この地域で最も人気のある Blanc de Blancs シャンパンです。 #Champagneワイン #ふだん飲みワイン
About the Product
- 【生産者】 Champagne Delamotte (Champagne Salonの姉妹会社)
- 【Ownership】Laurent Perrier
- 【Hierarchy/Region・Appellation】Blanc de Blancs > Champagne> France
- 【ワインスタイル】Sparkling - Complex and Traditional / Brut
- 【Grape / Blend】Chardonnay
- 【平均価格】¥6000 / 750ml
- 【おすすめ料理】Shellfish, Crab, Lobster
- ボルドーではシャトー名、ブルゴーニュではクリマ(畑名)、シャンパーニュではブランド名が重要。
Wine Style Characteristics(特徴)
※ Sparkling-Complex and Traditional
- バターから焼きりんごやトーストまで、このスタイルはヴィンテージのシャンパンやその他の世界中の熟成スパークリングワインに共通しています。
- Brioche
- Yeasty
- Hazelnut
- Fine bead
- Baked apple
- Butter
- Vanilla
※ Chardonnay
- Chardonnay は世界で最も広く栽培されている有名な白ワイン用ブドウ品種です。最も評価の高い地区は Burgundy と California ですが、 Italy, Australia, New Zealand, South America も高評価を得ています。
- 多くの Chardonnay wine は香りが複雑ですが、これは品種からではなくワイン製造技術(特にオークの使用)によるものです。「ワインメーカーのワイン」と言われる所以はです。
- Malolactic 発酵は独特のバターの香りをワインに与えます。オーク樽での発酵および熟成は、バニラ、スモーク、クローブやシナモンなどの甘いスパイスの note が有ります。バレル内での長時間の粕の接触は、ビスケット、生地の風味を与えます。
- Chardonnay ワインに見られるフルーティーな flavors は、トロピカル(バナナ、メロン、パイナップル、グアバ)からストーンフルーツ(ピーチ、ネクタリン、アプリコット)、柑橘類、リンゴにまで及びます。
- 気候がどのフルーツフレーバーを持つかを決定します。大まかに言えば、California, Chile, Australia のような暖かい地域はトロピカルフレーバーを、 Burgundy 南部や New Zealand 北部などの温帯地域ではストーンフルーツのフレーバーを、非常にクールな Chablis, Champagne, Germany などは、青リンゴのフレバーがあります。
- Chardonnay ワインのテイスティングノートにはよくチョーク、湿った石、砕いた貝殻などのミネラル記述が取り入れられていますが、これらはブドウ園の土壌に起因する場合があります。最も有名な minerally Chardonnay wines は、unoaked style の Chardonnay に焦点を当てた Chablis のワインです。
- Chardonnay はスパークリングワイン(Dry wines )で Pinot Noir とペアで使用されたり、カナダでは貴腐した甘い Chardonnay ice wines を生産しています。
- Chardonnay は、比較的高い収量を生み出し、幅広い気候で成長し、比較的簡単に許容できる品質のワインにすることができます。貧しいヴィンテージでは、不足分をオークのフレーバーで覆い、不作による経済的影響を減らすことができます。
- いくつかのブドウ栽培の課題は有りますが、古くからの技術でカバーしています。非常に温暖な気候では、自然の酸味を失う傾向があり、平らで誇張されたワインになります。これは、酸を加えるだけで部分的に修正するか、早めに収穫し、オークとマロラクティック発酵を使用して風味の欠如を補うことで修正できます。涼しい気候の葡萄園は、ブドウの木が季節の早い時期に芽を出し、開花し、春の霜の影響を受けやすくなるため、 Burgundy 特に Chablis の生産者は、伝統的にブドウの木の列の間にブレイザーを置いてこれを軽減してきました。これらは暖かさのためだけではなく、霜を防ぐ気流も作り出します。
- Butternut squash risotto (risotto alla zucca)
- Japanese-style pork belly
- Roast chicken with honey-sesame carrots
structure の意味合い
- 甘味、酸味、タンニン(渋み)、アルコールなどの要素で造られる、ワインの味わいの骨格の事。
- アルコールや酸味等がバランス良く、多く存在していると、骨格=ストラクチャーがしっかりしている、と表現される。
- 例えるならば、花に直接鼻をつけた時の香りではなく、お花畑で全体的に香る『花の香り』の様な柔らかい香りを表現する時に使われます。
- 白ワインでよく使われる表現です。
生産者 Champagne Delamotte
- Côte de Blancs の Le Mesnil-sur-Oger 村の Champagne house です。
- Eperney 近郊 にぶどう畑を所有していた François Delamotte が1760年、Vine de Champagne という会社をReimsに設立、これが Delamotte の前身となる。
- その後長男の Alexandre が成人を迎えた1786年を機に、社名を Delamotte Pale et Fissに変更し現在に続くブランドが誕生する。
