Saint-Émilion の La Mondotte, Clos de L'Oratoire, Château Peyreau 等が兄弟シャトーです。
Wine étiquette
Tasting
- ボリューム 軽□□□□□■□重
- タンニン 控□□□□□■□渋
- 甘み 辛□□□■□□□甘
- 酸味 弱□■□□□□強
- 少し枯れ葉、レザー、ドライカシス、スミレ、酸味が程よくしっかり。
Profile
- 【Ownership】Stephan von Neipperg
- 【Region or Appellation】Saint-Emilion Grand Cru > Saint-Emilio > Bordeaux > France
- 【Classification】Saint-Emilion Premier Grand Cru Classé B
- 【Wine Style】Red-Savory and Classic
- 【Grape/Blend】Bordeaux Blend Red Wine
- 【Blend】Merlot, Cabernet Franc, Cabernet Sauvignon
- 【Food Pairing】Beef and Venison
- 【Sweetness】Dry
- 【Maturation】French Oaked
- 【Alcohol ABV】13%-14.5%
- 【Avg. Price 】¥15,000/750ml
Winery
Von Neipperg 伯爵家紋
- Château Canon La Gaffelière は、 Bordeaux 地方北東部の Saint-Émilion 地区にある、高く評価されている Premier Grand Cru Classé のワイン醸造所です。このシャトーは、そのエレガントさと繊細さで知られるワインと同様に、オーナーの Stephan von Neipperg 伯爵でも知られています。この醸造所とシャトーは Saint-Émilion の町のすぐ南に位置し、2012年に Premier Grand Cru Classé に昇格しました。
Château Canon La Gaffelière の19.5ヘクタールのブドウ畑は、粘土石灰質と粘土砂質の土壌が混在しており、表土は主に砂質です。これらの特徴は、ここに植えられているブドウ品種によく適しており、ブドウ畑は Merlot50%、Cabernet Franc40%,Cabernet Sauvignon10%で構成されています。収穫時には、ブドウは手摘みされ、破砕せずに除梗され、温度管理された木製の大桶で発酵されます。その後、主に新樽で最大18ヶ月間熟成されます。
- Canon La Gaffelière estate は、19世紀には Canon Boitard と La Gaffelière Boitard という2つの別々の所有地として始まりました。これらは最終的に統合され、1971年に Von Neipperg 家によって買収されました。オーナーは畑の中に住まなければならないという信条のもと、 Neipperg 家は1983年にドイツから移住しています。
- 現在の高い評価は、1985年からシャトーを引き継いだ2代目当主の Stephan von Neipperg の努力と創意工夫によるところが大きく、彼が多大な設備投資のほか様々な試みを続けた結果ワインの品質は飛躍的に向上しました。
- 1996年から醸造責任者として起用された Stéphane Derenoncourt は、有機栽培を始めとする試みを Neipperg 伯爵 とともに推し進めました。当時は全く無名の醸造家であったが、このシャトーで積み上げた実績をもとに現在では醸造コンサルタントとして著名になり多くのプルミエ・グランクリュを手掛けています。
- 現在の所有者である Stephan von Neipperg 伯爵は、Saint-Émilion の La Mondotte, Clos de L'Oratoire, Château Peyreau に加え、ボルドー周辺の他のいくつかの醸造所も所有しています。
Last updated 09-May-2023
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Wine 雑学
AOC(AC)ワイン
AOC(AC)ワイン
- AOCとは Appellation d'Origine Controlee (原産地統制呼称制度) の略
- フランスの伝統的なワイン産地には、使っている葡萄品種や栽培方法、醸造方法などにそれぞれ固有のスタイルがあり、そのような産地の個性を守るための法的な規制です。
- 1935年にフランスで制定され、INAO(国立原産地名称研究所)が管理をしています。
- AOCが正確な表現で、「AC」は、「AOC」の表現が何度も続く場合に簡略化して言う場合。
- 原産地とあわせて言う場合には、「AC」を使う。例としてAC.Bourgogne との表示は Bourgogneが「O」に当たる原産地なのでACを使っています。
Chateau system
Chateau system
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
- Chateau system とは、ボルドーの特有の制度として「シャトー名をラベルに表示」したワインを市場に出すための条件を決めた制度です。
- ボルドーワインは「シャトー・ワイン」と「ゼネリック・ワイン」に分けられる。
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
- 自己の葡萄畑で栽培した葡萄のみを使用する
- 自分の醸造所でワインに仕込む
- 自分のところで樽貯蔵する
- 自分のところで瓶詰めを行う
- Chateau Wine の中でも常に高品質ワインを造っているシャトーには公的「格付け」がなされておりラベルには「Cru Classe」と表示し区別している。
「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
- ボルドーの大手酒商(メーカーやネゴシアン)が、その地区や村の葡萄や樽酒を買い集め、混醸したワインを言う。 当然ながら他の地区や他の村の葡萄や酒を混ぜることは出来ません。
- ワインはその地区や村の性格を反映し、AOCの規定に従った一定の水準以上のものでなければならない。
- ボルドー全域のもの「Bordeaux」
- 地区のもの「Medocや Graves・・・・」
- 村のもの「MargauxやSt-Emilionなど」。これはセミ・ゼネリックとワンランク上の呼び方をする。
Saint-Émillion の格付け(1955年制定)
- Saint-Émillion は1955年以来、公的格付けがなされていて、10年毎に見直しを計る事になっています。
- これまでに1969年、1986年、1996年、2006年、2012年、2022年の6回にわたって改訂された。
- 格付けはそれぞれのシャトーのワインの価格や地価、ブランド性に大きく影響を及ぼします。そのため、2006年の見直しでは、降格した13のシャトーのうち八つのシャトーがその公平性を巡って不服を申し立て、訴訟となる。結果、2006年の格付けは取り消しとなり、1996年の格付けの効力を2011年まで延長するという暫定措置が取られた。
- 2012年の格付けでは、Premier Grand Cru Classé A に、新たに Château Pavie と Château Angélus が加わった。それまでは、Château Cheval Blanc と Château Ausone の2つのドメーヌだけだった。また、小さなガレージワイナリーから急成長しシンデレラワインという呼び名を持つCh. Valandraud や Ch. Canon La Gaffelière など四つのシャトーが Premier Grand Cru Classé B に昇格した。
- 2022年の格付けでは、Ch. Figeac が Premier Grand Cru Classé A に昇格した。
- 1955年から頂点に立ち続けてきたPremier Grand Cru Classé A の Ch. Ausone と Ch. Cheval Blanc の2シャトーが、審査基準を理由に格付けに参加しないことを表明。
- Ch. Angelus は、共同経営者の有罪判決を受けて格付けから撤退。
- Ch. Canon La Gaffelière(Premier Grand Cru Classé B)も、格付けを辞退。
2022年のプルミエ・グラン・クリュ・クラッセに格付けされたシャトー
Premier Grand Cru Classé A
- Ch. Figeac
- Ch. Pavie
- Ch. Beau-Sejour-Becot
- Ch.Beausejour Duffau Lagarrosse
- Ch. Belair-Monange
- Ch. Canon
- Ch. Canon La Gaffelière
- Ch. Larcis-Ducasse
- Ch. Pavie-Macquin
- Ch. Troplong-Mondot
- Ch. Valandraud
- Clos Fourtet
- La Mondotte
- Ch. Trottevieille
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