以前は「Henriot Blanc Souverain Pur Chardonna」として知られていた。
✴Bordeaux はシャトー名、Bourgogne はクリマ、Champagne ではブランド名が重要。
Wine étiquette
Tasting
- ボリューム 軽い□□□■□□重い
- 発泡性 弱□□□□■□強い
- 酸味 まろやか□□□□■□シャープ
- め細かい泡立ちでフレッシュなアロマガーネット心地よい クセのない清楚な感じがブランのド・ブランの特徴的な良さだと思う。 和食と合わせて最高。
Winery Champagne Henriot
- Champagne Henriot は、Champagne 地方の独立系家族経営メゾンである。
- Henriot 家は、 Vallée de la Marne, Montagne de Reims と Côte des Blancs に点在する約35ヘクタールのブドウ畑を管理している。 これらの畑は、同社が必要とするブドウの約20%を供給しており、残りのほとんどは契約栽培農家から供給されている。
- Pinot Noir は主に Montagne de Reims の北斜面にある premier と grands cru の畑から、Chardonnay は主に Côte des Blancs から選ばれる。Chardonnay は Henriot の最も重要な品種である。
- ポートフォリオには一般的な Blanc de Blancs と grand cru の畑のブドウのみを使用した premium Cuve 38がある。 これ以外に Demi-Sec と Rosé Brut, Vintage Brut と Roséも造っている。
- Brut Souverain は、名声と生産量の両方において、このメゾンで最も重要なワインであり、 Pinot Noir と Chardonnay がほぼ同量と少量の Pinot Meunier で造られています。
- 以前は Cuvée des Enchanteleurs と名付けられていた最高級の Cuvée Hemera は、最良の年にのみ生産される。Cuvée Hemera の最初のヴィンテージは2005年。
- Henriot は、Chardonnay からエレガンスとミネラル感を、熟成したPinot Noirからは力強さと骨格を引き出し、”エレガント、洗練、レースのような繊細さの Champagne を造っています。
- Henriot 家はもともと Lorraine 地方の出身だったが、1640年に Champagne 地方に移り住み、ワインの仲買人とブドウ畑の買収を始めた。
- 1808年の創業以来、一貫して家族の名前を冠したエレガントなシャンパーニュを造り続けています。
- 1850年にオランダ王室、そして1905年にオーストリア・ハンガリー帝国王室および王立裁判所の御用達シャンパーニュとなり、現在では多くの三ツ星レストランのハウス・シャンパーニュとして提供されています。
- 現在では、ブルゴーニュの Bouchard Père et Fils 、シャブリの William Fèvre 、ボジョレーの Villa Ponciago など幅広いグループの一員となっている。
Last updated 20-Mar-2023
Henriot Brut Souverain
- 【Ownership】Joseph Henriot
- 【Region・Appellation】Champagne Blanc de Blancs(注1)> Champagne > France
- 【Wine Style】Sparkling - Complex and Traditional (注2)
- 【Grape / Blend】Chardonnay
- 【平均価格】¥10,000 / 750ml
- 【Food Pairing】Shellfish, Crab, Lobster
- 【Alcohol ABV】12%
- 【Dosage】Brut
- 【Sweetness】Dry
- 【Blend】100% Chardonnay
- 【Maturation】Unoaked
- 【Total Production Volume】More than 100,000 Bottles
Champagne
- Champagne 地方は、パリの北東約150Kmに位置し、フランスのワイン産地としては、最も北にある(北緯50度)。
- 平均気温約10度Cで、葡萄栽培にとっては厳しい気象条件である。
- この地方には北側に背の高い森林があり、冬の冷たい北風と霜を防ぎ、 マルヌ川から立ち昇る水蒸気の湿度がその厳しさを緩和している。とは言え、冷害や日照不足による影響は大きく、不作の年のワイン生産は4分の1になってしまうこともある。
- 土壌は、シャブリと同質のキンメリジャンと呼ばれる石灰岩の混ざった泥土質で、 この水はけの良い白い土壌が、乏しい日光を反射、吸収し、葡萄の成育を促している。(シャンパーニュとは、白い土壌の平野を意味する)
- 「シャンパン」とは、このシャンパーニュ地方の限定された地区で栽培された葡萄を使い、葡萄の品種や製法などワイン法に規定された条件を満たした「発泡ワイン」のみを言い、この条件を満たしていないものは「シャンパン」を名乗ることは出来ない。
- この地方の中心地は、Reims 市と Epernay 市。Reims 市のノートルダム大聖堂はゴシック建築の傑作で世界遺産にも登録されている。現在は、発泡性ワインの産地だが、17世紀後半までは非発砲ワインのみの産地であった。
- シャンパーニュのカーヴは、ブドウ畑の下層にあり、その下層土壌は石灰岩で、ワインの熟成にはうってつけの条件を備えている。
- 深さ10~50mの石灰岩に掘られたカーヴの中は、光も音も届かず、8~12度の気温で湿度も一定である。
- Reims と Epernay の地下のカーヴは、端から端まで、どちらも300km以上もの長さがあり膨大なワインが熟成の時を過ごしている。
- 大手メゾンの中には、カーヴが数十キロに及ぶものもあって、カーヴの中を電動車を使って移動している。
- Reims の地下には、古代ローマ時代に道路や町の建設のために使ったチョークの採石場の跡のカーブが残っていて、それをそのまま使っている。歴史的記念物にも指定されている。
(注1)Champagne Blanc de Blancs とは