- その後 Alexandre の弟 Nicolas Louis が会社を引き継ぎ Jean-Baptiste Lanson との共同経営となる。
- 1837年に Nicolas Louis が亡くなり社名は Delamotte から Lanson に変更され、 Delamotte ブランドは一時消滅することになる。
- 20世紀に入り、Mari-Louis de Nancourt-Lanson により、1927年に Delamotte の名が復活する。そして1988年に Salon とともに同じ Nancourt家が経営する Laurent-Perrier 社の傘下に入り現在にいたっている。
- 主に、「Le Mesnil sur Oger」「Cramant」「Avize」「Oger」の Grand Cru 村の白亜質土壌から栽培されたブドウで生産されています。
- Brut と Rosé Champagnes 用にPinot Noir と Pinot Meunier を植栽しています。
- 赤用品種はGrand Cru 村「Bouzy」や「Ambonnay」「Tours-sur-Marne」村から供給しています。
- すべての Champagne は Brut で、販売用にパッケージ化される前に少量の dosage があります。
- キメ細かいクリーミーな泡立ち。グレープフルーツやピーチのフレッシュなアロマ。気品溢れるフィニッシュは、サロンとの近似性を感じさせます。
- Brut のブレンド比率は Chardonnay(55%), percent Pinot Noir(35&), 10 percent Pinot Meunier(10%)。disgorgement(澱を取り除く作業)前に36ヶ月瓶内熟成されます。dosage の割合は平均で15g/Lといったところですが Delamotte社の場合は9g/1Lと少なく、これは元になるワインの質が高い事を示唆している。
- Blanc de Blanc は、Grand Cru Chardonnay で造ります。NV(Non vintage)ですが10%程度が reserve wine になっています。4〜5年間瓶内熟成されます。
- Blanc de Blancs Vintage は、6年間瓶内熟成されます。
- Rosé Champagne のブレンド比率は、Pinot Noir(80%), Chardonnay(20%)です。約2年間瓶内熟成されます。
- Champagne Salonと同じブドウ栽培、ワイン製造、管理チームを共有しています。どちらの Maison も Laurent-Perrier が所有しています。
用語解説
- Remuageとは、瓶内二次発酵の後に瓶の底に沈んでいる滓を瓶の口に集める作業。熟成時に横に寝かされていたボトルを少しずつ左右に回しながら瓶口を下にして倒立させ、澱を瓶口の栓の近くに集める工程。
- disgorgement とは、Remuage によって瓶口に集められた澱を取り除く作業。
- dosage とは、disgorgement の後に目減りした液量を補うとともに糖度の調整を目的としてリキュールを加えること。
姉妹 Maison Salon
- 1911年、Eugène Emme Salon という一介の Champagne 愛飲家が造り上げたのが Salonです。
- 複数の Cru や 葡萄を 組み合わせるのが王道の Champagne において、Salon は異色を放ちました。「Le Mesnil sur Oger」村の Chardonnay のみを用い、生粋のblanc de blancに仕立てたからです。1つの村、1種のブドウ、1つの年、そんな唯一無二の Champagne が Salon なのです。
- この Champagne は、パリきっての社交場 MAXiM'S で振る舞われ、当時の富裕層の心をたちまち掴みました。
- 『Salon』は独特の哲学に基づき、ブドウの出来の良い年にだけ造られています。これまでの100年で、販売されたのはたった37回、まさに幻のシャンパーニュです。
- シャルドネの聖地、Cotes des Blancs の中でも Grands Crus「Mesnil sur Oger」 村の Chardonnay のみを使った Champagne は、ミネラルを豊富に含み、比類なき複雑なフレーバーを与えられ、その熟成に最低10年をかけています。
Côte des Blancs
- 白ワイン品種 Chardonnay 殻造られた物を Blanc de Blanc 、赤ワイン品種 Pinot Noir / Pinot Meunier で造られた物を Blanc de Noirs と呼ばれます。
- Chardonnay は、赤ワイン品種よりも柑橘系の味がする傾向があり crisper でドライな傾向があり、食前酒またはシーフードのパートナーとみなされる可能性が高い。
- Côte des Blancs は、Champagne 地方の Blanc de Blanc 生産の中心地です。
- Champagne 北部の Epernay 市から南へのびる「ホワイトの丘」丘陵の東及び南向きの斜面で Chardonnay の栽培(96%)がされています。白亜質の粘土ベースの土壌は他の場所よりも白ブドウ栽培の生産に適しています。
- Champagne の Premier Cru / Grand Cru のステータスは、個々の区画ではなく村に与えられます。
- Grand Cru の村は「Le Mesnil sur Oger」「Cramant」「Avize」「Oger」「Oiry」「Chouilly (Blancs)」の6村です。
- Premiers Crusの村は「Bergere-les-Vertus」「Chouilly (Noirs)」「Cuis」「Etrechy」「Grauves」「Vertus」「Villeneuve-Renneville-Chevigny」「Voipreux」です。
