繊細でエレガントなワイン Ch.Grand Corbin 1995'

2024年10月2日水曜日

Bordeaux Libournais

t f B! P L


Ch.Grand Corbin

「カベルネフラン」と「メルロ」を非常にうまくブレンドし、そこに小量のカベルネソーヴィニヨンを加える事により、繊細にして深みのある、優れた香りを放つワインとなっています。
「カベルネフラン」の配合比率を多くする事によって「カベルネソーヴィニヨン」と「メルロ」の強い風味を和らげ、酸味も控えめにし熟成を早くさせています。



Wine étiquette

1999'10/13 10-1
バランスの良さが良いですね。抜栓後1時間放置していました。これが良かったのか非常に美味しい一本でした。

1999'10/19 10-3
東京より根子氏来阪 丸仁にて接待  西田 日置 根子

1999'10/22 10-4

1999'10/24 10-5
垂水一文字にて五目釣りにでかける。日置、大泉、横山、たかな
 釣果:ガシラ、ハゲ、クロダイ、スズメダイ、メバル、ベラ

1999'10/26 10-6

1999'10/29   10-7
瑞々は里帰り中、私は貝塚で釣り



Tasting

  • ボリューム    軽□□□□■□重
  • タンニン     控□□□■□□渋
  • 甘み       辛□■□□□□甘
  • 酸味       弱□□□■□□強
  • オークの香り すっきりとした味わい、角がなく飲みやすい赤


Profile

  • 【Ownership】SMABTP Group
  • 【Region or Appellation】Saint-EmilionBordeaux > France
  • 【Wine Style】Red-Savory and Classic
  • 【Grape/Blend】Bordeaux Blend Red Wine
  • 【Blend】Merlot, Cabernet Franc
  • 【Food Pairing】Beef and Venison
  • 【Classification】Saint-Emilion Grand Cru Classes
  • 【Sweetness】Dry
  • 【Maturation】French Oaked
  • 【Winemaking】Wooden and cement vats
  • 【Ageing】12 months in French oak barrels, 40% new.
  • 【平均価格】¥5,000/750ml


Winery 

  • Château Grand Corbin は、Saint-Emilion の Grand Cru Classé のドメーヌで、Saint-Émilion の町から4キロ弱、Saint-Émilion 台地の北西部に位置している。
  • ドメーヌは1852年に設立され、 Merlot, Cabernet Franc, Cabernet Sauvignon からグランヴァンを生産している。
  • Château Corbin, Grand Corbin Despagne, Corbin-Michotte といったシャトーがあることからもわかるように、このシャトーはもともと歴史はあるが、長い間分断されてきた Corbin の地所の一部であった。
  •  歴代の所有者を経て、Château Grand Corbin の所有地は、サトウキビ農園のオーナー Guillaume Ignace Bouchereau によって購入され、彼は17世紀後半にこの地域にブドウの木を植えた。
  • 多くのドメーヌと同様、Grand Corbin もフランス革命で公的資産として没収され、多くの所有者を転々とした。 2010年からは、 Haut-Médoc の Château Cantemerle や Saint-Émilion の Château Le Jurat など、Bordeaux の複数のシャトーを所有するグループ SMABTP がドメーヌを所有している。
  • 2012年、グループの隣接ドメーヌの Château Haut Corbin が Grand Cru Classéに格付けされた事により、2つのドメーヌは1つのラベル Ch.Grand Corbin に統合された。
  • ブドウ畑は29ヘクタールあり、Merlot70%、Cabernet Franc25%、Cabernet Sauvignon5%を栽培している。 ブドウの木の平均樹齢は40年で、土壌は主に青い粘土の上に軽い砂が重なっている。
  • Les Charmes de Grand Corbin というラベルのセカンドワインも、同じブドウ品種から造られている。年間約10万本の Grand vin と Second wine 約7万5000本生産されている。

  • Saint-Emilion 地区と Pomerol 地区との境界沿いにある Corbin 台地にはシャトー名に Corbin が付くシャトーが五つ有ります。
    1. Ch.Corbin
    2. Ch.Corbin Michotte
    3. Ch.Grand Corbin
    4. Ch.Grand Corbin Despagne
    5. Ch.Haut Corbin(2012年、Ch.Grand Corbin に統合される)
    産出されるワインの味わいは、ポムロール地区に似ていて黒系果実の完熟感が特徴でジューシーという言葉がピッタリです。


