【建物】1908年(明治41年)竣工 三級古跡
【設計】近藤十郎
【場所】MRT西門駅 萬華区成都路10号
【設計】近藤十郎
【場所】MRT西門駅 萬華区成都路10号
日本統治時代初期1890年頃、荒地だった門外に日本人街ができた。これが西門町の始まりで開拓当時は「台北座」「栄座」などの芝居小屋がある浅草のような繁華街だった。1930年代にはいると映画館街として栄えた。
1908年(明治41年)に今は西門のランドマークになっている赤レンガの建物「八角楼」が台北西門市場として建築された。1階は日用品、2階は書画骨董を販売する公設市場として賑っていた。八面体は「八方から客が集まる」為にという意味が有るらしい。 戦後は大陸から渡ってきた人々で賑わい、大陸を懐かしみ戦前の上海歌謡などのショーを見に通 ったようだ。現在でも当時の名残か、四川料理が軒を並べている一角が有る。1980年代には、他地域の発展により、活気を失っていった西門町だが、1990年代頃からは若者向けの繁華街として活気を取り戻している。
歴史とは不思議なもので、日本時代は芝居小屋、戦後は演芸館、現在は映画館の様に、この街 のDNAには芸能が組み込まれているのだろう。
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