カベルネの比率が高く長期熟成型のどっしりとしたワインが多いメドックにおいて、メルロの比率を高くし、早くから飲める親しみやすいスタイルを目指すベイシュヴェルの存在は特殊かも。優雅さとフィネスを保つ引き締まったボディが特徴。
Wine étiquette
Tasting
- ボリューム 軽□□□□□■□重
- タンニン 控□□□□□■□渋
- 甘み 辛□■□□□□甘
- 酸味 弱□□■□□□□強
- 口に含むと、きめ細かなタンニンや果実の旨み、酸の斬れ味は、とにかくパーフェクト。尋常ではない保存状態の良さを感じます。1982’はグレートヴィンテージでした。
Profile
- 【Ownership】Suntory and Castel.
- 【Region or Appellation】St-Julien > Medoc > Bordeaux > France
- 【Classification】4eme Grand Cru Classé
- 【Wine Style】Red-Savory and Classic
- 【Grape/Blend】Bordeaux Blend Red Wine
- 【Blend】Proprietary Blend
- 【Food Pairing】Beef and Venison
- 【Sweetness】Dry
- 【Maturation】French Oaked
- 【Alcohol ABV】13%
- 【Avg. Price 】¥39,000/750ml
Winery
- Château Beychevelle は、Bordeaux北部の Haut-Médoc 地区、 Gironde 河口の左岸に位置する Saint-Julien appellation に拠点を置く、評判の高いドメーヌである。
- このドメーヌのフラッグシップの Cabernet Sauvignon 主体のワインは、しなやかな力強さと滑らかで豊かな texture で知られ、優れたヴィンテージは素晴らしい熟成能力を持つ。
- 1855年の Bordeaux Classification では、第4級に格付けされている。
- この250ヘクタールのドメーヌは、 Saint-Julien appellation の南東に位置し、Beychevelle の小さなコミューンのすぐ外側にある。 シャトーは Branaire-Ducru の東、 Ducru-Beaucaillou の南に位置する。
- Beychevelle の畑は、 Garonne 河の深い砂利地に90ヘクタールあり、そのうち57パーセントが Cabernet Sauvignon が植えられており、このワインは Cabernet Sauvignon が主体である。残りの40%が Merlot 、3%が Petit Verdot です。
- その名を冠したフラッグシップ・ワイン(grand vin)は、オーク樽で18ヶ月熟成させるが、その半分は新樽である。
- セカンドワインの Amiral de Beychevelle は、グランヴァン用以外の区画から造られる。 畑のいくつかの区画は Saint-Julien との境界線の外にあるため、Haut-Médoc classification で Les Brulières de Beychevelle として造られている。
- Beychevelle の名は、16 世紀にこの領地を所有していた海軍提督の初代 Eperno 公爵に由来する。 Garonne 川を行き交う船は敬意を表して帆を下げなければならず、「Baisse-Voile」帆を下げるという言葉から Beychevell となった。
- シャトーは現在、Castel-Suntory のジョイント・ベンチャー Grand Millésimes de France が所有している。
Last updated 29-Nov-2024
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Wine 雑学
AOC(AC)ワイン
AOC(AC)ワイン
- AOCとは Appellation d'Origine Controlee (原産地統制呼称制度) の略
- フランスの伝統的なワイン産地には、使っている葡萄品種や栽培方法、醸造方法などにそれぞれ固有のスタイルがあり、そのような産地の個性を守るための法的な規制です。
- 1935年にフランスで制定され、INAO(国立原産地名称研究所)が管理をしています。
- AOCが正確な表現で、「AC」は、「AOC」の表現が何度も続く場合に簡略化して言う場合。
- 原産地とあわせて言う場合には、「AC」を使う。例としてAC.Bourgogne との表示は Bourgogneが「O」に当たる原産地なのでACを使っています。
Chateau system
Chateau system
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
- Chateau system とは、ボルドーの特有の制度として「シャトー名をラベルに表示」したワインを市場に出すための条件を決めた制度です。
- ボルドーワインは「シャトー・ワイン」と「ゼネリック・ワイン」に分けられる。
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
- 自己の葡萄畑で栽培した葡萄のみを使用する
- 自分の醸造所でワインに仕込む
- 自分のところで樽貯蔵する
- 自分のところで瓶詰めを行う
- Chateau Wine の中でも常に高品質ワインを造っているシャトーには公的「格付け」がなされておりラベルには「Cru Classe」と表示し区別している。
「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
- ボルドーの大手酒商(メーカーやネゴシアン)が、その地区や村の葡萄や樽酒を買い集め、混醸したワインを言う。 当然ながら他の地区や他の村の葡萄や酒を混ぜることは出来ません。
- ワインはその地区や村の性格を反映し、AOCの規定に従った一定の水準以上のものでなければならない。
- ボルドー全域のもの「Bordeaux」
- 地区のもの「Medocや Graves・・・・」
- 村のもの「MargauxやSt-Emilionなど」。これはセミ・ゼネリックとワンランク上の呼び方をする。