変化する事の良し悪し・祝日法も変やな

2025年5月14日水曜日

つぶやき

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何か世の中が変化していくような感じが世相から伝わってきます。
変化には変わって良い事と悪い事が有ると思うんですよね。古くから伝わっている習慣の変化なんかはどちらに入るんでしょうかね?。

例えば1月15日の祭日「成人の日」をずらしたのはどうかな?
 1872年(明治5年)に新暦が採用されたことにより、元日から松の内(お正月の松飾りを飾っておく期間)までを「大正月(おおしょうがつ)」、15日を「小正月」と呼ぶようになりました。

私のなかではこの日は、正月に飾っておいた門松やしめ飾り、書き初めや前年のお札などを集めて盛大に燃やす「どんど焼き」の日、が「成人式」と頭に埋め込まれています。
その「成人式」も2000年にハッピーマンデー制度が導入され、「1月の第二月曜日」に変更されました。

古来より男子が成人になった証の「元服(げんぷく)」の儀式が、旧暦の元日(新暦の小正月)に行われていたことに由来し1月15日を国民の祝日としたわけですが、新制度ハッピーマンデー制度の導入によって元々の儀式の意味が薄れた。

日本人の精神的な面を含む事は変えてはいけない見本の様な気がします。私の子供の頃は祝日を旗日とも言ってました。今も言うのかな?
旗日ですから当然のように国旗を掲げるし玄関には新築時から旗竿の受け金具が設置されてい
ました。
余談ですが我が家では、旗かけは子供の仕事でした。いつ頃から国旗を掲げる習慣がなくなったのかなっていうか、それ以前に国旗が家庭から消えました。
私は衆議院議長を努めた原健三郎衆院議員の選挙区だったのですが、成人式に国旗が議員事務所から送られて来ました。

祝日法で「自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを「国民の祝日」と名づける」とあります。

祝日は、それぞれに意味が有って日が定められています。
それを連休を増やす事を目的として他の休みと連結するために祝日を移動するなんてなんと愚かなことを日本はするんでしょうか。

識者と言う人は頭が凝り固まってるんですね。良い知恵が浮かばなければ世界を見よです。お隣の台湾では、実に賢い方法を採っています。

日本は、直近の体育の日(新;スポーツの日)の祝日を例にとると、カレンダー通りなら10/7(土) 10/8(日) 10/9(月) 10/10(祝日 )となり3連休になりません。そこで祝日を10/9に移動させて7日〜9日の三連休にしてるんですね。

台湾流にすれば10/9(火)を振替休日にするために前の週の土曜日を労働日にします。そうすれば10/7(土) 10/8(日) 10/9(振替休日) 10/10(祝日)となり4連休出来上がりです。こうすれば祝日の意味も守られ連休が増え労働者も喜ぶ、経営者も労働時間が少なくなるわけでは無いので異論がない。
台湾人は頭が柔らかいっていうか頭がええわ。

いくつかの祝日は日の設定から曜日に設定変更されてますが、例えば、体育の日(新;スポーツの日)の祝日は、日本が戦後復興し高度成長に向かう1964年(昭和39年)に第一回東京オリンピックの開会式を10月10日に行った歴史が大事なんですよね。
TVを観ていると若者なんてアジアで最初にオリンピックを開催した国で、しかも2020年の開催は2回目だったと言うことすら知らないもんね。
これでは日本に誇りを持たれへんよな。





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自己紹介

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趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

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