空飛ぶ醸造家ミッシェルローランが造る最強のふだん飲みワイン  Ch.Fontenil

2024年10月17日木曜日

Best Selection記事 Bordeaux Libournais

t f B! P L

The Wine Advocate は2019年ヴィンテージに93のスコアを与えています。
ワイン評論家の評価が高いワインです。

ボルドーワインCh.Fontenil

Wine étiquette

2000’08/08 宅飲み
2001’ヴィンテージ
Ch.Fontenil



Tasting

  • ボリューム    軽□□□□■□重
  • タンニン     控□□□■□□渋
  • 甘み       辛□■□□□□甘
  • 酸味       弱□□□■□□強
  • バランス良し,しっかりとした構造感 


Profile

「メルロー王」「空飛ぶ醸造家」「空飛ぶワインコンサルタント」など、世界中をまたにかけ活躍するMichel Rollandが所有し、自ら醸造しているワインです。



Winery 

  • Château Fontenil は、 Bordeaux 右岸の Fronsac appellation を代表するドメーヌで、世界的に有名なワインメーカー Michel Rolland とエノロジストの妻 Dany が所有している。 Merlot から造られる赤ワインが有名だが、白ワインも造られている。
  • ワイン造りのコンサルタントとして、 Rolland 夫妻は、よく知っている Fronsac 地方に定住することを望み Saillans 地区の数ヘクタールからワイン造りを始め、畑の区画のひとつにちなんでこの土地を Fontenil と名付けた。 建物と施設の改修は1999年に完了した。
  • ブドウ畑は Fronsac 台地の一番高いところにあり、全体的に南向きの丘の中腹にある。最良の区画は完全に南向きです。 Dordogne 川の支流アイル川と Libourne の町を見下ろす所にあります。
  • ほとんどのブドウの木は樹齢40年を超え、もっと古いものもある。 全部で11ヘクタールあり、そのうち少なくとも9ヘクタールに Merlot が植えられている。残りには、Sauvignon Blanc, Sémillon, Sauvignon Gris, Muscadelle、そしてBordeaux らしくない Chardonnay の小さな区画がある。
ワインポートフォリオ
  • Château Fontenil は、 2015年ヴィンテージから Merlo 100%となった。 以前のヴィンテージは Cabernet Sauvignon が10%ほど含まれていた。ブドウは、2つの選果台で厳しく選果され、ワインはほとんどが温度管理された小さなタンクで醸造される。 2010年以降は、全房発酵(茎をつけたまま発酵させる)を20%ほど行い、100% French oak の新樽を使用している。 Malolactic 発酵と熟成は、新樽比率50~60%の French oak 樽で行われる。
  • Le Défi de Fontenil は、 粘土と石灰岩に覆われた1.6ヘクタールの区画の、樹齢60年から100年のメルロから造られる限定ワイン。 
  • このワインは1999年に発売された。
  •  2000年、2001年、2004年は、ブドウの木を雨から守るため、 Le Défi の区画の畝間にビニールシートを敷いたので Vin de Table として販売された。
  • 2008年ヴィンテージからは microvinification 手法を用い、発酵と熟成はすべて French の新樽で行っている。 生産量は約300ケースと少ない。
  • 2019 年、Le Blanc de Fontenil を発売し Fronsac で初めて白ワインを生産するドメーヌとなった。 このワインも Vin de France で、ブルゴーニュ型のボトルで販売された。敷地内で栽培されている全ての白品種を組み合わせている(上記参照)。 ワインは new oak barrels と concrete egg を組み合わせて造られる。 
最終更新日:18-12-2023

Bordeaux 地域
  • ボルドーはフランスのAOCワインの約4分の1に当たる膨大な量のワインを産出しています。質においても並酒から最高級ワインに至るまで有る幅広く多彩な銘醸地域であります。
Libournais地区
  • Libourneの街は、ドルドーニュ川に面し、古くから、ボルドーを経由せず、直接ガロンヌ河を通って北方の国々と交易をしてきた。そのため、アングロ・サクソン系の人々はこのあたりを「右岸」とよんで区別していた。
  • ボルドーが英国との結びつきが強いのに比べ、この地域のワインは英国以外の北方諸国との結びつきが強く、 ワイン生産とその交易は自立して発展してきた。
  • 中世の巡礼路にありボルドーとは異なる歴史的背景を持っているので、自然条件の違いと共に、ユニークな性格のワインを生んでいる。
  • 粘土質を含んだ軟質砂岩の土壌とドルドーニュ川が造った変化に富んだ地形、それに、ガロンヌ河左岸に較べ、それ程強くない海洋性の気候とが相俟って、ボルドーワインの中でも得意な性格を形造くっている。
  • メルローの柔らかさを特徴とするそのワインは、ボルドーの中でも最もアルコールがしっかりとしていて豊満である。長期熟成も可能だが、若い内からも楽しむことが出来る。
Fronsac村
  • サンテミリオンの東にわずか数マイルのところにあるフロンサックには、森と丘で構成された絵のように美しい風景があり数百年前はフランスの貴族が愛した歴史があります。
  • このアペラシオンはメドック、ポムロール、サンテミリオンの高価格ワインに代わる手頃な価格のワインを提供しています。




Wine 雑学

AOC(AC)ワイン
  • AOCとは Appellation d'Origine Controlee (原産地統制呼称制度) の略
  • フランスの伝統的なワイン産地には、使っている葡萄品種や栽培方法、醸造方法などにそれぞれ固有のスタイルがあり、そのような産地の個性を守るための法的な規制です。
  • 1935年にフランスで制定され、INAO(国立原産地名称研究所)が管理をしています。
AOC と AC の使い分け
  • AOCが正確な表現で、「AC」は、「AOC」の表現が何度も続く場合に簡略化して言う場合。
  • 原産地とあわせて言う場合には、「AC」を使う。例としてAC.Bourgogne との表示は Bourgogneが「O」に当たる原産地なのでACを使っています。


Chateau system
  • Chateau system とは、ボルドーの特有の制度として「シャトー名をラベルに表示」したワインを市場に出すための条件を決めた制度です。
  • ボルドーワインは「シャトー・ワイン」と「ゼネリック・ワイン」に分けられる。
「Chateau Wine」
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
  • 自己の葡萄畑で栽培した葡萄のみを使用する
  • 自分の醸造所でワインに仕込む
  • 自分のところで樽貯蔵する
  • 自分のところで瓶詰めを行う
  • Chateau Wine の中でも常に高品質ワインを造っているシャトーには公的「格付け」がなされておりラベルには「Cru Classe」と表示し区別している。

「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
  • ボルドーの大手酒商(メーカーやネゴシアン)が、その地区や村の葡萄や樽酒を買い集め、混醸したワインを言う。 当然ながら他の地区や他の村の葡萄や酒を混ぜることは出来ません。
  • ワインはその地区や村の性格を反映し、AOCの規定に従った一定の水準以上のものでなければならない。 
 ラベル表示はAOCにのっとって3種類に分けられる。
  1. ボルドー全域のもの「Bordeaux」
  2. 地区のもの「Medocや Graves・・・・」
  3. 村のもの「MargauxやSt-Emilionなど」。これはセミ・ゼネリックとワンランク上の呼び方をする。


関連記事
  •  https://longstay-wine.blogspot.com/


この記事は以下のような人におすすめです!
  • ワイン購入に失敗したくない人
  • ワイナリーの物語を知って飲みたい人
  • ワインの知識を深めたい人


Profile

ページビューの合計

Translate(翻譯)

台北の日貨専門店 瑞瑞

記事検索

自己紹介

自分の写真
趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

QooQ