ボルドーワイン　Ch.les Ormes de Pez 1995'-ワイン好きの海外生活ブログ

ボルドーワイン　Ch.les Ormes de Pez 1995'

2022年12月23日金曜日

Ch.Lynch Bages のオーナー、カーズ家が所有し、同じ醸造チームが手掛けるサン・テステフのワインがこのシャトー・オルム・ド・ペズです。

シャトー・ランシュ・バージュCh.Lynch Bages と言えば、メドック格付け第五級にも関わらず安定した高い品質から格付け二級に匹敵すると称賛されているシャトーです。そのチームが作るワインだから、品質保証は間違いなし。

ボルドーワイン Ch.les Ormes de Pez

Ch.les Ormes de Pezの基礎知識

【種類・格付け】AOCワイン / Chateau Wine / Cru Bourgeois Exceptionnel
2011年に正式に分類が廃止され、他の5つの Cru Bourgeois Exceptionnel とともにマーケティンググループである Les Exceptionnels に属すようになった。
【Region / Appellation】St.-Estephe > Medoc > Bordeaux
【Wine Style】Savory and Classic
【Cepages】70/CS 10/CF 20/ME
【Grape/Blend】Bordeaux Blend Red Wine
【Food Pairing】Beef and Venison
【生産者】Ch.les Ormes de Pez
【醸造家】【管理者】J-M-Cazes (Jean Michel Cazes)
【平均価格】￥5,200/750ml
『Web site』https://www.ormesdepez.com/fr/aoc-saint-estephe

ボルドー中心部から60㎞程離れた St.-Estephe 村の西にある Pez の小さな集落の中にある18世紀半ばに設立されたシャトー。フランス革命以前は、この土地はサンテステフにある Domaine de Pez の一部であった。

所有する畑の総面積は35ha、平均樹齢35年のブドウ樹が1haに約9千本という高い密度で植えられています。ジロンド河と大西洋の影響により、ブドウ畑は穏やかな海洋性気候を享受しています。
Cabernet Sauvignon が54％主に砂利質の土壌に植えられ、 Merlot が、37％砂質粘土質の土壌に植えられています。残りは Cabernet Franc と Petit Verdot が植えられています。
葡萄は手摘みで収穫され、温度管理されたステンレスタンクで発酵されます。その後、フレンチオーク（約半分は新樽）で熟成させます。

フランス革命後、Château Ormes de Pez は所有者が、ポイヤックの名門、メドック格付け第5級の Lynch Bages を所有するCazes家が所有しています。
現在は Château Lynch-Bages , Cordeillan-Bages.とともに Société Jean-Michel Cazes の傘下に入っている。

St.-Estepheの「Ch.les Ormes de Pez」、Pauillacの「Ch.Lynch Bage」の所有者です。彼は AXA Millésimesの取締役に就任すると「Ch.Pichon Longueville Baron」「Ch.Cantenac Brown」「Ch.Suduiraut」「Ch.Pibran」等を買収し大規模改革を行いAXA Millésimesの資産価値を向上させます。但し投資目的での購入ですのでいずれ売却されるでしょう。2000’でAXA Millésimesの取締役を退任しています。

1932年

メドック地区のシャトーで、1855年の格付けの対象にならなかったシャトーの内、質の高いワインのシャトーのオーナー達が、自分達のワインに付加価値を付けるために、ワイン仲買人に頼んで作った非公式格付けの「Cru Bourgeois」が発足した。（444銘柄）

2003年

2007年

2009年

3つの等級に格付けされた等級を廃止し、序列のない「Cru Bourgeois reconaissance（認証）」になり格付けというより品質ラベルといった性質のとしての再出発となった。
が、これも問題がないわけではなく、これまでCru Bourgeois Exceptionnelに格付けされていた９つのシャトーが脱退する。

2011年