シャトー支配人 Pierre Lurton さんのサイン入ボトルです。
Wine étiquette
Tasting
- ボリューム 軽□□□□□□□■□□重
- タンニン 控□□□□□□■□□□渋
- 甘み 辛□■□□□□□□□□甘
- 酸味 弱□□□□□□■□□□強
Profile
Château Cheval-Blanc
- 【Ownership】Albert Frère and Bernard Arnault
- 【Management】Pierre Lurton
- 【Region or Appellation】Saint-Emilion > Bordeaux > France
- 【Classification】1955年以来 Premier Grand Cru Classé A に君臨していたが、2022年に格付けに参加しないことを表明
- 【Wine Style】Red-Savory and Classic
- 【Grape/Blend】Bordeaux Blend Red Wine
- 【Blend】Cabernet Franc, Merlot, Cabernet Sauvignon
- 【Food Pairing】Beef and Venison
- 【Sweetness】Dry
- 【Maturation】French Oaked
- 【Alcohol ABV】12%-15%
- 【Avg. Price 】¥110,000/750ml
Winery
- Ch. Cheval Blanc は、Bordeaux 地方北東部の Saint-Émilion 地区にある、非常に高く評価されているワイン醸造所です。世界で最も有名な Cabernet Franc 主体のワインであることは間違いありません( Merlot もほぼ同量で使われることが多い)。
- Grannd vin は、果実味が豊かで濃厚、そして重厚な味わいです。飲み頃になるまで10年ほどの熟成が必要で、最高のヴィンテージは半世紀以上も持ちます。
- この醸造所のセカンドワインは、Le Petit Cheval です。
- ブドウ畑は、Pomerol (隣人は La Conseillante) との境界にある地域の北西に位置し、45区画に分かれた39haの広さです。植えられているブドウ品種は、Cabernet Franc 約52%、Merlot 43%、Cabernet Sauvignon5%となっています。
- この地域のほとんどのブドウ畑は、水を通さない堆積岩の上に粘土質か砂利質のどちらかの土壌ですが、Cheval Blanc は、ほぼ同じ割合で2種類の土壌が混ざり合っている珍しい場所です。珍しいブドウの植え付け割合は、その土地の特性 terroir(テロワール)を反映しています。
- 粘土質の土壌からは、ビロードのようなタンニンを持つベースワインが生まれ、砂利質の土壌からは、より香り高くエレガントなベースワインが生まれます。
- この場所では14世紀からブドウが栽培されていましたが、現在の形になったのは19世紀です。その時、中心となる区画に、近くの Figeac の畑から購入した土地が加えられています。その後、植え替えが行われ、珍しい-Merlot と Cabernet Franc が半分ずつの割合となりました。
- Cheval Blanc は、1862年のロンドン万国博覧会で初めてメダルを獲得しました。これが名声を築き、Médoc の第一級シャトーに匹敵する価格帯で取引される、一連の成功の始まりとなった。この成功が、敷地内に château(城)を建設する道を開きます。
- 1955年の Saint-Émilion の最初の格付けで、Premier Grand Cru Classé A の最高ランクの評価を受けますが、1955年から Premier Grand Cru Classé A の頂点に立ち続けてきた Ch. Ausone と Ch. Cheval Blanc の2シャトーですが、2022年に審査基準を理由に格付けから離脱したことで有名です。
- 166年間続いた家族経営の後、1998年に高級ブランドグループ LVMH のトップ Bernard Arnault と、故アルベール・フレール男爵(ベルギーの億万長者投資家、故Baron Albert Frère が共同でこの Estete を購入しました。
- 2011年に壮大な新しい地下貯蔵庫がオープンしました。そこには、畑の区画ごとに異なるサイズの52個のコンクリート製の発酵槽(ステンレス製から変更)が設置されています。
- 最高品質のワインは、さまざまな樽製造業者による新しいオーク樽で16ヶ月から18ヶ月熟成されます。
- 年間生産量は合計8万本です
Last updated 06-Jun-2023
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Wine 雑学
AOC(AC)ワイン
ボルドーの特有の制度 Chateau system
