この産地のワインの受賞数でトップ10に入る人気のワインです
Wine étiquette
Tasting
- ボリューム 軽□□□□□□□■□□重
- タンニン 控□□□□□□■□□□渋
- 甘み 辛□□■□□□□□□□甘
- 酸味 弱□□□□□□■□□□強
- 開けてすぐ開くメルロー主体の少し熟成が入った飲みやすいワイン。赤い果実、タンニン控えめのメルローっぽい柔らかさ。
Profile
Ch.Moulin Haut Laroque
- 【Ownership】 Hervé 家(Fronsac村のリーダー的存在)
- 【Region or Appellation】Fronsac > Bordeaux > France
- 【Wine Style】Red-Savory and Classic
- 【Grape/Blend】Bordeaux Blend Red Wine
- 【Blend】Merlot, Cabernet Franc, Cabernet Sauvignon, Malbec
- 【Food Pairing】Beef and Venison
- 【Alcohol ABV】14.5%
- 【Sweetness】Dry
- 【Avg. Price 】¥5,000 / 750ml
- 【Maturation】Oaked
- 【セカンドラベル】Ch.Hervé-Laroque
Winery
- 1977年から Hervé 家が所有する Ch. Moulin Haut-Laroque は、ボルドー地方の北東にある Fronsac 地域にあります。で、とても評判の良いワインを作っています。
- Merlot 主体の高級ワイン Ch.Moulin Haut Laroque とセカンドワイン Ch, Hervé Laroque を造っています。
- ワイン製造は1890年代から行われていた様で、いくつかのボトルが未だ Hervé 家のセラーに残っています。
- Libourne から北西へ車でわずか10分の場所に、粘土と石灰岩の土壌に16haのブドウ畑を所有しています。Merlot (65%), Cabernet Franc(20%), Cabernet Sauvignon (10%) Malbec(5%)が植えられています。平均樹齢は45年ですが、Malbec の中には100年以上前に植えられたものもあります。
- この植栽比率は Grand vin である Ch.Moulin Haut Laroque のブレンド比率によく表れています。セカンドラベルCh. Hervé Laroque は、通常 Merlot 80%、 Cabernet Franc 15%、 Cabernet Sauvignon 5%のブレンドです。
- 収穫と選別はすべて手作業で行われ、その後、ブドウは除梗され、重力システムを使ってタンクに移されます。シャトーでは、グラン・ヴァンとセカンドワインの両方をフランス産オーク樽で熟成させます。 Château Moulin Haut-Laroque は、約18ヶ月間、35%の新樽で熟成されます。
- Hervé 家が Moulin Haut-Laroque(Bordeaux Supérieur 地方)の北に取得した9haの畑の Merlot 100%で三番目のワイン Ch. La Communion を造っています。このワインは、瓶詰めする前に、12ヶ月間樽の中で熟成されます。
- 白ワインの The white Blanc de Ch, Moulin Haut Laroque も少量生産されています。0.4haの畑からの Sauvignon Blanc 100%で造られ発酵はタンクで行われ、その後、100%新樽のオーク樽で6ヶ月間熟成されます。
- 近年、人気マンガ『神の雫』に2006年の Château Moulin Haut-Laroque が登場し、日本に於いてこの醸造所は有名になりました。
- ワイナリーはワイン製造による環境への影響を軽減することを目的とし「C.I.V.B.」と協力してプロセスを評価および管理しています。※C.I.V.B.(Conseil Interprofessionnel du Vin de Bordeaux)=ボルドーワイン委員会
Last updated 10-Dec-2024
Bordeaux 地域
- ボルドーはフランスのAOCワインの約4分の1に当たる膨大な量のワインを産出しています。質においても並酒から最高級ワインに至るまで有る幅広く多彩な銘醸地域であります。
- Libourneの街は、ドルドーニュ川に面し、古くから、ボルドーを経由せず、直接ガロンヌ河を通って北方の国々と交易をしてきた。そのため、アングロ・サクソン系の人々はこのあたりを「右岸」とよんで区別していた。
- ボルドーが英国との結びつきが強いのに比べ、この地域のワインは英国以外の北方諸国との結びつきが強く、 ワイン生産とその交易は自立して発展してきた。
- 中世の巡礼路にありボルドーとは異なる歴史的背景を持っているので、自然条件の違いと共に、ユニークな性格のワインを生んでいる。
- 粘土質を含んだ軟質砂岩の土壌とドルドーニュ川が造った変化に富んだ地形、それに、ガロンヌ河左岸に較べ、それ程強くない海洋性の気候とが相俟って、ボルドーワインの中でも得意な性格を形造くっている。
- メルローの柔らかさを特徴とするそのワインは、ボルドーの中でも最もアルコールがしっかりとしていて豊満である。長期熟成も可能だが、若い内からも楽しむことが出来る。
- サンテミリオンの東にわずか数マイルのところにあるフロンサックには、森と丘で構成された絵のように美しい風景があり数百年前はフランスの貴族が愛した歴史があります。
- このアペラシオンはメドック、ポムロール、サンテミリオンの高価格ワインに代わる手頃な価格のワインを提供しています。
Wine 雑学
AOC(AC)ワイン
- AOCとは Appellation d'Origine Controlee (原産地統制呼称制度) の略
- フランスの伝統的なワイン産地には、使っている葡萄品種や栽培方法、醸造方法などにそれぞれ固有のスタイルがあり、そのような産地の個性を守るための法的な規制です。
- 1935年にフランスで制定され、INAO(国立原産地名称研究所)が管理をしています。
- AOCが正確な表現で、「AC」は、「AOC」の表現が何度も続く場合に簡略化して言う場合。
- 原産地とあわせて言う場合には、「AC」を使う。例としてAC.Bourgogne との表示は Bourgogneが「O」に当たる原産地なのでACを使っています。
Chateau system
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
- Chateau system とは、ボルドーの特有の制度として「シャトー名をラベルに表示」したワインを市場に出すための条件を決めた制度です。
- ボルドーワインは「シャトー・ワイン」と「ゼネリック・ワイン」に分けられる。
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
- 自己の葡萄畑で栽培した葡萄のみを使用する
- 自分の醸造所でワインに仕込む
- 自分のところで樽貯蔵する
- 自分のところで瓶詰めを行う
- Chateau Wine の中でも常に高品質ワインを造っているシャトーには公的「格付け」がなされておりラベルには「Cru Classe」と表示し区別している。
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
- ボルドーの大手酒商(メーカーやネゴシアン)が、その地区や村の葡萄や樽酒を買い集め、混醸したワインを言う。 当然ながら他の地区や他の村の葡萄や酒を混ぜることは出来ません。
- ワインはその地区や村の性格を反映し、AOCの規定に従った一定の水準以上のものでなければならない。
- ボルドー全域のもの「Bordeaux」
- 地区のもの「Medocや Graves・・・・」
- 村のもの「MargauxやSt-Emilionなど」。これはセミ・ゼネリックとワンランク上の呼び方をする。
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- ワイナリーの物語を知って飲みたい人
- ワインの知識を深めたい人