De Sousa の flagship Champagne ”Cuvée 3A Brut”

2025年3月9日日曜日

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Cuvée 3A Brut

flagship  Champagne 

Cuvée 3A Brut

  • ボリューム   軽□□□□□□□■□□重
  • 発泡性        弱□□□□□□□□■□強
  • 酸味      まろやか□□□□□□□■□□シャープ
  • キレのいい酸味と香りも強め。硬い味わい。
  • structure とは、甘味、酸味、タンニン(渋み)、アルコールなどの要素で造られる、ワインの味わいの骨格の事。アルコールや酸味等がバランス良く、多く存在していると、骨格=ストラクチャーがしっかりしている、と表現される。
  • note とは、白ワインでよく使われる表現で 例えるならば、花に直接鼻をつけた時の香りではなく、お花畑で全体的に香る『花の香り』の様な柔らかい香りを表現する時に使われます。
  • nose とは、テイスティングの際に鼻で感じた香りの事。

profile

Cuvée Louise

  • 【Ownership】De Sousa
  • 【Region・Appellation】※Champagne Brut > Champagne > France
  • 【Wine Style】※Sparkling - Complex and Traditional
  • 【Grape / Blend】 ※ Champagne Blend
  • 【平均価格】¥9,000 / 750ml 
  • 【Food Pairing】Shellfish, Crab, Lobster
  • 【Alcohol ABV】12.5%
  • 【Method】Traditional Method
  • 【Dosage】Brut
  • 【Sweetness】Dry
  • ブドウは、Avize村50%、Ay村25%、Ambonnay村25%です。リリースによって、 Brut あるいは Extra brut と表示される。
公式Champagne の甘さレベル
 Doux ;最低50grams/Per liter
 Demi-sec ;33–50g/L
 Sec ;17–35g/L
 Extra-Sec / Extra Dry ;12–20g/L
 Brut ; 0–12g/L
 Extra Brut ;0–6g/L
 Brut Nature/Zero ;0–3g/L
 現在は、Brut,Extra Brut,Brut Nature が人気です。


winery

  • De Sousa は Grands Crus の Avize 村に本拠地を置く、ミネラル感溢れる繊細なスタイルで高い評価を受ける家族経営のレコルタン・マニュピュラン(RM)です。
  • De Sousa は、 Grands Crus の Avize 村を中心に、Cramant村、Oger村にも畑を所有しています。
  • 第一次世界大戦後、ポルトガルからの移民である Manuel De Sousa が Avize 村でブドウ栽培を始めたことが起源です。その後、 Manuel の息子が Champagne 造りを始め、Maison De Sousa の基礎を築きました。
  • 3代目当主 Éric De Sousa は14歳の時から父親のもとで Champagne 造りを学び、1986年に当主となります。Éric De Sousa は、品質向上に尽力し Maison De Sousa の評価を飛躍的に高めました。1999年からは、ビオディナミ農法を導入し、自然環境に配慮したワイン造りを行い、家族経営ならではの丁寧な仕事と、高品質な Champagne が評価されています。
  • 2004年、Éric De Sousa は、妻のミシェルとともに「女性らしさを感じる美しい Champagne を造り出したい」という思い込め自身の母親の名を冠した Zoémie De Sousa を設立しました。
  • 2023年1月に Éric 氏は他界されましたが、現在では子供達がその意思を継ぎ家族の情熱とテロワールへの敬意が込められた、高品質な Champagne を生み出す Maison として、世界中の愛好家から支持されています。
  • Avize 村は、Chardonnay の銘醸地 Côte des Blancs の中でも最も繊細なチョーク質土壌を持つことで知られており、土壌の20cm下にチョーク質の岩盤があります。さらにその堆積過程は他の村と異なり、この村の土壌でしか発見できない古代化石が含まれているのが特徴。これが De Sousa のシンボルにもなっています。この古代化石を含む繊細な土壌によって生み出される Champagne は、エレガンスとミネラル感が魅力です。