Wine 雑学

AOC(AC)ワイン
  • AOCとは Appellation d'Origine Controlee (原産地統制呼称制度) の略
  • フランスの伝統的なワイン産地には、使っている葡萄品種や栽培方法、醸造方法などにそれぞれ固有のスタイルがあり、そのような産地の個性を守るための法的な規制です。
  • 1935年にフランスで制定され、INAO(国立原産地名称研究所)が管理をしています。
AOC と AC の使い分け
  • AOCが正確な表現で、「AC」は、「AOC」の表現が何度も続く場合に簡略化して言う場合。
  • 原産地とあわせて言う場合には、「AC」を使う。例としてAC.Bourgogne との表示は Bourgogneが「O」に当たる原産地なのでACを使っています。

Chateau system
  • Chateau system とは、ボルドーの特有の制度として「シャトー名をラベルに表示」したワインを市場に出すための条件を決めた制度です。
  • ボルドーワインは「シャトー・ワイン」と「ゼネリック・ワイン」に分けられる。
「Chateau Wine」
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
  • 自己の葡萄畑で栽培した葡萄のみを使用する
  • 自分の醸造所でワインに仕込む
  • 自分のところで樽貯蔵する
  • 自分のところで瓶詰めを行う
  • Chateau Wine の中でも常に高品質ワインを造っているシャトーには公的「格付け」がなされておりラベルには「Cru Classe」と表示し区別している。

「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
  • ボルドーの大手酒商(メーカーやネゴシアン)が、その地区や村の葡萄や樽酒を買い集め、混醸したワインを言う。 当然ながら他の地区や他の村の葡萄や酒を混ぜることは出来ません。
  • ワインはその地区や村の性格を反映し、AOCの規定に従った一定の水準以上のものでなければならない。 
 ラベル表示はAOCにのっとって3種類に分けられる。
  1. ボルドー全域のもの「Bordeaux」
  2. 地区のもの「Medocや Graves・・・・」
  3. 村のもの「MargauxやSt-Emilionなど」。これはセミ・ゼネリックとワンランク上の呼び方をする。


St-EmilionのAC
  • 地理に St-Émilion とその北方を取り囲む St-Émilion衛星AOC がある。そして、St-Émilion は同一地域の中には St-Émilion Grands Crus と言う別のACを持っています。
St-Émilion Grands Crus のラベル表示について。
  • Classeの付かないこの「Grands Crus」表示のワインは、定められた畑ではなくワインの品質によって選ばれており定期的に検討される。
  • 基本収穫量、官能検査、12ヶ月以上の熟成、シャトー瓶詰などが義務付けられ約200ほどのシャトーが指定されている。
  • このAC表記のワインは「Grands Crus」の付かない村名ワインの「Saint-Emilion」より、若干上質と言う程度の理解の仕方が妥当と思われますので生産者を重視してください。


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  •  https://longstay-wine.blogspot.com/

この記事は以下のような人におすすめです!
  • ワイン購入に失敗したくない人
  • ワイナリーの物語を知って飲みたい人
  • ワインの知識を深めたい人


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おまけ
ワインはデリケートな生き物で飲む時の温度が大事です。そして、素晴らしい味を表現させるためにも保管する温度や湿度などに気を配ることが必要です。
とは言うものの高額のワインセラーを購入し個人で熟成させるにはやはりリスクが伴います。
私は1〜2年の保管用に大型のワインセラーを使用していますが本気で長期熟成(5~10年)を試みるワインは実績のある寺田倉庫(株)のレンタルセラーを利用しています。あらゆるリスクとコストを考えてみても割安感があります。

更にWineは投資対象になります。その場合、保存を如何にしていたかが大事な要素になります。個人の保存では信頼が薄いです。やはり実績の有る専門業者に預けるのがベストです。

実績と信頼の寺田倉庫
 基幹事業の保存保管事業では、ワイン、アート、映像フィルムなど、各商材に適した温湿度管理による保管と、倉庫会社の枠を超えた新規事業を展開しています。
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趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

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