生産されたワインのほとんどは自家消費されているため、殆ど市場に出回ることが無い希少ワインです。
Wine étiquette
Tasting
- ボリューム 軽□□□□□□□□■□重
- タンニン 控□□□□□□□■□□渋
- 甘み 辛□■□□□□□□□□甘
- 酸味 弱□□□□□□□■□□強
- タンニン、ベリー、カラントがあり、ストラクチャーがしっかりしている。 レザー、オーク、タバコのニュアンス。
Profile
Ch.Dassault
- 【Ownership】Laurent Dassault( Dassault Wine Estates)
- 【Consulting】Rolland et Associés(Michel Rolland)
- 【Ggeneral manager】Laurence Brun
- 【Region or Appellation】Saint-Emilion Grand Cru > Bordeaux > France
- 【Classification】Saint-Emilion Grand Cru
- 【Wine Style】Red-Savory and Classic
- 【Grape/Blend】Bordeaux Blend Red Wine
- 【Blend】Merlot, Cabernet Franc, Cabernet Sauvignon
- 【Food Pairing】Beef and Venison
- 【Sweetness】Dry
- 【Maturation】French Oaked
- 【Alcohol ABV】13.5%-14.5%
- 【Avg. Price 】¥8,000/750ml
Winery
- Château Dassault は、Bordeaux 地方 Saint-Emilion のすぐ北にある Saint-Emilion Grand Cru Classé に格付けされたワイン醸造所です。この醸造所は以前 Château Couperie と呼ばれていましたが、1955年にフランスの航空業界の大富豪 Serge Dassault によって買収された後、名前が変更されました。
- 1955年の最初の Saint-Emilion の格付けには入っていませんでしたが、約10年の投資と改良の結果、この醸造所は1969年に Grand Cru Classé status の格付けを獲得しました。
- 有名な醸造学者である Michel Rolland が、1975年から顧問醸造家を務めており、1995年には Laurence Brun が総支配人の役割を引き継ぎました。
- 現在、Château Dassault は Dassault Wine Estates のメンバーであり、このグループには Château La Fleur と Château Faurie de Souchard の2つの Saint-Émilion Grand Cru Classé の醸造所も含まれています。
- Château Dassault vineyards は、Saint-Émilion 台地の北側の丘に24haあります。これらの斜面は、主に砂と石灰岩の土壌で構成されており、主に Merlot (75%)、Cabernet Franc(22%)と Cabernet Sauvignon (5%)が植えられています。
- 平均樹齢35年のブドウの木から収穫されたこれら3種類のブドウ品種が、 Ch. Dassault Grand Cru ワインに使われています。
- 若い Merlot と Cabernet Franc から収穫されたブドウは、このシャトーのセカンドラベル Le 'D' de Dassault に使われます。
- ブドウは手摘みで収穫され、醸造所で選別されます。畑ごとの区画ごとに、温度管理された小さなコンクリートタンクで別々に醸造されます。発酵後、ワインは約12〜18ヶ月間、 French oak 樽で熟成されます。そのうちの約3分の2は新樽です。
- 年間生産量は、Ch. DassaultGrand が約9万本で、セカンドラベルの Le 'D' de Dassaultは約3万本です。
- Serge Dassault は、2018年に亡くなり、この不動産は彼の息子の Laurent に引き継がれています。 's death in 2018, the estate has passed to his son, Laurent.
Last updated 23-Jun-2024
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Wine 雑学
AOC(AC)ワイン
ボルドーの特有の制度 Chateau system
- AOCとは Appellation d'Origine Controlee (原産地統制呼称制度) の略。
- フランスの伝統的なワイン産地には、使っている葡萄品種や栽培方法、醸造方法などにそれぞれ固有のスタイルがあり、そのような産地の個性を守るための法的な規制です。
- 1935年にフランスで制定され、INAO(国立原産地名称研究所)が管理をしています。
- AOCが正確な表現で、「AC」は、「AOC」の表現が何度も続く場合に簡略化して言う場合。
- 原産地とあわせて言う場合に「AC」を使う。 AC.Bourgogne の Bourgogneが「AOC」の「O」に当たる原産地名となります。
ボルドーの特有の制度 Chateau system
- ボルドーの特有の制度として「シャトー名をラベルに表示」したワインを市場に出すための条件を決めた制度です。
- ボルドーワインは「Chateau Wine」と「Generic Wine」に分けられる。
- シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
- 自己の葡萄畑で栽培した葡萄のみを使用する
- 自分の醸造所でワインに仕込む
- 自分のところで樽貯蔵する
- 自分のところで瓶詰めを行う
- Chateau Wine の中でも常に高品質ワインを造っているシャトーには公的「格付け」がなされておりラベルには「Cru Classe」と表示し区別している。
- シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
- ボルドーの大手酒商(メーカーやネゴシアン)が、その地区や村の葡萄や樽酒を買い集め、混醸したワインを言う。 当然ながら他の地区や他の村の葡萄や酒を混ぜることは出来ません。
- ワインはその地区や村の性格を反映し、AOCの規定に従った一定の水準以上のものでなければならない。
- ラベル表示はAOCにのっとって3種類に分けられる。
- ボルドー全域のもの「Bordeaux」、地区のもの「Medocや Graves・・・・」、「MargauxやSt-Emilionなど」村名表記されたものは、セミ・ゼネリックとワンランク上の呼び方をする。
Saint-Émillion の格付け(1955年制定)
- Saint-Émillion は1955年以来、公的格付けがなされていて、10年毎に見直しを計る事になっています。
- これまでに1969年、1986年、1996年、2006年、2012年、2022年の6回にわたって改訂された。
- 格付けはそれぞれのシャトーのワインの価格や地価、ブランド性に大きく影響を及ぼします。そのため、2006年の見直しでは、降格した13のシャトーのうち八つのシャトーがその公平性を巡って不服を申し立て、訴訟となる。結果、2006年の格付けは取り消しとなり、1996年の格付けの効力を2011年まで延長するという暫定措置が取られた。
- 2012年の格付けでは、Premier Grand Cru Classé A に、新たに Château Pavie と Château Angélus が加わった。それまでは、Château Cheval Blanc と Château Ausone の2つのドメーヌだけだった。また、小さなガレージワイナリーから急成長しシンデレラワインという呼び名を持つCh. Valandraud や Ch. Canon La Gaffelière など四つのシャトーが Premier Grand Cru Classé B に昇格した。
- 2022年の格付けでは、Ch. Figeac が Premier Grand Cru Classé A に昇格した。
- 1955年から頂点に立ち続けてきたPremier Grand Cru Classé A の Ch. Ausone と Ch. Cheval Blanc の2シャトーが、審査基準を理由に格付けに参加しないことを表明。
- Ch. Angelus は、共同経営者の有罪判決を受けて格付けから撤退。
- Ch. Canon La Gaffelière(Premier Grand Cru Classé B)も、格付けを辞退。
2022年のプルミエ・グラン・クリュ・クラッセに格付けされたシャトー
Premier Grand Cru Classé A
- Ch. Figeac
- Ch. Pavie
- Ch. Beau-Sejour-Becot
- Ch.Beausejour Duffau Lagarrosse
- Ch. Belair-Monange
- Ch. Canon
- Ch. Canon La Gaffelière
- Ch. Larcis-Ducasse
- Ch. Pavie-Macquin
- Ch. Troplong-Mondot
- Ch. Valandraud
- Clos Fourtet
- La Mondotte
- Ch. Trottevieille