Champagne

  • Champagne 地方は、パリの北東約150Kmに位置し、フランスのワイン産地としては、最も北にある(北緯50度)。
  • 平均気温約10度Cで、葡萄栽培にとっては厳しい気象条件である。
  • この地方には北側に背の高い森林があり、冬の冷たい北風と霜を防ぎ、 マルヌ川から立ち昇る水蒸気の湿度がその厳しさを緩和している。とは言え、冷害や日照不足による影響は大きく、不作の年のワイン生産は4分の1になってしまうこともある。
  • 土壌は、シャブリと同質のキンメリジャンと呼ばれる石灰岩の混ざった泥土質で、 この水はけの良い白い土壌が、乏しい日光を反射、吸収し、葡萄の成育を促している。(シャンパーニュとは、白い土壌の平野を意味する)
  • 「シャンパン」とは、このシャンパーニュ地方の限定された地区で栽培された葡萄を使い、葡萄の品種や製法などワイン法に規定された条件を満たした「発泡ワイン」のみを言い、この条件を満たしていないものは「シャンパン」を名乗ることは出来ない。
  • この地方の中心地は、Reims 市と Epernay 市。Reims 市のノートルダム大聖堂はゴシック建築の傑作で世界遺産にも登録されている。現在は、発泡性ワインの産地だが、17世紀後半までは非発砲ワインのみの産地であった。
  • シャンパーニュのカーヴは、ブドウ畑の下層にあり、その下層土壌は石灰岩で、ワインの熟成にはうってつけの条件を備えている。
  • 深さ10~50mの石灰岩に掘られたカーヴの中は、光も音も届かず、8~12度の気温で湿度も一定である。
  • Reims と Epernay  の地下のカーヴは、端から端まで、どちらも300km以上もの長さがあり膨大なワインが熟成の時を過ごしている。
  • 大手メゾンの中には、カーヴが数十キロに及ぶものもあって、カーヴの中を電動車を使って移動している。
  • Reims の地下には、古代ローマ時代に道路や町の建設のために使ったチョークの採石場の跡のカーブが残っていて、それをそのまま使っている。歴史的記念物にも指定されている。

※ 脚注

※Champagne Brut
  • フランス北部の Champagne 地方の辛口の  Sparkling wine です。白とロゼの両方で、Brut にすることができます。
  • 通常は Chardonnay, Pinot Noir, Pinot Meunier で造られています。その他、Pinot Blanc, Pinot Gris, Petit Meslier, Arbane を使う事も可能です。
  • フランス語の brut は「生」と訳され、この意味で dosage 時に甘さ投与量を大幅に追加せずに販売されたワインを示します。現在、「Brut Nature」「Zero Dosage」という用語は、投与量がまったくないシャンパンを示すために使用されています。
  • Brut wines は「non-vintage」「vintage Champagne」そして「Blanc de Noirs」「Blanc de Blancs」で可能です。そして、Brut バージョンが一般的です。
  • Champagne wine の法律では、Brut wines は、砂糖は 15g/1L 未満とされています。
  • Champagne house Perrier-Jouët が1846年のヴィンテージを無糖ワインにし、英国市場に出しました。このドライな無糖スタイルがすぐに人気を博し、今では  Brut Nature として定義されています。
※Champagne Blend
  • Pinot Noir, Chardonnay, Pinot Meunier から造られた  sparkling wine を指します。フランス北部の Champagne 地方が最も有名です。
  • Champagne AOC は Pinot Noir, Chardonnay, Pinot Meunier, Pinot Gris, Pinot Blanc, Petit Meslier,  Arbane の7種類を許可していますが、後者の4種類は使用されていません。
  • 新世界では、ほぼ同じ量の Pinot Noir, Chardonnay で生産しています。
  • Champagne での栽培に選ばれたブドウは、フランス北部の涼しい大陸気候で熟す可能性が最も高いブドウです。北緯49度の Champagne は、世界で最も北にあり、最も寒いブドウ栽培地域の1つです。その成長期の平均気温は、California, Tasmania, Marlborough, Western Cape 地域よりも数度低くなっています。
  • Champagne の寒い秋は、ブドウを完全に熟成させ、発酵を完全に完了することを困難にします。
  • Pinot Noir は structure を加え、特定のベリーフルーツの香りをブレンドにもたらし、Chardonnay はワインを肉付けし、特にベースワインをオークで熟成する場合に必要な要素をもたらします。
  • Champagne の vineyard において、より広く植栽されている Pinot Meunier は、ワインの重要な構成要素というよりは霜害のリスクを回避する手段です。早期に芽と花を咲かせ熟します。これは Pinot Meunier の風味の欠如を補う以上の利点です。これが、新世界の温暖な地域の「Champagne Blend」に Pinot Meunier を必要としない理由です。
  • Alsace と Burgundy の Crémant wine、Italy の Franciacorta、Spain の Cava などもChampagne blend のカテゴリーです。
※Sparkling-Complex and Traditional
  • バターから焼きりんごやトーストまで、このスタイルはヴィンテージのシャンパンやその他の世界中の熟成スパークリングワインに共通しています。(Brioche,Yeasty,Hazelnut,Fine bead,Baked apple,Butter,Vanilla など)