- AOCとは Appellation d'Origine Controlee (原産地統制呼称制度) の略。
- フランスの伝統的なワイン産地には、使っている葡萄品種や栽培方法、醸造方法などにそれぞれ固有のスタイルがあり、そのような産地の個性を守るための法的な規制です。
- 1935年にフランスで制定され、INAO(国立原産地名称研究所)が管理をしています。
- AOCが正確な表現で、「AC」は、「AOC」の表現が何度も続く場合に簡略化して言う場合。
- 原産地とあわせて言う場合に「AC」を使う。 AC.Bourgogne の Bourgogneが「AOC」の「O」に当たる原産地名となります。
ボルドーの特有の制度 Chateau system
- ボルドーの特有の制度として「シャトー名をラベルに表示」したワインを市場に出すための条件を決めた制度です。
- ボルドーワインは「Chateau Wine」と「Generic Wine」に分けられる。
- シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
- 自己の葡萄畑で栽培した葡萄のみを使用する
- 自分の醸造所でワインに仕込む
- 自分のところで樽貯蔵する
- 自分のところで瓶詰めを行う
- Chateau Wine の中でも常に高品質ワインを造っているシャトーには公的「格付け」がなされておりラベルには「Cru Classe」と表示し区別している。
- シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
- ボルドーの大手酒商(メーカーやネゴシアン)が、その地区や村の葡萄や樽酒を買い集め、混醸したワインを言う。 当然ながら他の地区や他の村の葡萄や酒を混ぜることは出来ません。
- ワインはその地区や村の性格を反映し、AOCの規定に従った一定の水準以上のものでなければならない。
- ラベル表示はAOCにのっとって3種類に分けられる。
- ボルドー全域のもの「Bordeaux」、地区のもの「Medocや Graves・・・・」、「MargauxやSt-Emilionなど」村名表記されたものは、セミ・ゼネリックとワンランク上の呼び方をする。
Saint-Émillion の格付け(1955年制定)
- Saint-Émillion は1955年以来、公的格付けがなされていて、10年毎に見直しを計る事になっています。
- これまでに1969年、1986年、1996年、2006年、2012年、2022年の6回にわたって改訂された。
- 格付けはそれぞれのシャトーのワインの価格や地価、ブランド性に大きく影響を及ぼします。そのため、2006年の見直しでは、降格した13のシャトーのうち八つのシャトーがその公平性を巡って不服を申し立て、訴訟となる。結果、2006年の格付けは取り消しとなり、1996年の格付けの効力を2011年まで延長するという暫定措置が取られた。
- 2012年の格付けでは、Premier Grand Cru Classé A に、新たに Château Pavie と Château Angélus が加わった。それまでは、Château Cheval Blanc と Château Ausone の2つのドメーヌだけだった。また、小さなガレージワイナリーから急成長しシンデレラワインという呼び名を持つCh. Valandraud や Ch. Canon La Gaffelière など四つのシャトーが Premier Grand Cru Classé B に昇格した。
- 2022年の格付けでは、Ch. Figeac が Premier Grand Cru Classé A に昇格した。
- 1955年から頂点に立ち続けてきたPremier Grand Cru Classé A の Ch. Ausone と Ch. Cheval Blanc の2シャトーが、審査基準を理由に格付けに参加しないことを表明。
- Ch. Angelus は、共同経営者の有罪判決を受けて格付けから撤退。
- Ch. Canon La Gaffelière(Premier Grand Cru Classé B)も、格付けを辞退。
2022年のプルミエ・グラン・クリュ・クラッセに格付けされたシャトー
Premier Grand Cru Classé A
- Ch. Figeac
- Ch. Pavie
- Ch. Beau-Sejour-Becot
- Ch.Beausejour Duffau Lagarrosse
- Ch. Belair-Monange
- Ch. Canon
- Ch. Canon La Gaffelière
- Ch. Larcis-Ducasse
- Ch. Pavie-Macquin
- Ch. Troplong-Mondot
- Ch. Valandraud
- Clos Fourtet
- La Mondotte
- Ch. Trottevieille
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