- 白ワイン品種 Chardonnay 殻造られた物を Blanc de Blanc 、赤ワイン品種 Pinot Noir / Pinot Meunier で造られた物を Blanc de Noirs と呼ばれます。
- Chardonnay は、赤ワイン品種よりも柑橘系の味がする傾向があり crisper でドライな傾向があり、食前酒またはシーフードのパートナーとみなされる可能性が高い。
- Côte des Blancs は、Champagne 地方の Blanc de Blanc 生産の中心地です。
- Champagne 北部の Epernay 市から南へのびる「ホワイトの丘」丘陵の東及び南向きの斜面で Chardonnay の栽培(96%)がされています。白亜質の粘土ベースの土壌は他の場所よりも白ブドウ栽培の生産に適しています。
- Champagne の Premier Cru / Grand Cru のステータスは、個々の区画ではなく村に与えられます。
- Grand Cru の村は「Le Mesnil sur Oger」「Cramant」「Avize」「Oger」「Oiry」「Chouilly (Blancs)」の6村です。
- Premiers Crusの村は「Bergere-les-Vertus」「Chouilly (Noirs)」「Cuis」「Etrechy」「Grauves」「Vertus」「Villeneuve-Renneville-Chevigny」「Voipreux」です。
- ワインはフレッシュさを失わずゆっくりと熟成し、スケールが大きく、デリケートでエレガンスをそなえている。
- 成熟度は、Blanc de Blancs の味にも影響を及ぼします。Chardonnay ベースのワインは、若いときに柑橘類、青リンゴ、ミネラル感をより多く示します。しばしば、蜂蜜のバターを塗ったトーストの characters が有ります。
- 最高品質の Blanc de Blancs の vintage Champagnes は、あらゆるカテゴリーの sparkling wine の中で最も長持ちします。
公式Champagne の甘さレベル
- Doux ;最低50grams/Per liter
- Demi-sec ;33–50g/L
- Sec ;17–35g/L
- Extra-Sec / Extra Dry ;12–20g/L
- Brut ; 0–12g/L
- Extra Brut ;0–6g/L
- Brut Nature/Zero ;0–3g/L
現在は、Brut,Extra Brut,Brut Nature が人気です。
(注2)Sparkling-Complex and Traditional とは
- バターから焼きりんごやトーストまで、このスタイルはヴィンテージのシャンパンやその他の世界中の熟成スパークリングワインに共通しています。
Brioche,Yeasty,Hazelnut,Fine bead,Baked apple,Butter,Vanilla など
Chardonnay のフードマッチング
- Smoked salmon terrine
- Pork and prawn dumplings
- Fried chicken with chilli mayo
用語解説
- Remuageとは、瓶内二次発酵の後に瓶の底に沈んでいる滓を瓶の口に集める作業。熟成時に横に寝かされていたボトルを少しずつ左右に回しながら瓶口を下にして倒立させ、澱を瓶口の栓の近くに集める工程。
- disgorgement とは、Remuage によって瓶口に集められた澱を取り除く作業。
- dosage とは、disgorgement の後に目減りした液量を補うとともに糖度の調整を目的としてリキュールを加えること。
- RM(レコルタン・マニピエラン)とは、自社畑のブドウだけでその畑の特徴を活かした Champagne を造り出生地の村名を冠して販売している。
- NV(Non-Vintage)
- ワイン原料のブドウの収穫年のあるなし。
- 黒・白系の葡萄、異なる村、異なる年のものの混醸。
- 甘口から辛口まである。
- 年号表示無し。
Champagne 購入に必要な基礎知識
- Champagne 地方の格付けは醸造業者ではなく村単位に決められている。格付けは上から Grands Crus,Premiers Crus,Autres Crus,の3分類でブドウ価格を決める為のものです。
- Grands Crus のラベル表示は、Grand Cru 畑の葡萄100%で造ったという意味を持っている。
- 大手メゾン(生産者)の Champagne は、ブレンドの技を売物として複数の村のブドウを混ぜて造ります。よって Grands Crus のラベル表示は殆ど見当たらない。
- 自らが醸造・瓶詰め・販売を行うRM(レコルタン・マニピュラン)は、自社畑のブドウだけでその特徴を活かしたシャンパンを造るのでブドウ出生地の村名を冠して販売している。
Champagne 代表的メーカ
★★★
- Bollinger ボランジェ
- Krug クリュッグ
- Salon サロン
- Veuve Cliquot Ponsard ヴーヴ・クリコ・ポンサルダン
- Pol Roge ポール・ロジェ
- Billecart-Salmon ビカール・サルモン
- de Sousa ド・スーサ
- Deutz ドゥーツ
- Egly Ouriet エグリ・ウーリエ
- Jacques Selosse ジャックス・セロス
- Joseph Perrier ジョセフ・ペリエ
- Henriot アンリオ
- Moet Chandon モエ・シャンドン
- Taittinger テタンジュエ
- Pommery ポメリー
- Alfred Gratien アルフレッド・グラティアン
- Charles Heidsick シャルル・エードシック
- Duval-Leroy デュヴァル・ルロワ
- Gatinois ガティノワ
- Lamson ランソン
- Laurent-Perrier ローラン・ペリエ
- Ruinart ルイナール
- G.H.Mumm マム
- Perie Jouet ペリエ・ジュエ
- Paul Bara ポール・バラ
フランスには国で定められたワイン法があり、2008年までは「AOC法」、2009年からは「AOP法」で定められています。