Champagne 雑学

Sparkling wine の製法に使われる用語
  • Methode Champenoise は、シャンパーニュ地方でのみ使用できる。
  • Remuageとは、瓶内二次発酵の後に瓶の底に沈んでいる滓を瓶の口に集める作業。熟成時に横に寝かされていたボトルを少しずつ左右に回しながら瓶口を下にして倒立させ、澱を瓶口の栓の近くに集める工程。
  • disgorgement とは、Remuage によって瓶口に集められた澱を取り除く作業。
  • dosage とは、disgorgement の後に目減りした液量を補うとともに糖度の調整を目的としてリキュールを加えること。
  • RM(レコルタン・マニピエラン)は、自社畑のブドウだけでその畑の特徴を活かした Champagne を造り出生地の村名を冠して販売している
  • Gross lees(赤ワインの瓶底に沈殿する大きな澱)
  • Fine lees(シャンパンやブルゴーニュの白ワインのように瓶内熟成するときに登場するのが細かい粒子状の粕です)
  • NV(Non-vintage)とは、ワイン原料のブドウの収穫年のあるなし。黒・白系の葡萄、異なる村、異なる年のものの混醸。甘口から辛口まである。年号表示無し。
Champagne 購入の基礎知識
  1. Champagne 地方の格付けは醸造業者ではなく村単位に決められている。格付けは上から Grands Crus,Premiers Crus,Autres Crus,の3分類でブドウ価格を決める為のものです。
  2. Grands Crus のラベル表示は、Grand Cru 畑の葡萄100%で造ったという意味を持っている。
  3. 大手メゾン(生産者)の Champagne は、ブレンドの技を売物として複数の村のブドウを混ぜて造ります。よって Grands Crus のラベル表示は殆ど見当たらない。
  4. 自らが醸造・瓶詰め・販売を行うRM(レコルタン・マニピュラン)は、自社畑のブドウだけでその特徴を活かしたシャンパンを造るのでブドウ出生地の村名を冠して販売している。
  5. シャンパンの生産者は、ブドウの栽培からワインの製造・販売まで、その関わり方によっていくつかのカテゴリーに分類されます。それぞれのカテゴリーを示すラベルの略称は、シャンパンのボトルに表示することが義務付けられています。生産者業態の代表的なものに、NM (ネゴシアン・マニュピュラン)、RM (レコルタン・マニュピュラン)、CM (コーペラティブ・マニュピュラン)があります。
  6. Champagne 購入ではブランド名を重視してください。更に詳しくは「フランスワイン Champagneの知識」をご覧ください。
Champagne 代表的メーカ
 NM/Negociant-Manipulant :ブドウを購入して製造・販売する生産者                
  ★★★ Krug クリュッグ
  ★★  Salon サロン
  ★★  Veuve Cliquot Ponsard ヴーヴ・クリコ・ポンサルダン
  ★   Moet Chandon モエ・シャンドン
  ★   Taittinger テタンジュエ
  ★   Pommery ポメリー
  ★   G.H.Mumm マム
  ★   Perie Jouet ペリエ・ジュエ 
  ★   Louis Roederer ルイ・ロデレール
  ★★★ Bollinger ボランジェ
  ★★  Pol Roge  ポール・ロジェ
  ★★  Billecart-Salmon ビカール・サルモン  
  ★★  Deutz ドゥーツ 
  ★★  Joseph Perrier ジョセフ・ペリエ
  ★   Henriot アンリオ
  ★   Alfred Gratien アルフレッド・グラティアン 
  ★   Charles-Heidsick シャルル・エードシック
  ★   Duval-Leroy デュヴァル・ルロワ
  ★   Lamson ランソン
  ★   Laurent-Perrier ローラン・ペリエ
  ★   Ruinart ルイナール 
   
 RM/Récoltant-Manipulant :自社畑のブドウのみで製造・販売する生産者
  ★★ Jacques Selosse ジャックス・セロス
  ★★ Egly Ouriet エグリ・ウーリエ
  ★★ De Sousa ド・スーサ
  ★  Gatinois ガティノワ
  ★  Paul Bara ポール・バラ





 この記事は以下のような人におすすめです!
  • ワイン購入に失敗したくない人
  • ワイナリーの物語を知って飲みたい人
  • ワインの知識を深めたい人




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趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

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