- ワインはフレッシュさを失わずゆっくりと熟成し、スケールが大きく、デリケートでエレガンスをそなえている。
- 成熟度は、Blanc de Blancs の味にも影響を及ぼします。Chardonnay ベースのワインは、若いときに柑橘類、青リンゴ、ミネラル感をより多く示します。しばしば、蜂蜜のバターを塗ったトーストの characters が有ります。
- 最高品質の Blanc de Blancs の vintage Champagnes は、あらゆるカテゴリーの sparkling wine の中で最も長持ちします。
- 毛皮商として成功したウジェーヌ・エメ・サロンが1900年代初頭にル・メニル・シュル・オジェ村に設立。「ぶどうが最良の年にしか造らない」がモットーで、ぶどうが不作だった年には生産を見合わせ、ヴィンテージが手に入った年にのみ最上質のシャルドネの一番搾り果汁だけを使用して生産する。現在JALのファースクラスで提供されているシャンパンとしても有名。
- Salon の「Le Mesnil」「Krug's Clos de Mesnil」は、Le Mesnil sur Oger 村の Chardonnay から生産しています。
- 1760年創業。シャルドネの特性を引き出すことで評価が高いメゾン。Salonの姉妹メゾンという位置づけを担っており、サロンが造られない年のぶどうを使用して造られるのがこのDeramotteとなる。ラインナップは「Brut NV」「blanc de blancs NV」「blanc de blancs Millesime」「Rose」の4種。全てに共通するのはChardonnayのキャラクターからくるクリーンで上品な風味。
- スタンダードなキュヴェのBrutでさえ、50パーセントと高い比率でChardonnayを用いる。(唯一の例外はPinot NoirとChardonnayを8:2の割合でブレンドするRoseだけ)
- 他の多くのMaisonの場合、スタンダード・クラスに使用するChardonnay種の割合は30パーセント前後です。Le Mesnil sur Oger 村をはじめCotes des BlancsのGrands Crusで収穫されたChardonnayの、ピュアな風味がMaisonのアイデンティ。
- 瓶内熟成期間はBrut NVで30〜36ヶ月と長く、blanc de blanc NVでは4〜5年も澱と一緒に寝かせられる。
- 品種やクリュ、長期熟成など当然ながらSalonとの近似性が散見され、Mesnilメニル、Avizeアヴィーズ、Ogerオジェール、CramantクラマンのChardonnayがAssemblage(調合)されたblanc de blanc Millesimeに至っては、プチ・サロンと呼んでしまいたくなるほどの気品と複雑味が堪能できる。
- 1859年にシャンパーニュ商人であったルロワ家と、ぶどう栽培家のデュヴァル家が共同でヴェルデュ村に設立。ぶどう栽培から醸造まで一貫した哲学を持って取り組むメゾン。
- Montagne de ReimsとCotes des Blancsに200ヘクタールのPremiers CrusとGrands Crusを所有し、コート・デ・ブラン地区では最大級のPremiers Cru所有者のひとつとして知られる。
Champagne
- Champagne 地方は、パリの北東約150Kmに位置し、フランスのワイン産地としては、最も北にある(北緯50度)。
- 平均気温約10度Cで、葡萄栽培にとっては厳しい気象条件である。
- この地方には北側に背の高い森林があり、冬の冷たい北風と霜を防ぎ、 マルヌ川から立ち昇る水蒸気の湿度がその厳しさを緩和している。とは言え、冷害や日照不足による影響は大きく、不作の年のワイン生産は4分の1になってしまうこともある。
- 土壌は、シャブリと同質のキンメリジャンと呼ばれる石灰岩の混ざった泥土質で、 この水はけのいい白い土壌が、乏しい日光を反射、吸収し、葡萄の成育を促している。(シャンパーニュとは、白い土壌の平野を意味する)
- 「シャンパン」とは、このシャンパーニュ地方の限定された地区で栽培された葡萄を使い、葡萄の品種や製法などワイン法に規定された条件を満たした「発泡ワイン」のみを言い、この条件を満たしていないものは「シャンパン」を名乗ることは出来ない。
- この地方の中心地は、ランス市とエペルネ市。ランス市のノートルダム大聖堂はゴチック建築の傑作で世界遺産にも登録されている。現在は、発泡性ワインの産地だが、17世紀後半までは非発砲ワインのみの産地であった。
- シャンパーニュのカーヴは、ブドウ畑の下層にあり、その下層土壌は石灰岩で、ワインの熟成にはうってつけの条件を備えている。
- 深さ10~50mの石灰岩に掘られたカーヴの中は、光も音も届かず、8~12度の気温で湿度も一定である。
- ランスとエペルネイの地下のカーヴは、端から端までで、ともに300km以上もの長さがあり、膨大なワインが熟成の時を過ごしている。
- 大手メゾンの中には、数十キロに及ぶものもあって、カーヴの中を、電動車を使って移動している。
- ランスの地下には、古代ローマ時代に道路や町の建設のために使ったチョークの採石場の跡のカーブが残っていて、それをそのまま使っている。歴史的記念物にも指定されている。
- ワイン原料のブドウの収穫年のあるなし。
- 黒・白系の葡萄、異なる村、異なる年のものの混醸。
- 甘口から辛口まである。
- 年号表示無し。
フランスには国で定められたワイン法があり、2008年までは「AOC法」、2009年からは「AOP法」で定められています。
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- 2004'11/20 宅飲みする。 ”キリッとした味わいの Brut。★★★★”