穫されたブドウを使用している。 ワインの60%はオーク樽で、残りはステンレススティールで熟成させる。
- Les Combettes は、東南東向きの石灰岩の斜面から造られるミネラリーな単一畑のワイン。 3~5年樽で熟成させる。
- Les Brûles (焼けた斜面)は、南向きの畑から造られる。 土壌は石灰岩の小石を含む粘土質で、ミネラルを保ちながら Les Combettes よりもリッチなワインを生み出す。新樽で熟成させる。
- 頂点に立つ Le Clos cuvée は、シャトーを囲む小さな区画の中に3つの異なる土壌タイプが有る monopole (完全所有)の畑の樹齢50年以上の葡萄樹から造られます。複雑な土壌がワインに複雑さを加えている。 ワインは樽で熟成されるが、その80%は新樽である。
- Vincent の旗印のもとで提携農家から仕入れたブドウを使用してエステートワインと同じアペラシオンの白ワインを揃えている。Crémant de Bourgogne と Morgon Les Charmes がラインナップされている。
最終更新日:2024年7月22日
Wine 雑学
AOC(AC)ワイン
- AOCとは Appellation d'Origine Controlee (原産地統制呼称制度) の略
- フランスの伝統的なワイン産地には、使っている葡萄品種や栽培方法、醸造方法などにそれぞれ固有のスタイルがあり、そのような産地の個性を守るための法的な規制です。
- 1935年にフランスで制定され、INAO(国立原産地名称研究所)が管理をしています。
- AOCが正確な表現で、「AC」は、「AOC」の表現が何度も続く場合に簡略化して言う場合。
- 原産地とあわせて言う場合には、「AC」を使う。例としてAC.Bourgogne との表示は Bourgogneが「O」に当たる原産地なのでACを使っています。
Chateau system
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
- Chateau system とは、ボルドーの特有の制度として「シャトー名をラベルに表示」したワインを市場に出すための条件を決めた制度です。
- ボルドーワインは「シャトー・ワイン」と「ゼネリック・ワイン」に分けられる。
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
- 自己の葡萄畑で栽培した葡萄のみを使用する
- 自分の醸造所でワインに仕込む
- 自分のところで樽貯蔵する
- 自分のところで瓶詰めを行う
- Chateau Wine の中でも常に高品質ワインを造っているシャトーには公的「格付け」がなされておりラベルには「Cru Classe」と表示し区別している。
「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
- ボルドーの大手酒商(メーカーやネゴシアン)が、その地区や村の葡萄や樽酒を買い集め、混醸したワインを言う。 当然ながら他の地区や他の村の葡萄や酒を混ぜることは出来ません。
- ワインはその地区や村の性格を反映し、AOCの規定に従った一定の水準以上のものでなければならない。
- ボルドー全域のもの「Bordeaux」
- 地区のもの「Medocや Graves・・・・」
- 村のもの「MargauxやSt-Emilionなど」。これはセミ・ゼネリックとワンランク上の呼び方をする。
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この記事は以下のような人におすすめです!
- ワイン購入に失敗したくない人
- ワイナリーの物語を知って飲みたい人
- ワインの知識を深めたい人
Remuage とは
- 瓶内二次発酵の後に瓶の底に沈んでいる滓を瓶の口に集める作業。熟成時に横に寝かされていたボトルを少しずつ左右に回しながら瓶口を下にして倒立させ、澱を瓶口の栓の近くに集める工程。
- Remuage によって瓶口に集められた澱を取り除く作業。
- dosage とは、disgorgement の後に目減りした液量を補うとともに糖度の調整を目的としてリキュールを加えること。
- 自社畑のブドウだけでその畑の特徴を活かした Champagne を造り出生地の村名を冠して販売している。
- Gross lees~~赤ワインの瓶底に沈殿する大きな澱。
- Fine lees~~シャンパンやブルゴーニュの白ワインのように瓶内熟成するときに登場するのが細かい粒子状の粕です。
- ワイン原料のブドウの収穫年のあるなし。
- 黒・白系の葡萄、異なる村、異なる年のものの混醸。
- 甘口から辛口まである。
- 年号表示無し。
- 甘味、酸味、タンニン(渋み)、アルコールなどの要素で造られる、ワインの味わいの骨格の事。アルコールや酸味等がバランス良く、多く存在していると、骨格=ストラクチャーがしっかりしている、と表現される。
- 白ワインでよく使われる表現で 例えるならば、花に直接鼻をつけた時の香りではなく、お花畑で全体的に香る『花の香り』の様な柔らかい香りを表現する時に使われます。
- テイスティングの際に鼻で感じた香りの事。
- Climats とは、特定の地質および気候条件の恩恵を受ける明確に限定された土地の区画。
- Lieu-dit とは、フランスで土地台帳が創設されて以来、その名を地形学あるいは歴史的な特性に由来する土地の小さな区画を指します。